「娯楽大作!」十三人の刺客 ミアさんの映画レビュー(感想・評価)
娯楽大作!
面白かった!
延々と続く血みどろの殺陣は迫力がある。
赤穂浪士と七人の侍から設定を借りて
十三人:百数十人の戦いの場を作り出したような映画
だが、物足りない
藩主一人を消せばいいんだったら毒殺が一番簡単でしょ?
同じ藩の仲間を何百人も殺していいの?
爆弾や弓で、もう少し人数を減らしてから刀と槍の斬り合いに
するべきでは?
わざわざ村を借り切らなくても、細い山道の方が有利では?
などなど、話に必然性が無い事がどうしても気になる。
そして、ナイモノネダリなのかもしれないが、
松方弘樹と伊原剛志以外は武士らしくない。
伊原剛志は浪人が良く似合っていたが、居合抜きの場面
「剣鬼」で内田朝雄が見せてくれた息を飲むほど美しい居合術と
ついつい比べてしまった・・。
(内田朝雄の剣は、弧を描き煌めいた次の瞬間には
吸い寄せられるように鞘に納まっていた。)
「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」の伊勢谷友介は、
歌舞伎役者を思わせる色気で、ほれぼれしたのだが、
この映画では、コミカルな汚れ役でちょっと残念だった。
オリジナル版も是非見てみたい。
(鑑賞したのは、2010.9.26デシタ)
(オリジナル版見てからレビュー書こうと思ってたもので・・)
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