メアリー&マックスのレビュー・感想・評価
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人生で選べることと選べないこと
人は親を選ぶことはできない。
でも友を選ぶことはできる。
人は生かされてもいるし生きてもいる。
人生の喜怒哀楽はまた別の人生の喜怒哀楽から生まれる訳で、それは偶然に満ちているがだからこそ一つ一つがオリジナルで力強く輝いている。
クレイアニメだからこそなのか、映像の中の登場人物がそこにピュアに存在し、生きてる感がすごい。
観た後にはこの世の理不尽を全て愛せる賢者タイムが訪れるので、注意すること。
世の中辛辣だけど、きっと誰かがいる
俺は‥●プレシャスや●ライフイズビューティフルを絶対見ない!
フィクションには‥
‥いや‥
フィクションだからこそッ(・ω・)ノ
有りもしない奇跡や/オチや‥
(現実味薄い‥⇔)ハッピーエンディングを‥
皆が期待するのでは無かろうか?
画面全体から漂う‥
灰色の絶望感ヽ('ー'#)/
哀しい/悲しい/カナシイ‥(`o'ヾ
↑‥リアル社会で‥自分が幸せだとは、思わないが‥
俺自身‥決して不幸せでは無いよ(`曲´#)?
何故?
そんな俺が‥金を払ってまで、他人の不幸な話を90分見せられなきゃならないのかヾ(*'-'*)?
☆評は‥ DVD\80水準にて‥(^-^)
DVD買う度/モ、1回見たい度/オススメ度/デートで見る度‥全て【0ゼロ】
本作を見て‥
何を思え/何を感じろ!?と言うのですか〜?~ヽ('ー`)ノ~
昔‥ ACの公共広告で‥【廃油を掛けられる人魚】てのが有りましたが‥
今回‥俺‥見終わってそんな感じ‥(*_*)
ただ‥ 出来は素晴らしいクレイアニメに思います♪
自分の欠点は自分で選べない。でも、友達は選べる。
クレイアニメっていうのは、こう―ワクワク、夢の様に、愛らしい、愉快な仲間と、毎日楽しい、素敵なファンタジー。ていう、自分が貼り付けた固定のイメージがありまして。
どっから来たイメージなのかwまあ結局、お子様向けだろうという、勝手な概念ですよね。
ほら、何か人形のストップモーションとは、また違うというか。
正直、自分的に、このジャンルに惹かれる要素は無かったんですよね。
見てる分には楽しいけど。物語としては…ちょっと。
でも、この『メアリー&マックス』。
ちょいとビックリです。ファンタジーどころか、かなり辛辣。つかエグイ。
2人の主人公、メアリーとマックスのコンプレックス、境遇、取り巻く環境、全てがヘビー。笑えない。
だからこそというか、それをクレイアニメで描くから、オブラートの役割になって、そういったハードな部分もユーモラスになる。
目も当てられぬ程の悲壮感は無い。
それぞれの部分を、それぞれが補完しあってる。
まさに、この映画のテーマですね。
監督アダム・エリオットが伝えたかったことがストレートに響きました。
世の中に、人に、絶対なる完全も完璧もない。
希望だらけでも、愛に満ち足りてもいない。居場所もないかもしれない。
辛いことばかり。
自分の欠点が嫌だ。
欠点を埋めたい。
でも欠点は自分で選べない。
持って産まれた先天的なモノは自分じゃ選択できない。
―でも、友達は選べる。
ああ、そうだな、と。
こういう風にして、幸せを感じ取ることだって出来るんだよね、という。
目頭を熱くしながら、劇場を後にしました。
アスペルガーから見た世界
かわいいクレイアニメを期待していたので、正直ちょっと引きました。
登場人物に愛着を抱くことができずに見終わってしまいました。
ただ、アスペルガー障害であるマックスの心の世界の描写が興味深かったです。
人間関係や世の中に対する不器用さを抱えた人たちがこれでもかというぐらい登場しますが、私たちはそのような人たちを普段は見ないふりをして生活しています。この映画はそのような社会の鼻つまみ者の存在を私たちにつきつけます。そして見始めると目をそらせなくなるほど引き込まれてしまいます。どこか自分にも同じような危うさがあるから少し親近感を持つのかもしれません。
絵が不潔で気持ち悪いと感じる場面が何箇所かあったのでこれから見る人は心の準備が必要です。
どんな人も皆ユニーク
オーストラリア産の大人向きクレイアニメが
どんなのかと思いきや、意外とテーマが重くてびっくりw
「ウォレスとグルミット」となんかと比べると
ラブリーさにに欠けるし、デコボコした荒い見た目は
この映画の主人公たちのような不器用さそのもののよう。
でもよく見ると細部はよく作り込まれてて、見ているうちに
味わい深くなり、照明やアングルなんかも良かった。
冒頭から、オーストラリアに住む8歳の少女メアリーは
アル中で万引き常習犯のママと鳥の剥製作りが趣味の
パパと三人暮らし。
夢見る少女は、目は泥水色で額のアザはウンコ色と、、、
結構な言われ方ではじまり、ちょっとシュール。
この重いテーマをただ暗くせず、ブラックジョークを
交えて表現するには、実写だとキツくなっちゃうし
見ているうちに、このクレイの不細工加減が、実は
だんだん絶妙にしっくり落ち着くことに気づきましたw
主人公のコンプレックス持ちの少女と自閉症に苦しむ男の
繊細さ、寂しさはあるけど、他人に不必要に踏み込まれる
ことも苦手で&自らも踏み込めない不器用さ、
彼らが信じ合える事に必要な距離感など、実話ゆえなのか
とてもリアリティがある空気感あり。
“どんな人もユニーク”
“欠点は選べないけど友達は選べる”など
監督の深い愛情を感じ取れるとこが素晴らしかったです。
そんな世知辛い世を生きる孤独な主人公二人が、
恋愛感情を持つでもなく人間同士の絆が丁寧に
育まれていく様はなかなか切なく、
反則的なラストには涙腺ウルウルでした。
人間はみんな不完全
冴えない少女メアリーが、
電話帳でランダムに選んだ相手マックスと、
文通で友情を育んでゆく様を描いた作品。
マックスは、アスペルガー症候群(自閉症)で、
メアリーと同じく友達がいません。
宝クジに当選したり、人が死んだり、
事件は起こるのですが、
スポットがあてられているのは、マックスの、
コミュニケーションの不器用さ。
正直言って、出てくるキャラクターには最後まで魅力を感じませんでしたが、そんな「ひのあたらない人たち」の、
「ひのあたらない人生」が、最後には涙を誘います。
ただ、ややグロテスクだったり不潔だったりする印象もあったため、
可愛いクレイアニメを見たい方にはおススメしません。
ちなみに、楽しいチョコレートがたくさん出てきますv♪
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