「ロボゲイシャ?バカバカしいにもほどがある。」ロボゲイシャ ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
ロボゲイシャ?バカバカしいにもほどがある。
「片腕マシンガール」が大好きです。その流れで、井口監督の作品を見漁っていた時に購入したDVDでの鑑賞です。
とは言っても、ファンには申し訳ないですが、購入を後悔している一本です。
井口作品の魅力は、エログロ満載。バカバカしいほどのくだらなさ。チープをチープに見せ、楽しさが伝わってくる特撮シーンだと思ってます。
でも、この作品は物足りない。というよりも、全てが中途半端すぎて、魅力が全く感じられない。
噴水みたいな血しぶきは、CGであっさりと描かれています。迫力なんてあったもんじゃない。あまりにもチープすぎる。チープさが売りのB級映画ですが、このチープさは自分には許せません。笑えないグロはさびしい限りです。
そして、なにより「ロボゲイシャ」でありながら、どこが芸者なんだっていう感じです。日本髷を結っていれば芸者なのか!あんなタンクトップにホットパンツで何言ってんの!エロさを出すなら、着物がはだけてチラリのほうがよっぽどエロいんじゃないか。(必殺みたいな暗殺シーンはそれなりに楽しめたんだけど。あの感じで全編通してくれたらよかったのに)
ただ、あのセーラー服での戦闘シーンは良かった!自分がセーラー服フェチじゃないかって思うくらい大好きです。(ロボゲイシャでなんでセーラー服の戦闘シーンを誉めなきゃならないのか複雑な心境です)
全編通して、バカバカしさが全面に出ている映画だと思うんですが、このバカバカしさは自分には合いません。今回、改めて見直して確信しました。
何故か劇場で2回観ており、2回目は井口監督同席の解説付きと訳分からん企画でした。姉との合体は良いんですがガンタンクみたいになってしまうのは駄目でした。この後井口作品はアイドル方向に行ってしまいますが、この後のザボーガー、ドグちゃんで段々に・・って感じですかね。