「ドリューだからこそ描ける“不良品”娘のまっすぐな思い」ローラーガールズ・ダイアリー めぐ吉さんの映画レビュー(感想・評価)
ドリューだからこそ描ける“不良品”娘のまっすぐな思い
大好き~~~!!!
全編どこをとってもツボだらけで、
「あーーー、やっぱりドリュー、大好きっっっ!!!!」と
叫んでしまいました^^
あのドリュー・バリモアが、エレン・ペイジ演じるブリスに
「どうせ私は不良品の娘よ」と言わせるセリフ、
ドリューの過去を思うと泣けます;;
そして結局、あんなに荒っぽく見えるお姉さんたちが、
家族を、なかでもお母さんを大事にしろと諭し、
ブリスも傷つきながらも、ありきたりな反抗ではなく
ちゃんと家族と向き合い、お互い理解していくって、、、
いいよなあ、と。
ホント、ドリューに「よかったねえ(泣)」と言いたくなります。
そして、その主人公のブリスが着ているTシャツがなんとストライパー!!
ひゃーーー、なつかしい!!!!
これを観てるどれだけのヒトが、
80年代の“クリスチャン・メタルバンド”ストライパーなんて知ってるんだろう、、、
そういや私、高校生のとき、ストライパー引き合いに出して、聖書のレポート書いたっけ…
などと思いながら見ていたら、
なんとこのTシャツが、エレンとバンドマンの彼との関係のキーアイテムになるのでした。
そうだよなー、ただ何もなく着るにしてはインパクトありすぎだもん…と深く納得。
そして、そのTシャツがきっかけで、バレてしまった彼の言い訳…
うーーーん、、、
こんなコトバ、どっかで聞いた覚えがあるような。
あー、こうゆう男のヒトはみんなこうなのかしら??
そういえばドリューもストロークスのメンバーと付き合ってたからねえ、、、
などと、あれこれ考えてしまいました。
ライバルチームのエース“アイアン・メイヴィン”
(ってアイアン・メイデンのもじりですよねえ、、、)役が
ジュリエット・ルイスってゆうのも、ナイスなキャスティング☆
とゆうのも、「JUNO」を観たときから、
エレン・ペイジの顔の不思議さ
(派手でな典型的美人という顔立ちではぜんぜんないのに、
なぜか個性的でエキセントリックな感じもする“不思議ちゃん”顔)
って、どこかジュリエット・ルイスを彷彿とさせるなあ…と。
この二人を“新旧対決”という立場でぶつけてくれたのが、
ワタシ的には超ツボでした。
あ、唯一残念(?)だったのは、
The Runnawaysの曲を使っていなかったこと。
このメンバーたちの雰囲気とも、
映画自体の雰囲気ともピッタリなのになー、とちょっと残念。
でも、ストロベリー・スウィッチブレイドも歌ってた
「ジョリーン」の替え歌は最高でした☆