「原作よりスッキリ」東京島 isleさんの映画レビュー(感想・評価)
原作よりスッキリ
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一番良かったのは双子の顔。この二人の顔だけは原作から想像できなかった。
子供って、希望だなと改めて思った。
映画のコピーの「サバイバル」感も「解放」感もブラジャーが台無しにしていました。
殺人動機にもなる男の性欲も、女であることの武器もナマクラ。
食欲の表現を頑張っていたけど、木村多江さんの根の上品さが露呈。
肉も男も喰らって欲しかった。
サバイバルなら「ヤノマミ」、自己解放なら身勝手な「ハリウッド映画」
原作のワタナベは愛したことも愛されたことも無いからこその見捨てる行為。
窪塚さんは変人ですが、愛の経験や人の良さでにじみ出てしまっていたための違和感。
この違和感が最も言えるのは木村多江さん、人が良すぎます。助けに行くでしょう、木村さんなら。
もっと身勝手でふてぶてしく憎たらしい清子、母になりさらに狡猾になる清子を観たかった。
逆に良心はあるがChikiを守るために無かったことを選択する感じでもなかったラストシーン…。
エルメスは良かったな、色んな象徴で。映画っぽい説得力。
でも、原作も映画も扱っているテーマが普遍なのでこんな表現もあるなと楽しめました。
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