「今こそ愛と平和を」ヤギと男と男と壁と ソロモンさんの映画レビュー(感想・評価)
今こそ愛と平和を
最初見たときは「なんてふざけた映画だ(笑)」と思っていましたが終盤につれてそのつまらなさが実は反戦争論を大いに貢献していた映画だと思います。
ベトナム戦争や冷戦時代にジョンレノンのように愛や平和を大事にしていた人たちに向けての映画のように思えました。「イラク戦争で傷ついたアメリカに今こそ愛と平和を!」と言わんばかりの終盤のシーンは妙にハートフルで胸にグッときます。
ラストの締めが少々荒いように感じたのは残念でしたが、スターウォーズに例えたストーリー設定でわかりやすのでこれはこれでよかったと思います。その設定を使ったアメリカ軍のブラックジョークも見物。
豪華キャストのパフォーマンスも抜群。特にジョージクルーニーさんはハンサムなイメージとは裏腹なコミカルな演技が新鮮で面白い。あとユアンマクレガーさんをチョイスしたのはスターウォーズ絡みというスタッフ陣の確信犯なのだろうか?
見た感じコメディ映画、しかしふたを開けてみると実はタイムリー。そんな映画だったと思います。気軽に見るのには最適だと思います。
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