劇場公開日 2010年1月9日

  • 予告編を見る

「付き合い開始500日未満のカップルへ贈る”恋のリトマス試験紙”」(500)日のサマー septakaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5付き合い開始500日未満のカップルへ贈る”恋のリトマス試験紙”

2010年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

予告編で魅かれず
当初はパスを決め込んでいました。

ところが、愛読誌などで好評。
また、全米10都市27スクリーンから上映を拡大、
公開4週目にトップ10入り。そんな情報を耳にして行くことにしました。

☆彡     ☆彡

なんだろ
この爽やかな気持ち
途中は胸が締めつけられていたくせに(苦笑)

ラストのセリフのオチが
一瞬理解できず、英語力のなさを露呈。

その後、エンドロール中に気がつき
後味のよさが増しました(都合よすぎだぞ!)。

〈 続かないのが人生 〉
〈 妻は家に導くヒカリ 〉

ラストの結果が早々にわかってしまうことに関して
賛否両論がわかれそうですが、むしろそのことによって
「コミカルな作品ですよ」とのアナウンス効果になるんじゃないか、と
わたしは勝手に解釈。いくつもの場面でクスクスと、時には声を出して
笑いながら、気持ちをゆったりとして、楽しませてもらいました(笑顔)

主人公のトムの勤務先が
一言メッセージを添えて贈るカードを作る会社のため
短いフレーズで心に残る珠玉のことばも多数あって、
そちらもさらに気持ちを良くさせてくれました。
字幕の翻訳者、大変だったんじゃないかな(苦笑)

◇   ◇

運命の恋を信じる男性、トム
運命の恋を信じない女性、サマー

この2人が織りなすラブコメディ。
『妻が結婚した』(09)こちらを
オブラートに包みソフトタッチにした作品でした。

『妻が結婚した』は
男性・女性で評価が180度割れそうな気がしました。

今作も、中盤までは、
女性はイイかもしれんけど、
男性はつらいよな。だって、
よっぽどモテモテの人じゃなければ
トムと同じような勘違い?経験?悪あがき?はしているだろうからな。
他人事に見えんでしょ??と、同じ男性としては目をそらしたいような場面もありました。

ただ、
クライマックスからラストにかけて、
サマーの行動は、男性目線からみて
「こんな女性いるのかよ、ドラマや
映画じゃあるまいし(映画じゃん)」
突っ込みを入れたくなるのですが、
トムにも希望の光を与えると同時に、
ある結論を導き出して幕を下ろしますので、
お~、よかった、よかった。パチパチ、拍手!と気分よくエンドロールを眺めていました。

そして、
時間をおいて一歩下がって
もう一度、振り返ってみました。

中盤、
男性は胸を締めつけられるけど
女性はイライラするかもしれないな
理解してくれない、女々しい男性に対して(苦笑)

男女2人で行って、
ポップコーンを食べる
スピードが上がり、取りかたが力強く
烈しくなったら、彼女はトムにイライラしていると気づいてあげてください。
そして、彼氏であるあなたは、決してトムと同じような行動を現実世界でとらないようにしてください。

そうしなければ、本物の地雷を踏むことになってしまうでしょう。

☆彡     ☆彡

時に挿入されるアニメもかわいかった。
音楽も素敵だなぁ、と珍しく耳に残りました。

リーフレットを読むとマーク・ウェブ監督。
ミュージッククリップ製作で有名な人らしいですね。納得です。

ポップで、キュートな時間を過ごさせていただきありがとうございました(笑顔)

septaka