プレシャスのレビュー・感想・評価
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家族を大切にしたい。
感じたこと。 1.家族を大切にしたい。 2.夢が出来た。 息子、娘と旅行に行く。 3.学ぶことの重要性を感じた。 4.仕事は手段で最終目標は先に、持つ。 5.未来。
モニークの狂気は笑いを誘う
貧乏・肥満・DVの三重苦を背負った女の子を描く号泣映画だと思ってたら全然違った。
もちろん主人公プレシャスの境遇は悲惨この上ないんだけど、彼女はときどき開き直ったような明るさを見せるし、鬼母モニークの冷血っぷりは呆気にとられて笑いがこみ上げるほどだった。
力ずくで前向きにしたようなエンディングだったけれど、実際、彼女のその先の人生は過酷だ。すっきりした思いで劇場を去ることはできなかった。
貧困は、肥満を生む
2009年サンダンス映画祭グランプリ、第82回アカデミー賞の助演女優賞と脚色賞を受賞という華々しい受賞暦を誇るこの作品。映画自体はそれに反し、そんな輝かしい光を浴びない人々のお話。
虐待、妊娠、退学、出産と、まるでケータイ小説のような展開だが、この作品を見ると「そんなの嘘だろう」とはならない。悲しい納得がつく。貧困には実にさまざまな種類があると思うが、プレシャスの抱える貧困は、とても重い。まず、貧乏だと痩せるとは限らない。事実、貧困は肥満を生む。先進国においてはこれ常識。マクドナルドのような安価なジャンクフードは、貧困層の主食となっている。お金持ちは、オーガニックだマクロビオティックだとなるだろうけど、貧困層はそうはなれない。よって、プレシャスの肥満は貧困からくるものだと思う。物理的、そして精神的な貧困から。
プレシャスの陰湿な母親を演じているモニークが、助演女優賞にふさわしい怪演で観客にも迫ってくる。あまりにも希望のない生活のせいで、どんどん狂気に取り憑かれていく彼女は、現代社会の貧困が生んだモンスターであり、ひとりの哀れな中年女性だ。プレシャスを追い込むその形相、まさしくオスカーに値する。だが、彼女を一概に責められない社会が確実にそこに存在する。役者だけでも見る価値あり。
経済大国アメリカには、さまざまな貧困がある。そしてそれを、経済政策だけで打ち負かすことはできないのだ。
希望さえあれば、どんなに過酷な状況下でも生きてゆけるんだね・・・
プレシャス、名前は「大切な」などという意味なのに、両親からは全く大切にされていない。かわいそうすぎる境遇だ。でも、彼女には夢を見る力がある。そこがすごい。強い。同じ高校生の妊娠を描いた作品でも「ジュノ」とは大違いなことに驚く。「ジュノ」は友だちや家族に応援されて子どもを産むが、プレシャスは学校は退学させられ、母親からは虐待を受けて、生活しなくてはならない。それでも、フリースクールで同じような境遇の友だちや理解ある先生に出会い、少しずつ変わっていく。何よりも母親から自立しようとしたことがえらいと思った。そうすることによって、彼女は自分の立場がだんだんわかっていったような気がする。自立することの大切さを知った。はっきり言って救いのない話だが、観終わった後、落ち込んでしまうのではなく、私も明日からがんばって生きていこうという気にされてくれる。それこそがこの映画の魅力だと思う。
無題
なんとまあ次から次へと不幸が襲い掛かること! ありとあらゆる不幸ですよ。 それもすごいんだけど、全くへこたれないプレシャスちゃんもすごい。 とにかく前向き。 頑張って~と応援したくなるよね。うん…。
全てにでかい
父親にレイプされ、妊娠・出産をし、母親には嫉妬心からひどい仕打ちを受けている。そして、あほだと言われ、勉強は必要ないと言われる。こんなひどい目にばかりあっているのに、彼女はなんて強いんだろう。
母親の怖さから、自分の受けている仕打ちを人に言うことができない。だが、めげないで毎日を一生懸命に生きている。
周りの人がなぜ今まで助けに入らなかったのだろうと思うが、自分で言わなければ分からないし、踏み込むことができない。それに、ひどい目にあっても、やはり心の中で母親への愛情が存在している。
フリースクールに通い始め、いろいろな理由から普通の学校に通えない子たちと一緒にプレシャスは勉強をする。前の学校では分かっていても、自分から発言することがなかったが、フリースクールでは、一人ひとりが当てられ自分の力を伸ばすことができるのだ。字が書けなかったプレシャスも、最後には中学生レベルのことまでできるようになるのだ。
