劇場公開日 2010年3月20日

「身も心も痛い映画だが・魂の込もった力作!!」息もできない sanaeさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0身も心も痛い映画だが・魂の込もった力作!!

2010年6月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

ロングラン上映中に3回観賞。

集中して見なければ?の箇所もあるかと思います。
初見では?だった部分が2~3回目でいくつか解明されました。

涙の出るシーンが、回毎に違うのは不思議で・
暴力シーンは、初見に比べれば冷静に見れたかなぁ・
シバロゥマ?も愛着が湧いてきたり
1度だけサンフンが微かに笑うシーンは愛しいとさえ思えた。

街中を歩くシーン(スローモーション)は
3回目では更に込み上げるものがありました。
そう云えば、街中での巨大スクリーンパネルに映ってたのは
確か「ラブストーリー」「卑劣な街」のチョ・インソンだった。

手持ちカメラもリアル表現という点では成功かな。
大作との製作費は比じゃないでしょうが、
ここまで魂が込もった作品にはそうお目にかかれない。
テーマは暴力ではなく社会・家族・愛だと感じました。

ラストの解釈はそれぞれあるかも知れません。
サンフンがあの時・母を・・・

追記:
DVDで再見して気がついたのですが・・
劇場版では数か所に微妙な編集があったということ。
DVDは、解釈が解り易くなっていたと思います。
余韻を残す作風が好きなので劇場版がより好ましかったです。

sanae