ハナミズキのレビュー・感想・評価
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いまいち
俳優はそれぞれが素晴らしかったと思いますが、物語が納得出来ない部分が多かったです。
とくに生田役の弱さにガッカリ
最後にくっつけば経過はどうでもイイのかぁ🙌❓
って思っちゃいました
後味爽やか~
ずるい
友達と見に行きました。
歌をモチーフにしたということは
「君と好きな人が100年続きますように」だから
最初の彼とは結ばれないのか?という予想で。
私自身、遠距離恋愛をしていて
かつ、高校3年生のころから7年間付き合っている彼がいて
かなり自分に置きかえて見てしまいました。
女の子が喜ぶであろう山場がいくつか用意されていました。
こんなセリフ言われたい!
そんなこと言われたら許してしまうやん!
惚れてまうやろー!
などなど。
ありえない!ってマンがみたいな設定も楽しめました。
10年ってもーっと長くて
2人にとって想いも出来事も本当にたくさんある。
あのとき、彼はこんな気持ちでいてくれたの?
って気づかされたり。
近道なんてないんだなー。と、
やっぱりこの人じゃなきゃダメなんだなぁ。と、思いました。
さわやかな風
三回目を見てきました。回数を重ねる度に細やかな作り込みが見えてきます。10年という月日を僅か2時間の中で表現するには 節目節目のエピソードで 二人が成長する姿が 丁寧に描かれており 普段は 若手俳優中心の作品を見ないのですが、本作は テーマ曲と主人公の二人がとても気になり 三回目となりました。
よく 言われることですが、若い頃に 将来の「夢」をもつことの大切さとその思いの強さが 必ず「夢」が現実化する。私も実体験でこのことを経験しました。監督が 伝えたかったことは 曲のテーマに在るように「返礼」・・・強い思いへの「返礼」としての「夢」の実現かも。
青春映画の王道たる内容なんですが、あまりに手堅いというか、古めかしい仕上がりで、涙を誘われるところがあまりありませんでした。
カラオケで良く歌う『ハナミズキ』のロマンチックな歌詞と、土井監督作品の『いま、会いにゆきます』のラストシーンの感動が忘れがたく、本作も期待して見にいったのですが
ちょっと期待はずれでした。
ひと組の男女の10年間の軌跡を綴ったラブストーリーです。2時間半の大作で、北海道やカナダロケによる美しい映像でまとめていて、映像的には見応え充分。しかし、淡々としているというか、これという仕掛けがないのです。よくいって青春映画の王道たる内容なんですが、あまりに手堅いというか、古めかしい仕上がりで、涙を誘われるところがあまりありませんでした。
これが韓国映画だったら、後半からたたみ掛けるように涙腺を直撃するエピソードをいれてくるはずです。しかも『ハナミズキ』というタイトルをつけた割には、歌詞の内容が無視されすぎです。言い訳程度に、一本のハナミズキの大木が植えられているだけというのでは、一青窈のファンが納得されないでしょう。
『ハナミズキ』というからには、もう少しストーリーに、神秘性とか、相手の幸せを永遠に祈る気持ちを込めて欲しかったです。
本作のテーマは、遠距離恋愛で翻弄される現代の若者たちの挫折と成長を描くもの。そこには、二人の会える距離を遠ざけることになる、将来の進路の迷いなどが被さっていくのです。
幼い頃に父親を亡くした北海道のお嬢様学校に通う女子高生紗枝と、漁師の康平が恋に落ちます。きっかけは、JRの車両と鹿との事故による遅延。この列車に乗車して、早稲田の推薦入学面接に急いでいた紗枝を康平が助けたことが出会いとなりました。シカとぶつかるなんて設定はいかにも北海道らしいですね(^_^;)
