劇場公開日 2010年2月13日

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「「聖マタイの召命」などの彼の有名作品がどのように描かれたのかのエピソードもあるがそれはどちらかと言えば主題ではない」カラヴァッジョ 天才画家の光と影 あき240さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「聖マタイの召命」などの彼の有名作品がどのように描かれたのかのエピソードもあるがそれはどちらかと言えば主題ではない

2019年4月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

天才画家カラバッジョ
彼の絵はいち早く近代絵画に近づいたといえる
人間を写実的にとらえ光と陰を強烈な光線と巧みな構図で描く
正に映画のような決定的な劇的な一瞬を切り取っており観るものを圧倒する

本作の劇中にもブリューゲルが登場し彼から影響を受けたということを示唆している

本作は画家にしては他に類を見ない波乱万丈の半生を生きた彼の物語を映画として描く
もちろん、「聖マタイの召命」などの彼の有名作品がどのように描かれたのかのエピソードもあるがそれはどちらかと言えば主題ではない

本作はカラバッジョの型破りなある意味、近代的な自由主義の人間としての生き方が中世において如何に軋轢をおこさざるを得なかったかの方のドラマが主題となっている

なので彼の傑作の数々を映画のなかで堪能し、その作品の解釈をしているものではない
それを期待してみると全くの肩透かしとなってしまうだろう

とはいえ彼の作品が好きで、興味を持ったなら観ておくべき作品だろう
映画として普通に面白く楽しめる

衣装、美術などの考証もよくできている
特にマルタ騎士団の制服は素晴らしい出来映えだった

あき240