REC レック2のレビュー・感想・評価
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新怪物の誕生か?
続編。パート2に名作なし、の格言どおりか。
『28日後・・・』と『エクソシスト』を鍋に入れて灰汁をすくってみた、ような、なんちゃって作品になり下がってしまった。一発ギャグで始めのインパクトを維持するのは難しい。2作目なのだから、もっと工夫すべきだった。評価された部分をいまいち勘違いしてしまったのか、実力を出し尽くしてしまっていたのか。これなら、100本制作しても同じ。
進化を期待していたのに、おざなりな世界観構築で迫力減退。事件の真相の解明が稚拙な逃げ道を選んでしまった事ですっかり冷めてしまった。デジタル世代の悪癖か。記号にはめ込めば誰でも分かってくれると頑なに信じている。
前作、初見のインパクトはあったが、後に残る作品にはなれなかった。
恐怖度、前作比50%
前作『REC』は怖かった。マジで怖かった。
あのおぞましいラスト10分はまともに直視出来なかった程だ(まあビビリなだけですが)。
いわゆるPOV(主観視点)映画の中でも前作は、『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』のような深みこそ無いが、恐怖・臨場感の表現・エンタメ性においてひとつの到達点だったと思う。
本作はその続編。おまけに監督も続投。期待するなって方が無理な話だ。
実際、今回も怖い。緊張感は相変わらずだし、ダクトのシーンや暗視カメラの活用法など、恐怖で顔が自然に引き攣ってしまう。
だが、やっちまった。
大抵の続編が踏む地雷を本作も踏んでしまった。話の風呂敷を広げすぎたのだ。
この映画では前作で蔓延した感染症の起源が明かされる。確かにそれは意外性があって面白いのだが、理屈の通じる存在だと分かった時点で、前作までの理不尽極まりない恐怖のエネルギーは減衰。
複数の視点で物語を語るなどの手法を盛り込んだ点も裏目に出た。作り手の意図が垣間見えた為に、作り物という印象が増し、観客がその場を体験しているような『生っぽさ』は薄れてしまった。
個人的には、怖さは前作の5割ってとこ。3作目も出そうな雰囲気だが……大丈夫?
「いい所取り」だけど、上手くまとめたって感じ?
[REC/レック]は見る機会がなくて、とある劇場で[REC2/レック2]公開記念前夜祭っていうのがあって23日の晩に、[REC/レック]1と2をイッキに見ました。
まぁ、基本は、いわゆる「スプラッター系」なので、「それには恐怖を感じない」という人にとっては、そんなに“怖い”内容でもないかもしれません。
僕も実は、その口ではあるので、正直、宣伝で流れているような「トラウマを背負う・・・」みたいなことは、(勿論)期待していたものとは違いました。が、1と2を合わせて、そんなにお金が掛かっているわけではないだろうけど、色んな映画の手法を組み合わせて、上手く仕上げたなぁって所には、ある意味感心しました。
内容的には、「ゾンビ」と「28日後・・・/28週間後・・・」に「エクソシスト」が加わってるかなって感じですが(もしかすると、「キューブ」の要素も意識されているかも・・・)、ヨーロッパ文化の人たちにとっては、その「エクソシスト」的要素の取り入れ方がポイントなんでしょう?ただ、日本人の僕からすると、「そう行っちゃいますか?」って、感じさせられてしまう所が、ある意味興ざめであったり。また、文化の違いを感じたりって所でもありました。
ただ、この映画、1と2は、どうも「ホラー映画で3時間越えはちょっと」ということがあったのかという感じで、2作品に分けられている感があるので、2を見るつもりで1がまだという人は、できれば1を見てからのほうが良いように思います。
思ったほど怖くなかった・・・。
突然ドキッとする場面もあるが、怖いかもと、警戒していたせいか、思ったほどではなかった。ただ感染した人が現れると、うるさいと言うか大騒ぎになる。日本人の感覚とちょっと違うかも。話が前後するのと、前作を見ていないと分かりづらい所があると思う。録画している映像が時々止まったりするので、見づらい。タイトルからしたら、仕方ないのかもしれないが・・。結局、何でこういうことが起きたかと言う原因が分かるが、この後どうなるかは次回にと言う終わり方だった。
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