ヤギと男と男と壁とのレビュー・感想・評価
全7件を表示
.
自宅で鑑賞。原題"The Men Who Stare at Goats"。米英の合作だが英国色強いブラックコメディで或る種のロードムービー。豪華キャストが魅力。“ディーン・ホプグッド”准将役でS.ラングの似合わないわざとらしい笑顔も観れる。『スター・ウォーズ』シリーズ('77~)を知らないと物語の背景が判り辛く楽しめないかもしれない。新地球軍の軌跡を辿りつつ旅を続ける迄は良かったが“サイク”に搬送されてからの展開がイマヒトツ。ヒッピーか或いは幻覚剤が平和を齎すと云う穿った見方も出来てしまう。60/100点。
・運転中の“キラキラ眼力”と云うやり取りに噴いた。オープニングでは実話、エンドロールではフィクションと表記され、一部ニュース映像等も使われているが、実際はJ.ロンスンの『実録・アメリカ超能力部隊』と云う本にインスパイアされたオリジナルストーリーで、「超能力部隊」なるモノのみ米軍に実在していたらしい。
・“ボブ・ウィルトン”のE.マクレガー、“ビル・ジャンゴ”のJ.ブリッジス、“ラリー・フーバー”のK.スペイシーと孰れ劣らぬ演技だったが、何と云っても“リン・キャシディ”のG.クルーニーがヤリきった感があり、往年の名優S.コネリーを髣髴させた。
・鑑賞日:2011年12月4日(日)
自分の運命を見つければ、川が運んでくれる
映画「ヤギと男と男と壁と」(グラント・ヘスロフ監督)から。
「信じられないほど、実話に近い物語」というフレーズで始まり、
真面目なのか、コメディなのか、分からなくなる。
最後は「今こそ世界は、ジェダイが必要」と言い切り、
スターウォーズばりの物語が展開されていく。(笑)
そんな中でメモした台詞に、光るフレーズが見つかった。
「最適軌道って知ってるか 人生の軌道だ。
人生は川に似ている。流れに逆らっても、岸には着かない。
若きガンジーの夢は、カーレーサーだった。
アンネフランクの夢は、高校教師。
2人とも夢破れだが、世界中の心を動かした。
自分の運命を見つければ、川が運んでくれる」
もちろん誰でも「自分の運命」(天命)を見つけるのに苦労する。
「自分の夢」イコール「自分の天職」とは限らないからこそ、
人生は面白いのかもしれない。
そんな仕事は、自分に向いていないと思っていても、
本当の意味で、天職ならば、神様が知らないうちに流れを作り、
人生の目的地まで運んでくれるに違いない。
その時、その流れを信じて載れるかどうか、が試される。
ガンジーも、アンネフランクも、素晴らしい決断をしたなぁ。
キラキラ眼力は欲しい。
名画座にて。
製作・主演がジョージ・クルーニーと聞けば、
まぁたいした作品か、よっぽどおバカな作品か、
どちらかだな、と思ったら後者の方だった^^;
…チラシや予告を観ればそれは分かるんだけど。
で、その場合、観客を置いてけぼりにして、
仲間内でワイワイ、かなりウケてる作り…みたい
なのが多いんだけど、これもややそれっぽい^^;
すっごく面白いかと思いきや、そうでもない(爆)
真面目そうに描くおバカ事件の裏にとっても怖い
☆アメリカ☆が見えてくる、告発映画みたいな。
この人そういう系、多いですもんね。
しかしウソみたいなホントの話、米国超能力部隊
って…何?^^;
本当にそんな部隊が実在してたというのだから、
笑いようがない。
「ジェダイ計画」とか「キラキラ眼力」とか、もはや
こちらに失笑を誘う手立てとしか思えない作り。
ヒッピー思想を持ち込むJ・ブリッジスには、うわ!
またこのおじさん出ちゃったよ(こっちのが先だけど)
と、頭の中がこんがりモードv…おかげで昨年は
見事に脳内がJ・ブリッジス祭りになりましたvvv
で、これはおそらく(想像)なんだけど、
今作にユアンが起用された理由って…?つまり、、
そのネタがあるから?なのかなぁ。ダークだ~。
でもさすがに元ジェダイ^^;
こういう巻き込まれ系を見事に演じていて巧い。
やたら毒づくクルーニーおじさんに喚起され、
白目をむいたK・スペイシーも良かったけどね。。
(予想通りの作品内容。なんでジュニアが邦題を?)
笑いのピークは予告編
コメディなので、予告編を凌ぐ笑いを期待しましたが、小ネタでクスクスレベル。
演技派豪華キャストに加えて、派手な展開がないことが、妙に真実味を感じました。
派手な破壊ハリウッド映画やアメリカ的強奪価値観だけではないアメリカ人も居るんだよと、
主張とも言えないゆるい感じで物語は進みます。
押し付けない訴えないアメリカ映画というところが見所かも…。
成功者が登場しない、ヤギのように虐げられている巷の人の微かなレジスタンス。
壁をすり抜けるような夢物語を信じて…。
邦題の超能力にやられた?!
見どころは予告編がすべてという感じで
話の展開というものがあまりありませんでした
超能力は回想シーンで出てくるものの最後までマユツバ状態をしっかりキープ
やるやる詐欺みたいな感じ
アメリカが始めた戦争に対する風刺のようなテイストは満載です
もう少し、爆笑シーンを期待していたのですが肩すかしでした
予告に出て来ないのは玉袋に砂袋くらいです
千原ジュニアが邦題をつけたみたいですがなかなかのネーミングです
題名でより期待した分ちょっと残念賞
瞳きらきら
ジョン・ロンスンのベストセラー・ノンフィクション、「実録・アメリカ超能力部隊」をベースにしたコメディ。だそうです。
出演している俳優さんが超豪華!
ジョージ・クルーニーを初めとするそんな超豪華な俳優陣が、とっても真面目にシュールなんです!!
アタシはさらっとしかスターウォーズ知らないのですが・・・
「ジェダイ計画」「フォース」「ダークサイド」等が出てきて面白いのです。
イワン・マクレガーも出てるし。
ニューエイジなところも笑けるし、戦争とか超能力研究についてもかなりシュールでクールなのでした。
ジョージ・クルーニーの真顔がステキ♪
そして、なんと言っても「キラキラした瞳」のシーン、必見!!
犬に対して、ヤギの虐げられ感に・・・涙。
あんなに美味しいのに~。
あっ、映画の中では食べません。
アタシの好みです。
あと、フリーメイスンっぽいマークが出てましたが、あれ何か関係あるのでしょうか?
ただ、なんか揶揄ってるだけなのかな???
結構ホントに近いフィクションらしいので、戦争やその周りのこと色々考えさせられたりもします。
ある意味戦争という狂気の中の出来事なのかな・・・
まっ、「地獄の黙示録」とかのハードなのでは無いけど。
なんで自分が地獄の黙示録思い起こしたか?ですが・・・
ヘリコプターかな???
まっ、とにかく笑って平和を祈りましょ~な感じで気楽に観るのがお勧め。
感動とかはそんなでもないですが、何か観ようかな~?だったら、ぜひぜひ観て損無い映画ですよ~。
ホント、気楽に笑えます。
そうそう、CIAのMK-UL TRAプロジェクト(Project MK-ULTRA)について、さらっと情報だけでも知って観るといいかもです。
全7件を表示