食堂かたつむりのレビュー・感想・評価
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人を幸せにする料理
人を幸せにする料理・・・そんなテーマの映画は今までも数多くあったが、どことなくメルヘンチックで、不思議な世界から抜け出せない作品。波乱万丈な展開を予測させるも、中学時代のクラスメートであったミドリ(満島ひかり)によって料理の中に虫を入れられただけ・・・
母親ルリコ(余)が処女?などという奇想天外な発想はいいのだが、一緒にオッパイ山のバンジージャンプを飛んで失踪した先輩シュウ(三浦友和)が医者となって故郷に帰ってきて、癌であることが発覚したのに、そのまま結婚というクライマックス。最後は豚エルメスに乗って空を舞う・・・
ファンタジーならファンタジーらしく、人間ドラマならドラマらしく、なんだか全てが中途半端なような気がする。一番印象に残ったのは、ルリコの経営するスナックの常連である田中哲司が「こんなに時間かけやがってお茶漬けかよ」と言いつつもお茶漬けを食べてから1万円札を置いていったところだろうか・・・それに彼は飲酒運転になるからと、馬に乗って飲みに来ている(笑)
かわいいけど中身がなかった
公開当時映画館で鑑賞しました。とにかく毒々しいまでにカラフルだった記憶があります。監督がCM出身だと聞いて納得しました。確かに色彩感覚は抜群です。デザイナー志望の方は一度鑑賞してもいいのではないかと思います。 肝心のストーリーですが、あまり共感できませんでした。ファンタジーを指摘するのも野暮なのですが、一日一組の予約客しか受けない食堂?確かにシェフが調理から給仕まで一人でこなす一日一組の高級フレンチって存在するらしいです。でもこの食堂で出す料理は主人公の生活を賄えるようなものじゃないんですよ。この映画を選ぶくらいですから私も夢見がちなところはあります。でも飲食の仕事を甘く見すぎていて違和感がありました。それから豚のくだり。テレパシーとはいえ言葉が通じる相手を食べるというところが理解できませんでした。食べられる側があんなにニコニコするはずないと思うんですけどね。 とは言え全体的にメルヘンでかわいい感じです。特に終盤の結婚式とパーティーのシーンはちょっと憧れます。先に述べましたが、服飾とかデザインとかウェディングとかCMとかを目指している人は一見の価値があるかと思います。
雰囲気は嫌いじゃない
監督が撮りたかったものを全部寄せ集めた感じだろうか、全体的にもっと整理できると思う。所々飽きさせないような演出はあるけど、虫のくだりが終わった辺りから退屈に感じた。原作は未読なので内容について文句は言いにくいが、もっとさくっとやってほっこりする感じを期待していた
金と男を失った女の子が田舎でメニューのない食堂を開く。 そこで食べ...
金と男を失った女の子が田舎でメニューのない食堂を開く。 そこで食べた人はみんな幸せになっていく。 よく映画の中で食事は幸せの象徴となっているけど、その王道をいっている。 破天荒なお母さんだけど、娘を思う気持ちは人一倍。 お母さんの働くあの飲み屋、一度行ってみたい。 CGがふんだんに使ってあるけど、ボク的にはよかった。おっぱい山とかアムールみたいなキャラの濃い設定ではCGとかもあった方がほんわかした感じが出ている。 めちゃイケに出ている幸子。機械かと思うほど役者ブタに成長している。
おいしそう
原作を読んでいないので無知なまま柴咲さん見たさで見ました。
かもめ食堂の雰囲気かと思いきや、嫌われ松子っぽい(映画みてないけど)感じ。
ゆるい映像ではなかったので
めっちゃ好み!というわけではないけど、嫌いじゃないかなといった感じでした。
出てくるお料理が素敵なのと
りんこの食堂かたつむりのキッチンが素敵。
あんなキッチンでお料理したい。
あとブタがいた教室のテーマをさらっと入れていた。
切なかったけど、食べるって生きることなんだなと思ったり。
ファンタジックなおとぎ話といった印象。
最後の親子のお話と
白い鳥の食事のシーンがいろいろとぐっときます。
かたつむりのあゆみのように。
失恋のショックで失語症になってしまった倫子は田舎の母の元に帰り『食堂かたつむり』を開く。
原作読破済みで、気になってたので。
柴咲コウがハマっていて良かった!服とか食堂作ってるシーンすき。
残念だったのがファンタジーな映像。
