パチャママの贈りもののレビュー・感想・評価
全1件を表示
パチャママの贈り物/清々しい作品である
NHKだったかな。 今年の1月の第1週目かな、と2週目かな、、の夜のwonder wonder (アンデス/天空の鏡:中山エミリー・タレント) 番組で2度も放映されたのを偶然見ましたので興味をもちました。 番組の映像はきれいでした。
映画情報をめくりましたら、丁度、ウユニ塩湖を舞台にした「パチャママの贈り物」が上映されることを知り、渋谷のユーロスペース劇場へ観に行きました。 思っていたように、すべての画面がとても鮮明な映像で、アンデス山脈の高地の様子がよく判りました。 現代の利益追求社会から離れたノスタルジア的な村人の純粋な姿、生活、様式、塩を売りに旅するキャラバンを堪能しました。 貧しく、粗末な衣服、家であるが、飾らない素朴な気持ちで生きている子供達の姿を観させてもらいました。 このような映画を観るととても清々しい気持ちになります。 小学/中学生に社会科勉強の一環として、是非一度は鑑賞させたいものです。
松下監督は米国在住の日本人でありながら、南米の国をテーマとした作品は大胆不適であり、本当に驚きである。 この作品は過去のモントリオール国際映画祭で出品されたようで、当時の日本からのメディア人はこの作品についての評価はなく、日本人により製作されたことには気がつかなかったであろう。 日本では日本人監督が有名となった小説を題材として多額の制作費、有名役者を起用して映画を制作し、人気を得ている傾向があるように思えます。 この作品では役者と全くかけ離れた村人の演技は多少ぎこちないが、これも新鮮さを画面で感じさせてくれるし、監督の演技指導の苦労も見え隠れする作品であった。
最後として、皆さんに観ることを是非お薦めしたい、清々しい作品です。
全1件を表示