「…10年ひと昔。」ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
…10年ひと昔。
10年の長きに渡るシリーズがついに完結。
前回中途半端に期待を持たせて終わった前編から~今回は「あのヒト」と
ハリーにまつわる真実までがググ~っといっぺんに観られるので嬉しい。
原作は結局一度も読まないで^^;映画の世界だけで堪能させて貰ったけど、
これだけ続けば渡鬼もビックリ(違うか^^;)歴史ある作品になりましたね~。
いやはやキャストの皆さん、お疲れさまでした。
あーしかし、ハリーが小さかったあの頃が懐かしいなぁ。また観たくなった。
多分うちの息子と同じくらいのダニエル君、観始めた時はうちのも小さくて
一緒に何年も観てきたよなぁ…今じゃ、別々に観るようになったけれど…^^;
まるで自分の子供たちが大きくなったような不思議な感覚に囚われるのが、
こういう成長モノ。しかも10年とくれば…感慨深いわ、親御さんの立場でも。
しかし、ホントにダークになりましたねぇ。初めの頃のワクワクした魔法は
今では見る影もない、何しろホグワーツ全体で武装蜂起して敵と戦うので
も~ほぼ戦争モード。それでもハリーを守るために、皆が協力して戦い抜く
場面には、様々なドラマも書き添えられ…いやしかし出演ゲストが多いので、
肝心のハリーたちの絡みは思ったより少ないのが残念。。とにかく最後まで
謎の多かった先生^^;が、このラストでは主人公と同格の意味合いを持って
過去を解き明かす…という最高の場面をかっさらうもので、直後のハリーの
表情には泣けてしまう…あぁ、そうだったのか。…でもって、それからあとに、
今度は白い世界^^;にて、あの亡くなったはずの先生が…またもやハリーに。。
いや~あなたは、本当に残酷な運命を背負ってしまったのだけれど、同時に
これだけの存在に支えられてきたわけだよ…なんてまた泣けてきてしまった。
彼の決断に愕然とするも、いやいやこれはファンタジーだろ!?なんていう、
姑息な想いが入り乱れるラストの大決戦、果たして最後の決着はいかに…!
面白かった。ハッキリ言って暗いけど^^;重いけど^^;ちゃんと結末を迎える。
結局(おそらくは)原作に描かれてきた大部分を端折った部分は多いのだろう、
もっと活躍したメンバーもいただろうし、その場面をメインにもってくるか?と
いう演出方法もあったんだろう、そんな不満や疑問を差し置いてこの物語は
突然スコーン!と未来へ向かってしまうワケで。この潔さ!^^;
10年…といわず、その先も、キャストを替えることなく、堂々と描き続ける
その姿勢って、渡鬼と…(だから違うけど^^;)なんかやっぱりダブるんだよなぁ。
とにかく、キャスト、スタッフの皆さんお疲れさまでした。
あーひとつの青春(映画)が終わった感じがしますね。
(10代の子供達はずっと想い出に残るでしょうね。それをいつまでも大切にね。)