「いよいよ最終決戦」ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)
いよいよ最終決戦
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総合80点 ( ストーリー:75点|キャスト:90点|演出:80点|ビジュアル:100点|音楽:75点 )
結末に向けて最後の決戦となる。それまでの伏線がここにきて繋がってくるし、派手な対決の場面や人々の団結など見どころも多い。学校を舞台にした戦闘は映像も素晴らしくて最高の迫力だったし、ハリー、ロン、ハーマイオニーのいつもの三人組に加えて、敵味方問わず脇役たちの活躍も十分に堪能させてもらった。
スネイプ先生の件は「謎のプリンス」のときから前振りがいくつかあったので、どうなるのかある程度想像がついていた。むしろ何もなく裏切りの敵役で終わっていたらがっかりするところだったが、真実が語られることによって物語もさらに複雑になるし高揚感を高めたと思う。第一作からかなり特異で目立つ存在で印象深かったので、個人的に重要で複雑な役割を見せてもらって満足。
「ハリー・ポッター」とは、魔法の世界という人々の憧れや楽しい世界を、ハリー・ポッターをはじめとする登場人物たちが、ハリーを演じたダニエル・ラドクリフをはじめとする出演者と共に成長するという時間の流れを観ることが出来た稀有な作品である。魔法だけでなく映像だけでなく物語だけでなく、冒頭から結末まで映画の中とはいえ成長していく彼らの人生の一部を見守ったことが出来たような気にさせてくれた。今回の結末を迎えて、それにも満足させてもらった。
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