劇場公開日 2010年12月1日

「なんで作ってしまったんでしょう?」SPACE BATTLESHIP ヤマト gsacraさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5なんで作ってしまったんでしょう?

2010年12月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

この映画を作った人は、多分ヤマトが嫌いなんでしょうね。

最初の発進シーン、波動砲発射シーン、初めてのワープシーンなど、全てが軽い。
まるで市販の電化製品のスイッチをオンにするような気楽さを感じます。
このあたりにもう少し重みがあるとグッと感情移入しやすかったですね。

大マゼラン星雲までの旅も、見ている感覚からすると片道1週間程度の簡単な旅のよう。こんな短い旅にも耐えられないとは、沖田艦長はそうとうお身体が悪かったんでしょう。

「宇宙戦艦ヤマト」の良いエッセンスをことごとく否定し、意図不明で導入効果の全く無い新解釈・新設定を加える・・・きっと「ヤマト」をぶち壊したかったのだ、と理解します。

嫌いだ、という前提に立てば、ヤマトの艦体は最初と最後しか写さないところも理解できます。

しかしまぁ、なんでこんなものを作ったのでしょう。ま、内容が薄くて軽いところはTBSッぽいですが。

gsacra