しかし紗枝が念願通り、早稲田大学に進学し、離ればなれになった2人の思いはすれ違っていってしまいます。
その後10年間で別々な人を好きになり、それぞれ互いに結婚してしまったのが意外な展開でした。その間はほとんど、離ればなれになってしまうのです。
けれども因果は巡り、紗枝が選んだ相手は、父親と同じ戦場カメラマンでした。世界中の戦場で屈託のない子供たちの写真を撮ることを生き甲斐にしていた、紗枝の夫にやがて起こるべきことがやってきてしまいます。
悲しみを癒すために、ずっと行ってみたかった自分の生まれたカナダの街の灯台を灯台を訪れる紗枝でした。このとき懐かしい康平とニアミスするのです。予想はしつつも、あまりに都合の良すぎる出会いには、苦笑してしまいました。
一方、父親の残した借金のため、船も手放した康平でしたが、破産と同時に離婚。マグロ漁船に乗り込み世界の海を駆け巡っていたのです。
お互いがフリーになったことも知らずに、すれ違うばかりの二人の人生がどうやって、ハッピーエンドを迎えるのかは、画面で見てください。
この作品で土井監督が表現しようとしたのは、10年という歳月の重みでした。その先に見えるのは人生そのものです。高校時代は二人とも初々しく、語る台詞も何処かぎこちないふたり。それがやがて別れや再会を経て、20代後半で再開するとき、凄く落ち着きが出ていて別人かと思うくらい大人の雰囲気を見せつけていました。
新垣と生田の両主演が、2人の変わった部分と変わらない部分を見事に演じ分けてみせていたと評価はできます。
特に新垣の感情の切れは素晴らしい。その反面、漁師役の生田はスマートすぎて、ミスキャストではないかと思います。市原隼人の様な山出しのゴリラの方が、様にはなっていたのではないでしょうか?
それにしても、ラブストーリーが作りにくい時代になったとは思いませんか?
本作のように身分や家柄が恋人を引き裂くことはなくなり、すれ違いの悲劇は携帯電話によって簡単に根絶されてしまいます。本作の舞台が95年からの10年間という携帯が普及する直前の時代なためかろうじて、すれ違いが成り立ちました。
しかし現代は現代の恋人たちを阻む障害が、立ち上がってくるものです。それが本作でも描かれる、女性の社会進出によって余儀なくされる遠距離恋愛。女性が自立する志向を強めるほど、男は置いて行かれてしまうのですね。
本作でも、紗枝は東京の大学を出て、海外で語学を活用した仕事に就くことを子供の頃から夢見ていました。対する康平は漁師の跡継ぎ息子。これでは将来の青写真がまるで異なり過ぎます。当然2人の間に距離の壁が立ちはだかるのは時間の問題だったのです。事実高校を卒業して以降、ふたりが一緒に過ごしたのは、恐らく数日しかありませんでした。あとは、互いを思いながらの遠距離恋愛の日々だったのです。
どこか仕方ないで通してしまった本作。もう少し切ない葛藤を演出して欲しかったです。
ところで映画に限らず、物語を進める際には、何処かに人間の悪意が潜んでいることが必要になります。それが主人公の純愛を引き立てる訳ですね。でも本作には主人公はじめ、小さな脇役に至るまで、悪意を持った人物がいません。東京で再会するふたりにベットシーンもないのです。
それでもふたりの関係は壊れてしまい、お互いが深く傷ついてしまいます。前途したように、かつてのラブストーリー恋人は身分や家柄の違いといったどうにもならない運命に翻弄されてきました。
しかし、新しい時代のラブストーリーでは、きっと男も女も大事なことは、たとえ傷つくことになっても自らが決断する勇気が描かれていくのでしょうね。
メロドラマには向かない設定かも知れませんが、それはそれで、運命に翻弄されるよりもはるかに気高くすがすがしい物語となっていくことでしょう。
