「ぶっ壊した先に」ケンタとジュンとカヨちゃんの国 カミムラさんの映画レビュー(感想・評価)
ぶっ壊した先に
何かあるはず。今よりマシなはずだ。何か変わるはずだ。別の世界に行けるはずだ。そう思いたい。
でも、そんなのは幻想である。彼らを待っていたのは地の果て。信じていた救世主は生きる屍。結局何も変わらないどん詰まり。楽園なんてどこにも無い。
何か虚しいよ。
ケンタがちょいちょい言ってた『俺とお前は違う。』
何が違う?何も違わないよ。所詮同類。
この作品のカヨちゃんの役割って何だったんだろ?
愛に飢え、誰にでも股開く尻軽。ノリで言った『愛してる』を本当バカみたいに信じる痛い女。
結局この子もケンタとジュンと同じ、自分じゃなく他人に希望を見出だす人間なのかね?
コメントする