「ガン細胞も」エクトプラズム 怨霊の棲む家 kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ガン細胞も
いわくつきの安価な物件を即座に選んでしまったサラ・キャンベル(マドセン)。部屋を決めるにあたって、マットは地下室に魅入られたように選んでしまった。気味悪い幻覚は薬の副作用のせいかと思っていた。地下室の奥には秘密部屋があり、何とか開けてみると、不気味な道具ばかり。実はかつて葬儀場だったと一家の長ピーター(ドノヴァン)は聞かされた。サラとピーター、長男マット(ガルナー)の下に次男と長女。そしてベビーシッターも兼ねる姪ウェンディ(アマンダ・クルー)。彼らは経済的理由もあり、やむを得ず新居に暮らす。
マットとウェンディは図書館で葬儀場について調べてみると、そこには降霊術を営む親子があった。少年の霊媒としての能力は高く、全米から有識者たちが集まってくるほど。さらに霊媒能力を高めようと、近所の墓場から死体をかっさらってきて呪文みたいなものを死体の身体じゅうに切り刻み、まぶたを切り取っていたのだ。マットが病院で知り合ったポペスク牧師(イライアス・コティーズ)の協力を得て、悪霊を退散させようと奮闘する物語。
最期には少年がエクトプラズムを吐いて、降霊術に集まった人が謎の死を遂げていた。牧師はこの少年が悪霊の根源だと思っていたが、実は少年は悪霊を鎮めようとしていただけ。マットは少年が乗り移ったかのように病院から家へと戻り、隠し部屋にあった多くの死体に火をつけ家ごと燃やしてしまうのだ。家の財産が・・・
まぁ、怖いというかビックリするシーンが満載。ラストでは焼身自殺っぽく終わるかと思いきや、強いかーちゃんマドセンが息子を救い、しかも癌細胞が消失したというオマケつき!なんだか幸せに終わるってのはハリウッドらしいが、恐怖も半減。誰も死ななかったんだよね?牧師は危ないけど・・・