彼女がこんなにも成長ができたのは、レイン先生のおかげだ。彼女のように親身になってあげれる人がもっと前に存在していればよかったのにと付くずく思う。彼女の家にお世話になったプレシャスは、テレビのクリスマスのようだと思う。今まで彼女に本当の愛を誰が与えたのだろう。
父親がなくなり、エイズで死んだのだと分かる。レイプを受けていたプレシャスもエイズに感染していた。恋をしたかったと彼女は思う。なんて皮肉なものだろう。思春期の子に対してひどすぎるものだ。
最後に母親と別れ、2人の子供たちと3人で生活を始めるが、ひどい親からやっと逃げられたのに、次には病魔が彼女を襲うのだろう。
だがきっと、めげずに彼女は頑張って生きるのだろう。
日本だったら受け入れる器がない
普通の夢見る16歳の少女なのだ。それなのに、現実はどうしようもなく切ない境遇である。日本だったらニュースになり週刊誌のネタになるぐらいだ。実情は知らないが、この映画の背景がほぼ現実的だとしたら、もはやゴシップにならないほど日常的で、犯罪の範疇にも入らないのかもしれない。その代わり、こうした境遇の子供達を受け入れる施設もあるのだろう。日本だったら、政府の対応以前に、うやむやに隠蔽されそうである。アメリカにしても、これが白人だったら同じように隠蔽されそうだ。ある意味、これも人種差別ではないか。 プレシャスの境遇も悲惨だが、母親の苦しみも並大抵ではない。プレシャスにあたる気持ちも分かる。母親役のモニークの声が印象的。 温かさをもって接するフリースクールの教師(ポーラ・パットン)、母親の告白に涙する福祉課の担当官(マライヤ・キャリー)が巧い。 不遇を跳ね返して地をしっかり踏みしめて前向きに生きる・・・そんなラストだが、そうは簡単にいかんだろうなという思いで観終わる。
誰もがプレシャス。
鑑賞時の衝撃度でいけば群を抜く作品。
アカデミー賞ノミネート(助演女優&脚色で受賞)も
納得の出来栄えだったが、その内容はまさに酷く
プレシャスの置かれた環境には耐え難いものがある。
にも拘らず。。
どうだろう、このプレシャスの飄々とした巨体漢。
彼女の妄想癖には暗い未来などない。
明るく楽しく華々しい世界に身を置いている自分。
その体格で、その容姿で、父親に二度もレイプされ
妊娠・出産経験済み。弱冠16歳で!?である。
さらには母親から毎日のように虐待まで受けている。
それなのに!である。
彼女の巨体はそれを吸収しては排出してしまうのか。
終始「私は私」の精神で前向きな性格が異色で驚いた。
決して、お情け頂戴。お涙頂戴。の女の子ではない。
妊娠が元で学校を退学処分にされたプレシャスは、
校長からフリースクールを勧められ、渋々通い始める。
母親の体罰は激しく、学校など必要ないと言い放つ。
読み書きすら乏しかったプレシャスが言葉を覚えて
友人を作り、自分を擁護してくれる素晴らしい恩人に
巡り逢う。美談のように思える話だが、実際にそうある
べき場所であるべき行為に身を捧げている教師や
カウンセラーなど、おそらくはたくさんいるはずである。
…じゃあ日本だってどうなんだろう。
親の虐待で命を落とした子供達のニュースを見る度、
福祉は行政は何をやっていたのだろうと思ってしまう。
度重なる訪問や保護に徹しても悲劇を避けられない。
そこまで立入れないと親子間の繋がりを示唆してくる。
プレシャスとて、(あんな)母親の元へ帰るのである。
直に縁を切ればいいのに!と思うのは他人だからか。
命だって危険だというのに。。
どの母親にも我が子は「プレシャス(特別)」である。
可愛くてたまらない存在が憎しみの標的となる過程を
まったく身勝手な持論で展開させる母親の告白シーン。
演じたモニークは迫力の演技で私たちを圧倒する。
確かにあのシーンだけで、彼女の受賞に納得がいく。
私は涙ではなく、鼻水がズルズル垂れてしまったが^^;
他にも恩人教師を演じたP・パットンの素晴らしい演技、
素顔のマライアや看護師のレニクラなど大物歌手揃えv
プレシャスに対し押しつけのない恩師たちの実像は、
原作者のサファイアによる実体験からのアドバイスか。
ともあれガボちゃんことG・シディベの交わしが見事で、
大物相手に飄々と巨体を泳がせる。プレシャスがこんな
女の子で良かった。とこれからの苦難を想定するにも
何かしらの希望が見えてくる衝撃的な問題作であった。
ひとつだけ。。
心配事でいえばプレシャスの暴力的な性格である。
(母親似か?)
