「基本に絞り最後まで観せる。」SP 野望篇 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
基本に絞り最後まで観せる。
近頃本当に物忘れがひどくなった…と思ったのは、
三年ぶり?に映画で復活したこの元・深夜ドラマを
以前も映画館で観たものと勘違いしていた(あーあ)
なので内容自体忘れているかも…なんて思いつつ、
まぁ~でもアクション映画だしね、いっか。なんて
タカをくくり、いざ劇場に着いてみたらすごいヒト!!
寸でのところで満席を免れて^^;いつもの定位置へ。
みんな誰が観たいの?あ、岡田君だよね。
しかし観始めて、あーそうそう、そうだ、これだ!と
内容は忘れていなかった(というより呼び戻された?)
ことにひと安心。まぁ…どうなんでしょうねぇ、新規で
観る人は、この岡田君の能力をどう思うんでしょう^^;
超人化してますからね。あのちっちゃい身体で。
脚本の金城一紀と一緒に、あり得ないアクションを
ぶちかましてやろうと画策し(爆)それを実践したそう
だけど、さすがに堪えてしまったらしい…だろうなぁ^^;
今作は二部作の前編だそうで、ドラマのラストを継ぎ、
謎の解明に近づく…かと思いきや^^;それは後半戦へ。
まだまだ引っ張るつもりらしい(爆)
ただ、ストーリーというストーリーが確立されていない
展開の中で、とにかく走る!殴る!守る!という基本
のみに絞って描いたのがかえってこちらを興奮させる。
冒頭の岡田君の追跡時間の異様な長さ^^;に、おいおい
これは「太陽にほえろ!」だったか?なんて思った(古)
(テーマ曲まで浮かんじゃったよ)
こんなにしつこい追跡劇など最近では見かけない。
懐かしい…というか、やっぱこれだよね。ナマの走り。
なんて、私なんかはこういう引き延ばしをこれでもかと
観てきた世代である。どうせ最後は捕まるのにね…^^;
懐かしい。面白い。興奮する。の三拍子が心で躍り、
最後までワクワクしながら観てしまった…あっはっは。
べた褒めするわけではないが、この監督(波多野貴文)
過去作品を観ても、盛り上げ方が巧い。観客の視点を
そらさずに引っ張る能力(シンクロとは違うけども^^;)が
あるんじゃないかと思う。映画の出来不出来は観る人
其々の感想に委ねられるものの、まずは飽きさせずに
最後まで観せることが重要。途中で寝られたら感想も
へったくれもないし…?特にアクションがウリではね。。
某番組で堤真一にハタ坊ハタ坊と呼ばれ小さくなって
いた人が作ったとは思えないスケール感を今回感じた。
あ、岡田君共々、小さいヒトが大きく活躍する作品??
すいません、また余計なこといって^^;
(後編で謎が解けるの?解けないと本当に残念だよ…)