かわいいんだけど…実写とあんまりマッチングしてない感が拭えなかった。
母が自由すぎて笑える…エルメスかわいい。
きっと心配してるんだろうなー
倫子が食材と向き合ってるシーン好き。
人に合わせてつくるのはほんと至難の技だよなぁ
料理を通してあったかい繋がりを感じられる作品。
意外と食べ物が美味しそうでない
そこが肝なのに。 それ以外の雰囲気はよく表れていたと思う。 食堂かたつむりに行ったら、お腹が満たされて、ついでに心も満たされる感じが足りない。
ファンタジックな柴咲食堂
見る前はもっとゆる~い雰囲気の、何も起こらないけど癒される系な作品だとばかり思っていたのですが、見てみたらあまりに予想と違った作風だったので、少々面食らってしまいました・・・。 まあゆる~い映画には違いなかったのですが、歌とアニメ画をふんだんに盛り込んだ思いっきりファンタジー調の作風だったので、どうもストーリーの中にいまいち自分の感情が入り込めないと言うか・・・。 食育の話であったり、母と娘の物語であったり、ストーリーは物凄く良かったと思うのですが、演出が私の肌には合わなくて、終始違和感を感じつつの鑑賞になってしまいました。 とは言え、余貴美子が演じた母親の本当の思いを知った時には、かなりウルっと来ましたけどね! 女臭がプンプン漂うちょっと変わったお母さん。 倫子が子供の頃からずっとお母さんのことを好きじゃなかったのも、妙に納得のお母さん振りでしたが、終盤明かされた母の真実、娘への想いを知った時には、思いっきり心揺さぶられてしまいましたよ。 そこに持って来るまでの意味不明な演出が、何とも悔やまれますね。 一方、メインである倫子のかたつむり食堂のエピソードについては、正直薄味すぎてあまり印象には残らず・・・。 客を演じた志田未来、満島ひかり、江波杏子、田中哲司と言ったそうそうたるメンバーも、有効に生かせていたとは言えずで。 幸せになる料理を味付けするエピソードが薄味だと、せっかくのおいしい料理もそうは見えてこないもので、これも何だか勿体無かったなと。 主演・柴咲コウの表情のみで語る素晴らしい演技、母役・余貴美子の抜群の存在感、不思議キャラが印象に残るブラザートムら役者陣はキラリと光るも、肝心の内容の方がもう一歩・・・勿論好みの問題もあるとは思いますが、私はイマイチ嵌りきらずでした。
主題歌は岡野昭仁
設定とキャストが良い作品だなと思いました。このキャストでもっと色々な楽しいエピソードが出来たんじゃないかと。つまり、物語が薄っぺらかったです。ポルノグラフィティの岡野さんがエンディングを歌うのは知らなかったのでおーっ!となりました。好きなので。
邦画の欠点の塊
タイトルが面白かったのでDVDを借りました こんな言い方はよくないのですが、一言で言えば 徹頭徹尾糞です どうにも映像の暗さがにじみ、辛気臭い印象 アニメーションシーンは見ていて不愉快 いかんせん全体を通して監督の変態さを見せ付けられた感じです 地上波で放送されても絶対に私は見ませんね
気持ち悪いガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
俺はモンティ・パイソンが大好きです(´∀`)
アニメーションとかCGのシーンがこのモンティ・パイソン風なのが正直「古い!!」とは思ったけど期待させるものがありましたよ(^O^)/
ところが話が進んでくうちに・・・・
( ゚Д゚)ハァ?( ゚Д゚)ハァ?( ゚Д゚)ハァ?( ゚Д゚)ハァ?( ゚Д゚)ハァ?
インド人の彼氏に裏切られて声が出なくなるっていう設定もどうかと思うけど、その後食堂を開いてから出す料理が全然うまそうじゃない(;´∀`)
ジュテームスープ?だっせ~名前(゚∀゚)アヒャ
何で年寄りに肉料理を出して高校生のカップルにまずそうな流動食を出す???(;・∀・)
何でお母さんが豚を溺愛してるのかも分からんし、それとの心の妄想会話も何ともドラッギーでクレイジーワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
満島ひかりの役どころの意味が分からん┐(´д`)┌ヤレヤレ
サンドイッチに虫を入れたのを自分で暴露するのもますます意味が分からん(;´д`)=3トホホ・・
客が1日1組???それでどうやって食っていけるんだ??一体いくら取ってんだ???