気に入らない相手をボンボンぶちのめす力を
そのうち反抗期を迎えるであろう我が子に使わぬよう、
大きなお世話とともに、私はアドバイスしたい。
(プレシャスの衣装やメイクも個性的でいい。悪くないぞv)
何てツライ生い立ち。
R+15の作品である。
性的虐待を扱っているからか。
でも、ひどい描写は少なく、このテーマに真剣に取り組んだ作品だ。
中学生も見て、自分のこと、親のこと、先生のこと、友人のことなど、考える良いきっかけにしてもらえれば・・・と思った。
プレシャスの生い立ち、現状はひどい!の一言。
でも、アフリカ系アメリカンに、普通に起こっていることとのこと。
日本でも、最近、乳幼児虐待の記事を、よく目にする。
親が子に与える無償の愛。
それを、知らない子もいるんだ。
父親にはレイプされ、母親からは虐待される。
こんな生活、もうイヤ!!
死にたくなるかもしれない。
でも、プレシャスは、前向きに力強く生きていく。
親に虐待されると、子にも同じようにツラク当たる人もいるようだけど、プレシャスには、反対に、温かく大切にしたいという気持ちがわいてくる。
プレシャスの、子どもと一緒に暮らすため、教養を身につけようと頑張る姿。
彼女が頑張るからこそ、先生や仲間の存在が勇気と力を与えてくれる。
ヒドイことの連続からの現実逃避の妄想が、暗く重いテーマを明るくさせる。
ソーシャルワーカーと母との3人の面談。
母親の「女」としての本音の吐露に、理解を示すが、2人の子供と一生懸命生きていくことを決心する。
プレシャスに、何でもいいからラッキーが起きて欲しい。
幸あれと祈らずにはいられなかった。
どんな境涯をも変えていく教育の力とその希望を感じさせてくれました。
およそ人の心を持った人であるなら、主人公のプレシャス人生には、まともに見ることすら息苦しく感じるほど、絵に描いたような不幸だったのです。 冒頭から、突然通学していた学校から、退学が告げられます。出産・妊娠を2度した不純異性交遊が理由でした。けれどもプレシャスの場合は、近親相姦だったのです。そんな訳ありも、一切校長に語ろうとしません。全く無抵抗に処分に従います。 3歳の頃からDVを受けてきた、プレシャスにとって、大人に反抗することを、すっかり諦めていたのでした。そればかりか、自分に次々降りかかる悪しき出来事を、半ば不可抗力として、抵抗することすら忘れてしまっていたのです。 でも悲しみや憤りを忘れたわけではありません。そのはけ口として、食欲に走ったのであり、もう一方では現実逃避し、常に夢見るナルシストになっていたのでした。 学校を退学となり、生活保護に頼っていた母親は、補助額が減額となることにヤケとなって、プレシャスをバカが勉強しても何にもならないと蔑みます。 けれども、前の学校で数学が良くできると褒められていたプレシャスは、諦めずにオルタナティブ・スクールに通い始めます。 日本語訳が、代替学校とあったのは誤訳で、正確にはフリースクールといったほうがいいでしょう。ヨーロッパのシュタイナー学校など独自教育を行っている教育機関を指します。 この学校とレイン先生との出会いが、プレシャスの虐げられた人生を変えていき、自立への道へと導くことになります。 でもプレシャスは、なかなか授業に馴染もうとしませんでした。文字も読めなかったというよりも、人前で文字を読むことすら強いコンプレックスを感じて、沈黙していたのです。レイン先生は、プレシャスの心を開くため根気よく、語りかけるのでした。 それにしても、教育の効果は偉大です。 文字が読めない頃は、自暴自棄で、明日のことすら夢を語ることもありませんでした。