「御都合主義的恋愛映画」ハナミズキ プライアさんの映画レビュー(感想・評価)
御都合主義的恋愛映画
...............................................................................................................................................
北海道の田舎で早大受験を目指してた新垣は漁師を目指す男と恋をする。
別れるのは辛かったが、海外で仕事をしたい夢を持つ新垣は受験、合格。
そして東京に出て知り合った先輩といい関係になって行く。
やがて卒業し、先輩と共に海外へ行き仕事を始める。
さらに先輩からプロポーズされ、それを受ける。
そんな折に北海道に帰ると漁師は別の女と結婚してた。
でもやりくりが上手く行っておらず、金策に難航していた。
そんな状況の中、2人は互いに抱きしめ合う。えええええええええ?
こんなのただの現実逃避&ダブル不倫やん(場)
しかもそれがバレ、こんな時期に何しとんねんと男の妻が出て行く。
さらに新垣が外国に帰ったら、先輩がまさかの突然死(場)(場)
余計な人達が死んで、さあ舞台は整いましたってか(場)
で、男が持ってた帆船模型が海外で売られているのを偶然新垣が見る。
どんだけ偶然やねんってのは置いといて、それを見て何故か新垣は帰国。
そしたら漁師も帰って来て、ハッピーエンド。・・・っておい!(場)
...............................................................................................................................................
夢のために、漁師と一緒になるのを諦めて海外に住んでた女が、
帆船模型で漁師を思い出し、夢を諦めて北海道に戻るという、
全くもって本末転倒な、何がしたいかわからん映画。
しかも北海道に戻っても漁師に会える保証すらない。
でも都合良く漁師は帰って来て、2人は長年の純愛(場)を叶える。
そもそも互いに夢を優先したんやから純愛でも何でもないけど(場)
あと新垣の先輩の突然死には笑ったわ。都合良過ぎやねん。
さらに漁師の妻の突然の家出も都合良過ぎ。
もしそのどっちかが起こってなかったら、2人の恋愛は成就しない。
って事は結局成行まかせやったわけで、純愛として描くのはお門違い。
そもそもハナミズキって世界平和がテーマの歌やのに、
これが全くハマってない。うーん、意味不明。