涼宮ハルヒの消失のレビュー・感想・評価
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タイトルの「消失」が意味深い
一年前にテレビアニメを見て、その後U-NEXTで本作を鑑賞しました。
初めこそはただの日常が描かれていましたが、その後まさかの急展開になってびっくりしました。
タイトルにある消失は、本編を観ることでその意味を理解できました。それと同時に、キョンの葛藤や黒幕の正体など、ありえないぐらいの要素が詰め込まれていることに驚きました。
アニメ映画では異例の2時間半超えでしたが、「なぜ?」「どうなるの?」といった疑問が散りばめられた伏線によって綺麗に回収されていたので、途中で飽きることなく夢中になれました。
高校生の日常た摩訶不思議なSFが見事に融合した異色の作品になっていました。
テレビアニメを全話視聴後に鑑賞したほうが良いと思う。
いつも脇役だった長門有希がヒロインで新鮮だった。
イメージは淡く切ない本格的ラブストーリー。
本作のキャラクターや設定などを知らない人が観たら面白いと思えるのかは謎。
アニメシリーズが大人気で、ついに劇場用オリジナルを作った当時の京アニの意欲や高い技術、日本アニメ界に革命を起こそうとするほどのパワーをひしひしと感じた作品。
2009年なのにWindows95って良いね。
『けごとも考えてはいない』
早川書房の世界SF全集がある♥
オリジナルのTVシリーズを後から見よう。
神戸の夜景でも見に行くか。
でも、甲南病院の夜景は横浜と神戸。
キョンは
ハルヒの鍋を食べてから、この世界の大暴走を許すのか!?勿論、ハルヒの鍋は私も食べたい。長門有希の『優しい忘却』が締めくくり。
個人的には、
司書になりたいなぁ。
涼宮ハルヒの消失というよりかは、長門有希の衝動といった感じ
二時間近くの映画だったが、飽きることなく楽しめた。
アニメは数年前に見てそれっきりだったから、忘れていないか心配だったが。
回想劇が入っていたからか、置いてけぼりにならずに見ることが出来た。
BGMのジムノペディ第一番と第二番が冬の情景 映画の雰囲気と
いい塩梅にマッチしている。
今まで事なかれ主義を貫き、ハルヒにつれ回られていたキョンが自ら主体的に行動し
変わった世界から元の世界に帰ろうとするところが見どころかなと思う。
終盤のキョンの自問自答シーンは、圧巻。
長門は文芸部でキョンと二人だけで過ごしたかったのかもしれないなと思った。
「有希」ってキョンに名前を呼ばれたら反応してるし。
色々と考察できる映画だなと思った。
(キーになる栞が挟んであったハイペリオンはどんな話なんだろう……)
ありがとうハルヒ
起承転結がしっかりと描かれた構成。どこをとっても違和感が全くない作画。杉田智和氏の演技力。2時間43分という長尺にもかかわらず見ていて全く退屈になりません。アニメ映画のお手本とも言えるでしょう。涼宮ハルヒの憂鬱はこの映画の為に作られたんじゃないかという程アニメを見ていないと話を理解できませんがアニメ続編の映画としてここまで完成度が高い作品を私はまだ知りません。あとこの映画の凄いとこはハルヒ中盤まで全く登場しないこと。「涼宮ハルヒの消失」なのにハルヒが冒頭以降登場するのは丁度折り返し地点の80分頃なんですよね。ここまでハルヒを全く登場させないことにより見ている我々もキョンと同じく改変後のハルヒを見て安堵させられる。この構成が公開当時衝撃を受けました。またラストシーンのキョンの自問自答シーンはアニメ映画史に残る名シーンでしょう。「憂鬱」の最初の登校シーンを思い出しましたね。今後も私の人生ベスト5映画に入り続けるであろう名作です。
涼宮ハルヒが”居ない”改編世界が舞台のお話。 作画も音楽も良かった...
涼宮ハルヒが”居ない”改編世界が舞台のお話。
作画も音楽も良かった。
時系列部分など少し分かりにくい部分はあったが個人的にはアニメより良かった感。
特に長門有希のヒロイン感が増して可愛い部分が良かった。
長門有希の感情の芽生えと同時に、キョンがはっきりと当事者を自覚するストーリーで、SFらしい少しの恐怖とほんのり切ない雰囲気が冬にマッチして面白かった。
映画は映画館の方がいいっすね。
TVでは見たことありますが丁度リバイバル上映していたので初めて映画館で観ました。
映画館の方がキョンの動揺とか焦りとか色々なものが伝わりますね。
どうもTVで見ると流し見っぽくなり
感情移入が十分できなくてそこまで大騒ぎしなくても、と思わなくもなかったです。
無表情の長門の表情の細かさも伝わってくるものがありました。
映画単体としては良い出来
原作未読。数年前に配信でテレビシリーズを観て、そのまま本作も観た。それから久しぶりに二度目の視聴。テレビシリーズ2期(と言って良いのか?)の、あのエンドレスで嫌気が出て、まぁ、何とか完走。期待せずに本作へ。今回も配信での視聴
160分と長いのに中だるみも無く、作品に集中出来る。
まぁ、タイムリープやパラレル(厳密にはコレは違うけど)ではどうしても矛盾は出るけれど、特に気にならずに観られる。
驚くのがテレビシリーズではイマイチ目立たない長門の可愛いらしさ。まるで某作品の「笑えば良いと思うよ」のシーンの様。逆にキョンにとってのヒロイン朝比奈さんの出番の少なさは寂しいかな。
シリーズ物なので、テレビシリーズか原作を見ておいた方が良いのは前提だけど、この映画単体は良作と言って良いと思う。
ただ・・・・事実かは分からないけど、「消失」を映画に回す為にエンドレス地獄を作ったのかと思うと・・・・・どうしたんだ京アニ!と思わざるえない。アレが無ければ、リアルタイムでは観て無かった自分でさえ、名前を知っていた涼宮ハルヒシリーズが二期で終わるなんて事は無かっただろうに。
瑞々しい描写
生き生きとした人物の描写、とても自然で。背景などにも手を抜かない日本アニメの典型。素直に良い作品と思う。不幸はあったが、京アニの完成度を感じた。
毎度の手抜きで初お目見えだった出遅れ感もあるが、何とか追いつける。これをきっかけにTV版の返るのもありかな、と。
TVシリーズと続けて観て、堪能できた!!