なかなかいい映画です
新垣結衣ちゃんと生田斗真くんがとてもよかったです。
だから紗枝と康平が幸せになってほしい!と応援しながら観ました。
彼氏彼女の関係から別れがきて、とても切ない展開。
時間の流れをリアルに感じる二人の変化。
もう二人は一緒になれないのか、二度と会えないのか、
遠く離れたまま、お互いの幸せを願いあうままなのか…
二人に起こる優しい奇跡が嬉しかったです。
切ないラブストーリーの結末がハッピーエンドでよかったです。
メイン二人の恋以外も幸せな結末がいくつもあり
好きな人との幸せが百年続きますように!とあたたかい気持ちになりました。
ラブストーリーとしても10年を生きる成長物語としても
メインの紗枝と康平だけではなく
そのほかの人たちの人間模様も楽しめました。
北海道も東京もニューヨークもカナダも世界の海も感じながら
ハナミズキに守られながら暮らす紗枝と康平、
そしてみんなの幸せがずっと続くことを感じながら
幸せな気持ちで劇場をあとにしました。
すてきな物語でした。
丁寧な作り
途中にアレレという場面もありますが、まさに心のすれ違いのクラシック恋物語ですね。
ガッキーの主演作品は初めて鑑賞したと思いますが、なかなかやるもんですな~
当然ながら薬師丸 ひろ子が映画を面白く、引き締めていてくれるからでしょうね。
母と娘が同じような人生をなぞっていくのも面白く見ていました。
カメラワークも見やすく撮影してあり、奇抜さはありませんが安定していました。
音楽は「ハナミズキ」ですから...
舞台も良いですね。
北海道~東京~ニューヨーク~カナダ~北海道と展開してバックが美しく描いてあります。
回り道、遠回り、道草、横道にそれながら、最後はすべてがハッピーエンドは出来すぎ感じ。
康平の作った模型の漁船が紗枝と康平の間を行ったりきたりして印象に残りました。
おっさんにも、映画のテンポがよく2時間8分飽きさせずに見せてくれたと思います
うそやろ!それが本気の恋ですか?
恋愛魂100までも。
一青窈のヒット曲をモチーフに描かれた作品ということで、
かなりそれを意識した作りになっているような気がする。
彼女がこの詞を書いたのは9.11テロの遺族に向けてだと
何かで聞いたが、なるほど、それでニューヨークなのね。
まぁ題材がそうだから仕方ないとは思うが^^;
前半のリアルな恋愛劇から一転、後半はほぼ駆け足で
お互いの怒涛の人生を都合よく見せる展開になっていく。
ここでおそらく…スーッと退いちゃう観客も多いだろうな^^;
好きな人と100年続くかどうか、は気持ちの問題として(汗)
10代後半の多感な時期に出逢った二人は恋に落ちる。
片や成績優秀な高校生、片や勉強が何?の水産高校生。
(水産高校をちょっとバカにしすぎな気もしたんだけど^^;)
価値観や環境の差を感じながらも、彼女が東京の大学を
受験するまでの幸せな日々を丁寧に描いている。
ちなみにこういう学生モードが二人ともよく似合っていた。
彼女が見事合格、ここから遠距離恋愛がスタートする。
…とはいえ、東京での大学生活に彼女はどんどん磨かれて、
彼は取り残された気分となり、さらにそこへまた不幸が襲う。
このあたりまでの描写は本当にありがちなので納得できた。
夢を抱えた若い二人なのである。いくらお互い大好きでも、
意図しない出逢いもあるし?^^;すれ違いの痛手は広がる。
まさかと思う別れだって、あり得ない話ではない。
で…自分の若い頃をつい、思い出してしまった^^;
決して遠距離でなくとも心は離れるし、出逢いがあれば、
恋愛の選択肢も広がってしまう。それは男女共仕方のない
現実である。逢えないのは淋しい。今時の草食系男子は、
逢えなくても全然平気。というが^^;本当なんだろうか??
