「さらばぁ～地球よぉ♪♪♪ヤぁマぁ～トぉ～(笑)」SPACE BATTLESHIP ヤマト ぽんたろぉ～まろん♪さんの映画レビュー（感想・評価）
さらばぁ～地球よぉ♪♪♪ヤぁマぁ～トぉ～(笑)
キムタク演技は鼻につく。
原作は感動SF巨編の世界観で永遠の名作なのに、
実写化でどうしても陥り易い劇画調になっていた。
演技は臭いし筋書きにも戸惑った。
だがVFXの良さもあり、
途中から臭い演技に段々ハマッていく自分がいた(苦笑)
「ありゃりゃ？実写版だとアレ位のあざとい演技の方が寧ろ良い！」
と、途中からとても心地良く思えてきた(笑)
そうなるとストーリーの違和感も妙に心地よい(笑)
『もう、人類の希望はヤマトしかないのだ』
『…波動砲発射ぁ！』
『地球かぁ…。みな何もかも懐かしい…』
あの名文句のオンパレードと懐かしい音、歌、声……。
日頃からシニカルに映画を酷評するし、
最近はめったに泣かない当方４０歳台半ばのオヤジが、
不覚にも隣席の妻３０歳台前半が笑う位に、
ヤマトが宙に浮く場面以来、最後まで…。
幼少期の感動記憶が成せる業なのか、
ずぅ～～～っと糞ボロ泣き(笑)
妻はちょっとすすり泣く程度。
そこはジェネレーションギャップなのかっ！？
まぁヤマトをリアルタイムで知るアニメ世代は、
とにかくまず一度は観て、筋が破綻している点に突っ込むなり、
素直に泣くなり、この問題作(笑)に参加してみるべき！
この手のお手軽B級作品をお勧めする気は毛頭無かった当方だが、
敢えて言う…。４０～５０歳前後世代には、
なぜか不思議に心地よく泣ける映画。映画館で観る価値有！
年齢層限定、且つ、向き不向きはあるかと思いますが、
映画館で観るヤマトには意味があった気がします。
家帰って、YOU TUBEでヤマト関連映像を観まくって、
『あぁそうそう！ヤマトって面白かったなぁ！』
現代であの世界観はもはや通用しないけど(苦笑)
初めは映画の演技が劇画調で臭くて鼻についたけど、
臭ければ臭いほど段々と、
あのヤマトアニメそのものだったことに気づく(苦笑)
それに気づいた瞬間から、幼少～少年時代へ一気に
『ワープ！』(笑)
正義・好敵手・友情・愛情・思いやり・優しさ
命の大切さ・和解・寛容・地球環境保護…。
ここまで分かり易いストレート過ぎるメッセージで(笑)
昔は男子に大切だと教えられた価値観を、
直球で教えてくれていたコンテンツって、
正直あまり最近は知らないデスよ。
良い意味で価値観のクラッシック。
今はもう錆付いたのかもしれないけど、
古い昔にキラキラしていた勧善懲悪的なものが、
涙腺を緩ませたのかもしれません。
まぁ一度観てみて下さい。
妻は今だに、鼻水すすって泣いた当方を笑い者にします(苦笑)
くそぉ～！
子供の頃、キラキラしていた男子のロマンを、
世代の違う女子に分かってたまるかぁぁぁ～！(笑)