悲しみよりもっと悲しい物語のレビュー・感想・評価
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たしかに、泣けるように作ってあるけれど
自分の「こうしたい」の為なら、他人を不幸にしてもかまわない。そんな人の性(さが)が描かれている究極の自己中映画。
怖いな。
他にもやりようはあったろうに。
利用して騙したのなら、せめて騙した相手を幸せにするように責任取れよ、と思う。
”自分が思う大切な人の幸せと自分の気持ち”さえ満足させられればいいのか。
そんな中で、歯科医の婚約者が小気味良かった。親が決めた体裁だけの婚約者より、ケイに”人”として興味持っちゃって、実行しちゃう。
こんな物語がラブストーリーとして高評価なんて、
そのことが一番”悲しみよりもっと悲しい”話。
自分の自己中心性を計るバロメーターになる映画です。
マイナス評価。
後半の展開はさすがです。
よくある韓流映画の恋愛ものだな~って感じで観ていました。物語は主人公の彼の視点で展開していく。彼女が幸せになってもらいたい一心で、彼は自分の思いを封印する。そして彼女は幸せを手に入れる。
めでたしめでたし、で一旦物語は終了する。それから彼女の視点で物語がまた時間を逆戻しにして始まる。
明らかになる彼女の想いに泣けてしまう。
ラスト30分前まで、途中で止めないで!
泣ける韓流映画を観たくてネットで調べたところ、この作品、評判よかったので、借りて観た。最初は正直見ていて、かったるい。
静か。音声やBGM が小さい気がするし、全体的に迫力に欠けていて、しかし、だからこそ、居酒屋さんを途中で抜けて倒れこんでから号泣し始めたケイに迫力降臨。もらい泣きしてしまった。ラスト30分前、時計が逆まわりした後、こうすればよかったのに!!という私の視聴者としての願いを叶えてくれた。
コレ深い・・・
うわっ・これは泣きたい方どー
ぞ・・
悲しみよりもっと悲しいって・・どんなんよ?w
Followingのレビューから気になって
久々にラブストーリー見ましたw
愛するがゆえ主人公の辛く悲しい決断・・
でもこれってどうなの?・・そう思いながら見てたので
前置き長く感じて最初は入り込めませんでした。
でも時計が逆回りしてからの展開・・
思ってもいなかった・・
えぇーーー!これ深いです・・(>_<)
結末がわかるとこの作品の意味が無いので書かないですが
時に親であり兄弟の様な存在・・
ある時は友達みたいで・・恋人でもある
その人の幸せだけを願い貫いた愛の形・・
こんなにも1人の人をお互い思い続けるなんて
ある意味幸せだったんだと思わないと
悲し過ぎるストーリー
歯科医もある意味・・悲し過ぎるわ・・(大笑)
頭の中の消しゴム
が私は大好きな作品の1つなので
好きな方にはオススメです。
号泣する人と、怒りすら込み上げる人とにわかれそうですね
泣かせにきますね
やっぱり泣いちゃったよ
~~
終盤、そこかしこから鼻水を啜る音が。
私も、こらえきれず涙が頬を伝っていきました。
しかし、客電点灯後、事件発生。
「全然悲しくないじゃない。あきれてものも言えなかったわよ」
私の2列前に座るおばさん2人組、失笑を浮かべながら大声で言い放つ。
私は、その感性に逆に興味を持ち、どのような表情をされているのか、
そのあとにどのような言葉が続いてくるのか、まじまじと見つめてしまいました。
ただ、期待に反し、苦笑いを浮かべるばかりで、
その後、言葉を発することはありませんでした。
まるで私の位置が天気図の前線のようで、
逆に私のうしろは「泣けた。よかった」と賛辞の嵐でした。
私が前線イコール、暖気と寒気がぶつかり合う場所ですから、
私が一番泣いていたとも、言えるわけなんですけどね(苦笑)
◇ ◇
韓国で公開されたのは丁度1年前。
2009年3月12日。
ウォン・テヨン監督、
詩人としては有名も映画監督は初めて。
クォン・サンウ、イ・ボヨン、イ・ボムス
主要3キャストが出演ギャラを全額製作費に
投資したことも話題になっていたそうです。
それだけのパワーをシッカリと感じさせてもらいました(笑顔)
作品チラシにも書かれていましたが
『私の頭の中の消しゴム』これがツボだった人
おそらく、今作も泣いてしまうと、思います。
今作もある種、難病モノですし、
おぼろげに見えている結論に到達するまでの過程に
どれだけオリジナリティを発揮できるかにかかってくるわけですから。
私は、今回の展開手法は、好きです。
ここは『今度は愛妻家』で泣けた人なら受け入れられるはずです。
つまり、今作も
「ここでクリームは、こう思っていたんだ」と知りながら観る。
1回目は普通に観て、2回目は登場人物の気持ちを振り返りながら観る、
そんな作風になっていました。
個人的には印象に残った役者さんは
悲しみに満ちたカップル2人よりも
脇に位置したイ・ボムスさんと、チョン・エヨンさん。
ウェディングドレスを選ぶ店にいる2人を遠巻きに見つめる
イ・ボムスさんの哀愁漂い、すべてを悟ったかのような表情。
店の中にいる、2人の表情とは対照的で、心にグッとくるものがありました。
フォトグラファーを演じた
チョン・エヨンさんは、異質な存在感を
示していたのですが、プロフを見ると、本業はモデルでした。
おそらく今作中において
クォン・サンウの心の闇を一番理解し、
支えていたのが彼女だと思うのですが、
悲しみ一色に作品世界が染まりかける中、
私は、この作品に純白色をイメージしたのですが、
彼女が、作品に混乱を与える、黒ではない、紫色っぽい
雰囲気を醸しだし、ただのメロドラマにしないような奥行きを提供してくれていました。
彼女が最大の功労者と言っても過言ではないと思います。
☆彡 ☆彡
怒っていたおばさんなんですが、
正直、気持ちはわからなくもありません。
主要な登場人物たち、
全員あと一歩を踏み出さないんです。
その一歩を踏み出せば世界は劇的に変わるはずなのに。
『僕の生きる道』
草なぎくん、矢田さん夫婦の行き方を支持する人には
ストーリー上しかたがないのだと、生理的に受付けられないのかもしれません。
突っ込みどころを突っ込まずに
主要キャストたちの心情を理解し共感する。
これが今作の正しい楽しみかたなんだろうな。
詩人っぽい、叙情的な映像もよかったですよ(笑顔)
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