恋愛より仕事?うんまぁ時期的に分からないでもない^^;が。
想いを残したまま別れた二人は、いずれ再会するのだが…。
ガッキーといい、生田斗真といい、演技は上手いv
彼らの泣きの演技に共感し、戸惑いの表情にドキドキする。
え!?斗真が漁師!?なんて、まるであり得ない配役も、
訓練して難なくこなしたそうだ^^;北海道出身?とのことで
方言もお見事。寒いロケも遠い(汗)ロケも大変だったろうな。
ゲゲゲの向井君も頑張ってますが、彼は活き活きしてますv
というわけで、、
俳優たちの演技でご都合な展開をふき飛ばしたい?作品。
ただ、やはり結婚というのはいちばん好きな人とするべき。
想いを残しているのならなおさらだ。
大切な選択を仕方なく行うから、あとで皆が傷つくのだ。
可哀想な幕切れを迎える役も多くて、そちらで泣けた(T_T)
(薬師丸もすっかりお母さん役。女優生命も100年続くかな。)
ストーリーが思うように進まず、やきもきしますが.....最後は....いい映画でした!
予告編にやられて、見たくてたまらなくなり行ってきました。
私が思い描いていた内容とは、若干違いました。
思うようにストーリが進まない.....なんで!なんで!....
でも最後の最後で、みんな幸せに....ぐっと涙が込み上げてきます.....。
新垣結衣と生田斗真の恋はもちろん、その周りの人々の恋も遠回りして10年かけて実って
いきます.....。
「手紙書くからねぇ~」のシーンは、泣けます!
ガッキー・・・やっぱ、可愛いですね!
高校生役の時は、ちょっと違和感があったけど....。
薬師丸ひろ子も田舎のしっかりお母さんの役は、板についてます!
お父さん役の松重豊.....渋い!
木村祐一も いい味出してました.....。
ゲゲゲの女房....水木しげる役が板につた 向井理.....そのまんま 水木しげるです
が.....いい役どころです....嵌り役ですね!
カナダの漁師街で、ガッキーが見つけたものは....この結末に満足することでしょう!
いちゃついたり離れたり
拙ブログより抜粋で。
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予告編や作品の概要から予想される通りの、いちゃついたり離れたりを10年も引っ張る恋愛映画ですよ、一言で言えば。
正直なところ、二人がつき合い始める高校時代での“掴み”に失敗してる感があり、紗枝が大学に進学したまでの序盤が少々かったるい。
いくら紗枝が東京に引っ越して遠距離恋愛になったところで二人の気持ちは基本的に揺るがないから、どうもおじさんの目には、ただいちゃついているだけに見えてしまったのよ。
物語が動き始めるのは、紗枝の就職活動が始まる大学卒業間近。
ここで初めて、二人の思いだけでは成り行かない現実にぶち当たる。
恋愛モノは障害がないと盛り上がらないからね。
こうなってくると、やっと冒頭の伏線が効いてくる。
この手の純愛モノは、紆余曲折があろうとも最後は綺麗にくっつくんでしょ、という暗黙の了解がある。
しかしそれを甘んじて見過ごしていては、恋愛成就の緊張感が削がれる。
そこでこの映画が取った仕掛け。冒頭で紗枝はなぜ一人旅だったのか。
その後の顛末は実際にご覧になっていただきたいが、少々かったるかった序盤に比べ、中盤以降、先が読めない緊張感と、単に二人だけのラブストーリーから、少しずつ作品世界が拡がっていく面白さがあって、意外と言ってはなんだが、けっこう愉しめた。
特に印象的だったのが、予想外のところで不意に登場した薬師丸ひろ子演じる紗枝の母。
それまでもざっくばらんな母親だったが、ここに来て、この親にしてこの娘という行動力が裏打ちされた。
個人的には序盤のソリの合わなさ加減に、やや引いて観ていた感があったのだが、ここで一気にギヤが上がった。その後はどんどんのめり込むことに。
いいと思います!!
☆Impression☆
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