「何とも、オシイ作品。」パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
何とも、オシイ作品。
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これは、お父さんが息子のために書いた物語。
息子さんやそのお友達にも、難読症などの障害があったようです。
ギリシャ神話に登場する神々達を、自分や息子の都合の良いように、話に取り入れてしまう楽しさを感じる。
何でもアリの、思いっきり楽しいものにしてしまおう!という、ノリの良さ。
でも、そこのところが、イマイチ伝わってこなかったように思う。
原作では、パーシー達は、12歳。
でも、映画では、高校生になっていた。
それが、原因かな~。
物事を、わかるか、わからないか、くらいの設定の方が良かったように思う。
また、CGにも随分お金を使ったのだろうな~というくらい、エンドロールで、VEに携わった方々のお名前が続く。
でも、「2012」や「アバター」など、毎月のようにスゴイ映像を見ていると、これくらいでは当たり前になってしまっている。
ちょっとやそっとでは、驚かない自分を冷静に見つめてしまった。
何とも、オシイな。
そこのところも、お子様向けに繋がっていく。
けれど、反対に、お気軽さでもある。
ポセイドンが、息子パーシーにどうしても伝えたかったこと。
それは、原作者のお父さんが息子さんに伝えたかったことに、ほかならない。
「困難は乗り越えられるはずさ」
ユマ・サーマンは、はまり役でした。素敵。
肩ひじ張らずに、お気軽に、お父さんが息子さんのために書いたお話、と思って見ると、とても楽しめる。
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