「現在の日本の法整備は?」孤高のメス りかさんの映画レビュー(感想・評価)
現在の日本の法整備は?
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この病院で手術して欲しくない。
当麻医師(堤真一)が赴任して来た。
緊急手術、偉そうにされたら嫌だけど、
医師には頭が下がる。外科医なんてなおさら。
当院の慣例には従わず、患者の命最優先。
医者が隠し事したらたまらない。
実際あるのか。
市長が倒れて救う方法を模索する。
生体肝移植したくとも
適応するドナーを見つけられない。
事故で脳損傷、脳死状態。
息子、仲野太賀だった。
日本の法律で認められていない
脳死肝移植をするしかなかった。
このような事例たくさんあると思うが。
同病院の敵対する医師たちに、
警察やメディアにリークされる。
手術が無事終わった。
心配していた刑事訴追はされなかった。
完全脳死状態であったこと。
双方の家族の承諾を得ていたこと。
ドナーの脳死状態の少年の母の切なる
嘆願書も功を奏した。
当麻医師は、病院を去る。
素晴らしいナースだった。と言い残して。
ナースの息子は医師となり、
母が勤めていた病院にやって来た。
刑事訴追を免れるケースもあるわけだ。
法整備を妨げている要因は何なのか。
ドナーになるべく軽はずみな判断や
脳死患者家族に圧力をかける恐れなどを
懸念するのか。
脳死患者の家族の心の痛みは、
経験しないとわからないだろう。
これ以上身体にメスを入れて欲しくないとか。
どこかで誰かの身体で生きて欲しいと願えるかどうか、それも難しい。
オペ室ナースの日記を読むことがナレーションになっているが、あまりそぐわなかった。
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