「古き良きハリウッド映画の人情味」チップス先生さようなら(1939) Gustav (グスタフ)さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5古き良きハリウッド映画の人情味

2020年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

サム・ウッド監督作品では、ルー・ゲーリックの伝記映画「打撃王」の名作があって大のお気に入りなのだが、このジェームズ・ヒルトンの有名な小説を原作とした「チップス先生さようなら」は、1930年代の古き良きハリウッド映画のテイストが原作とマッチしていて味わい深いところが良い。元来技巧派ではないウッド監督だが、それがこの作品ではプラスに作用している。特にグリア・ガースンが現れてからの人情味豊かな映像タッチはとても好感の持てるものだ。ジョン・ミルズが生徒役で僅かだが出演。

Gustav