TVシリーズ(2009)と続けて観ましたが、長々と楽しめました。TVシリーズでは本筋は進んでいないじゃん!?と思いましたが、映画では観測者の一人である「宇宙人」が行動に出た感じで納得しました。「未来人」とは大人にならないと、まともに話せず笑えます。「超能力者」は影が薄過ぎます。TVシリーズ込みですが、まどマギやシュタゲと並ぶSF作品だと思いますが、エピローグの一人語りがひたすら長く、集中力が続きませんでした。SOS団の面々でいつも通りやってくれた方が良かったです。続けて「長門有希tyqんの消失」を観ましたが、そちらはかなりつまらなかったです。長門有希ちゃんの声がBBAなのもキツいです。
新展開を素晴しくまとめた決定版❗️
テレビシリーズを当時見ていたが、エンドレスエイトを見終わり、文化祭用の映画撮影ストーリーを見ていた途中で何故か録画が出来てなく、最終回まで行き着く事なく不完全なままでした。
夏休みを利用してNetflixで一気見して、すかさず映画版を鑑賞。
ただの続きかと思いきや、完全な新展開。
マンネリ化する事なく、ストーリーの見事な出来栄えに観賞後の感動はひとしおだった。
いかんせん、京アニで涼宮ハルヒとなるとアニメヲタク向けと揶揄されるだろうが、そんなイメージ先行でアニメ好きなのに食わず嫌い的に避けると実にもったいないことになると思います。
キャラはしっかり立ってるし、独自の世界観はパクリものでもなく完全オリジナル。
相関関係をしっかり組み立てておかないとこうはいかない。
見終わった後の爽快感は最高だった。
ただ、テレビシリーズを見ておかないとっていう条件付きかなぁ。
見てなくてもいいが見ておくと、より話しに入り込めるかなと思います。
武本監督は素晴らしい監督でした。
別の時空に紛れ込んだキョンが、元の時空に戻る為に奔走する物語。
大ヒットアニメ、涼宮ハルヒの憂鬱の劇場版です。
完成度の高さに驚いた作品です。
映像美は勿論ですが、改変された世界に一人取り残されたキョンの心理描写が秀逸です。
ハルヒへの自分の気持ちに気づき戸惑うキョン。
一人の少女になった長門の表情に、心を揺さぶられるキョン。
ハルヒへの手がかりを見つけて走り出すキョン。
病院の屋上で「ユキ」と向き合うキョン。
「プロローグ」から「改変後の世界」、「世界を戻す戦い」、そして「エピローグ」。ストーリー展開も良く、またそのシーンに合わせての転調もしっかりとしていて飽きさせません。
ネガティブな意見を書けば、もう少しテンポが欲しいところです。プロローグも長いと思いましたし、終盤にあるキョンの自問自答も正直諄いと思います。
ただそう言ったマイナス要素を差し引いても、私的評価5を付けたい映画でした。
オタクの観るものと侮るなかれ!
DVDで鑑賞。
原作は既読、テレビシリーズは未見。
原作は中学生の時に読みました。
テレビアニメの劇場版にしたらかなりの長尺で面食らいましたが、原作に概ね忠実に描くのならこの尺でも納得かと…
原作の見事なSF設定に感動したことを今でも覚えていますが、映像になったことで緻密な伏線や切ない結末がさらに深みを増し、新鮮な気持ちで改めて感動させられました。
「どうせオタクしか喜ばない映画だろ?」と思っている方がいるとしたら、それは大いなる偏見であり、損だな、と…
SFファンも唸らされるであろう本作の質は、日本のアニメをさらに高い次元へ進めたんじゃないかなと思いました。
[以降の鑑賞記録]
2022/09/04:Netflix
※リライト(2022/08/20)
※修正(2024/03/13)
雰囲気とかは悪くないけど
長門がカワイイ。
キョンはハルヒといる日常を「楽しい」と認めたくなたっかのかな?あそこまで自問自答しないと「楽しい」と言えないのはよくわからなかった。
やはり、SFは解釈の自由度が高すぎるからしんどい。
あと、キョンの言い回しは好きになれないなー。
優しい忘却
「ハルヒってのは涼宮ハルヒのことか?」から始まる物語。初めて観る人はドキドキするだろうし、さんざん知ってる人は涙でるだろう。ずっと孤独だし自分が間違っているのかもしれないしで、1人異世界に迷い込んだような1時間から解放される場面は何とも言えない感情溢れる。
他のいろんな作品に影響受けたり与えたりがあり、この時代のアニメは本当に面白いと思いました。
中々おもしろかったです。 しかし少し長いかな。 TVアニメはなんと...
中々おもしろかったです。
しかし少し長いかな。
TVアニメはなんとなーく覚えていたので、ついていけました。
TVアニメを観てないとよくわかんないと思います。
消失
演出全般に雑で地味な印象を受けたが、なかでも記号的なキャラクターの演技に寒気がする。
シリアスな非現実世界を描くならば、キャラクターに現実性を持たせないと色物にしかならない。
美しいものばかり追い求め、愚かさを見つめる事が疎かになっている。
これは日本の宿痾である。
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