でも、長男を出産したとき、この子にいろんな話を聞かせてやりたいとプレシャスも思うようになり、少しずつ勉強を始めます。 二宮尊徳が「積小為大」と語ったように、プレシャスの僅かな勇気と毎日コツコツと覚えていく文字の学習が、やがては大学進学まで語り出すという、大きな希望を紡いでいくのです。 あれほどの不幸の申し子だったプレシャスの目がキラキラ輝いて、素敵に見えました。登場時は超肥満体を揺する「怪物」にしか見えなかったプレシャスですが、あ~ら不思議、ラストにはとってもチャーミングで、愛おしく、その名の通りプレシャスな存在に見えていったのです。 どんな外観でも、人には仏性があります。逆境のなかでその仏性がキラキラと輝く時、どんな境涯の人でも、周りを感動させてしまう輝きを放つことができるのでしょう。 希望を掴んだプレシャスは、虐待されてきた母親との関係も劇的に変える決意をしました。これまでは、何をされても従順に従ってきた反面、内面では激しく憎悪していたのです。 しかし福祉機関に保護され、母親と長らく面会拒否をするなかで、久々に面会に応じたとき、母親がなぜ自分に辛く当たってきたのか、その胸の内を知ったのです。 愛していた夫をわが子に寝取られて、子供まで産んで、その後夫は行方不明。一体自分は誰が愛してくれるのかと、泣きながら心境を吐露する母親に、一人の哀しい女としての性を感じ取ったプレシャスは、母親を許すのでした。それは母親に隷属していた恐怖心との決別も意味していたのです。親子と孫とも一緒に住もうという申し出には、ぴしゃりと拒否して、プレシャスは初めて自分の意志で、自立を決意するのでした。 これでハッピーエンドかと思ったら、さらに不幸がプレシャスを襲います。もう勘弁してくれ~となきなくなりました。でも自立したプレシャスは、そんなアクシデントも乗り越えていったので、ホッとした次第でありますぅ~。 全編通じて感じたことは、登場人物の多くが愛に飢えていたこと。マイケル・ジャクソンは、ヒーリング・アースと想いを込めて歌いました。今日も世界中のあちこちで、愛に飢えた人が彷徨っています。 プレシャスが、レイン先生との出会って感じた、こころがほこほこするような優しさを提供する人が、沢山いなかったら、この世は愛を貪る飢えた人々の群れとなっていくでありましょう。この映画を見て、小地蔵の胸が痛かったのは、地蔵菩薩の慈愛がまだまだ充分でないこと。地球全体を癒すためには、まだまだ頑張らなくっちゃいけませんねぇ。 ただプレシャス自体は、誰にも愛されないと叫んでいたのに、わが子から愛されいることを発見してからは、そのことが生き甲斐になっていくのですね。やっぱり、愛されていることを自覚すると、大きな力を生んでいくものなのですね。 ところで本作では、プレシャス役の新人女優ガボリー・シディベが、新人とは思えないほどのなりきりようでした。素晴らしい!そして、意外なキャストとして、登場するのがマライア・キャリー。マライアが演じたソーシャルワーカーのワイス婦人役は、普段の歌手としての姿とは別人のように違うノーメイク姿で役に挑んでいたのです。 ちょい役ではありましたが、どん底の主人公を土俵際で支える役柄として存在を発揮していました。救いようのない状況が続いた中で、マライヤの役回りは、確実に観客の心にほのぼのとした安心感を与えてくれました。 これから見る人は、ぜひ注目してください。
これは教育の映画
