「女性剣士」花のあと kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)
女性剣士
許されぬ恋ではあったが、一度剣を交えたときに運命を感じた以登。切腹の報せを聞いたが許婚の才助(甲本)の情報もあって、孫四郎の妻が藤井(市川亀次郎)と密通があったことや藤井の賄賂の事件を探り当てる。やがて、才助にも協力してもらい藤井を討つことを計画するのだった。
藤沢作品もかなり映画化されつつある中、女性剣士が主人公になるのは初めてだ。この藤沢作品の良さとなる山形の四季を大切にし、純愛を貫くところがやっぱり素敵だ。北川景子が主役ということで期待はしてなかったのだが、彼女の表情がいい!正面から見ると、下唇が色っぽすぎるけど、不倫中の伊藤歩の悪賢そうな唇とは対照的でもあり、純愛ぶりが伝わってくるようだった。セリフ回しはちょいと難点・・・
全てを理解し、優しく包み込み、仇討(正確には違う)にも一歩下がって見つめている甲本の役どころは美味しい。男はこうあるべきか。
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