ケータイ小説なみの不幸の連鎖にびっくり。そのわりにはポップな画もあり、大げさでない映画。マライア・キャリーの役より先生役のポーラ・パットンのほうがプレシャスには必要なので教育の映画。 監督はゲイで、読んでいないがポーラ・パットン演じた先生が原作者を投影したものらしいので、こちらもゲイ(これは劇中で言及)。そのせいか一番の癌である父親に対して汚いものとして扱うより、避けているのが気になる。ただ父親の扱いを大きくするともっと辛いものになるので、これで良いのかもしれない。
プレシャス
「みんなの中で生きている」
〈チラ裏〉
プレシャスのクラス仲間の雰囲気が結構好きで
難癖あってもああいうのいいなー
やっぱりこれ観るとフライドチキンがなんだか食べたくなっちゃうし
妄想してしまう
やっぱりブルー先生素敵だなー
マライヤも結構いい味だしてる
俳優の演技に圧倒された
試写会行ってきました。
前評判が高かったので期待して行きましたが、評判どおり見応えのある作品
でした。
16歳のプレシャスは父親にレイプされ妊娠、それが原因で母親から酷い虐
待を受けている。
それでも彼女は夢見る事を止めない。
子供と一緒に暮らす為、母親として恥ずかしくないような教養を身に付けよ
うと努力する。
プレシャスを演じるカボレイとその母親を演じるモニークの存在感と演技力
に終始圧倒されっぱなしでした。
プレシャスの過酷な日常が描かれているのに決して救いようの無い暗い雰囲
気にならないのは、プレシャスが辛い目に遭った時、現実逃避するように理
想の自分を夢見る楽しいシーンが随所に盛り込まれている点と、本音で付き
合えるフリースクールの先生とクラスメイトの存在、そして何よりプレシャ
ス自身が子供の為に自分を変えようと努力している前向きな姿勢にあると思
います。
ソーシャルワーカーを交え、母親と三者面談をする場面。
母親として女としての本音や葛藤を吐露するモニークの演技はアカデミー賞
受賞が納得出る熱演でとても印象に残りました。
面談で母親の事を初めて理解したプレシャス。
去っていく母と共に夢の中の理想の彼氏とも決別する彼女にもう一度人生を
やり直そうとする強い決意を感じました。
カボレイは殆ど演技初挑戦という事ですが、本当にアメリカの何処かで今も
プレシャスが生活していると思える程のリアリティーがある演技でした。
父親からHIV感染してしまったプレシャス、二人の子供達との生活がこれ
からどうなるのか、気になって仕方ありません。
到底 理解できない
あまりにも重たい・つらい現実、
到底 理解できない生活環境と 親子のつながり。
映画がはじまって15分、このストーリーはどこへ行きつくのだろうと
気が遠くなりました。。
ドメスティックバイオレンスに 表情ひとつ変えずに耐えるプレシャス。
守ってあげたい、でも守ってくれる人はいない。。
途中観ながら苦しくなったりするけれど、
夢見るプレシャスの空想の世界は 観ている人も現実逃避しちゃうような180度ちがう生活で
ちょっと楽しい気持ちになる部分もアリ。
エンディングは、大きな不安を残しつつも 少し前進できたプレシャスに
心が温かくなりました。
見どころたっぷりの映画☆
最低最悪ママを演じるモニークや、
ソーシャルワーカー?役のスッピン マライア・キャリー、
二人とも素晴らしい演技だったと思います。
そしてレイン先生を演じるポーラ・パットンが
とてもステキでした(『ミラーズ』と『デ・ジャヴ』に出演していた キレイな女優さんです)。
もちろん主人公・プレシャスのガボレイ・シディベも とても良かったです!
言葉の暴力がたいへん激しい映画なので、
理解ができなくてもキッズにはぜったい見せない方がいいです。
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