田中哲司は嫌そうな役?悪役?みたいなのを演じてるけど、外連味を出すつもりなんだろうけどスーツを着て馬に乗って移動してんのはどうなんだ???\(◎o◎)/
おかんの店に来てる客の役者の演技は素晴らしいんだけどねえ~
ブラザートムも無条件で倫子を色々手伝ったりしてるけど、この人普段何やって食ってる人なんだろ?
このあたりの生活感が全然見えないファンタジーっぽさがどうにもこうにも受け付けない。
おっぱい山でバンジージャンプ・・・まあ一応男女のメタファーのつもりなんだろうけど大の大人が考えた発想としてはかなりださいし恥ずかしい(/ω\)
不倫で生まれた子供ってことにしといたけど実は・・・っていう下りで真相が水鉄砲で精子を打った???
処女懐妊ってことで聖母マリアとキリストのメタファーってことか?
それで倫子が神がかった力を持ってて、作った料理を食えば願いが叶うという設定にしたいわけか??
つうか水鉄砲で精液が打てるか!!!一体どれだけの量を打つんだ???ヽ(`Д´)ノ
天井のフクロウがどうこうっていう話も全然意味分からん(;´д`)=3トホホ・・
おかんは倫子が子供の頃に手紙を差し込んだらしいシーンが出てくるけど・・・あの手紙にはっきり「食堂かたつむりの繁栄を願ってます」とか書いてあるのおかしいだろ???まだ子供の頃だったのにそんなこと分かるか!!!!(゚Д゚)
おかんが余命いくばくもないって中で豚のエルメスを食べちゃおうかとか抜かして・・・唐突過ぎてなぜだ???という疑問を禁じ得ない。
それでエルメスがドナドナよろしくトラックの荷台に乗っけられて・・・心の中で勝手な妄想会話をしてたにもかかわらずここでなぜエルメスの台詞が一切ない???
それで肉になって料理をして・・・おかんの結婚式で豚の料理を出して・・・
ガクガク((( ;゚Д゚)))ブルブル
恐過ぎる(;´Д`)
そしてその披露宴に来てる面子がこれまでの登場人物のみっていう非常に狭くて限られた世界観なのが良く分かる( ゚д゚ )
サンドイッチに虫を入れた満島ひかりが何でそこにいる?????
さらにアニメーションとCGでおかんと倫子がエルメスの背中にまたがって空を飛んで・・・何だこの身勝手かつ自己満足満載のシーンは?????
そしてラスト
今までちょこちょこ出てた鳩が食堂のドアにぶつかって死んで、それを見つけた倫子がその鳩の死骸を料理して自分で食って・・・・
「おいしい・・・」
ゴ━━━━(# ゚Д゚)━━━━ルァ!!
まず死骸を料理するのも( ´Д`)キモッ
そして声が出なくなった切っ掛けと声が出る切っ掛けが全く対比になってない!!!!
主人公が一切の関係ない他人が介在することを拒否して、何もかも自分中心の語り口で進めて行って、最後に都合良く自己完結させるという心底むかっ腹の立つ映画です。
そしてサイコホラーと言ってもいいくらいのクレイジーさ。
つうか「食堂かたつむり」っていうネーミングからして( ´Д`)キモッ
自分の世界に浸って、他人を一切寄せ付けず、自分が心地よければそれで万事OKという身勝手かつ一人よがりのオナニー映画。
この映画の制作陣はファンタジーをファンタジーの精神で作るという映画製作にあるまじき愚行を見事にやってのけてる。
お勧めできん!乂(´Д`;)
洋服の色がポイント!
映像がとっても綺麗。 女性の監督ならでは、風景の自然の緑に映えるような、各キャラクターの服の色が統一されています。 りんこちゃんは、黄色。 ママは赤。 などなど、各キャラクターの服の色にも注目してください。 心境の変化で、服の色も変わるんですよ。 そもそも、柴咲コウが大好きで、前評判も良かったから、この映画を見に行きました。 柴咲コウちゃん以外にも、大注目中の満島ひかりちゃんも出てたのが嬉しい。 それに、ブラザートムさんは、ここ最近、ぐっと良い役が出来る雰囲気になってきましたね。 何よりも、余貴美子さんが可愛い!!!!!!! あのお歳で、あの可愛さ。 綺麗とか、妖艶とかでなく、 この映画の中では、無邪気で無垢なネコっぽい可愛さがあるんです。 あんな女性になりたいな。 内容は、メローな感じ。 疑問点もいくつか残る。 満島ひかりと、いつ仲直りしたんだろう、とか。 原作をはしょり過ぎたのかしら? お料理は美味しそうだったけど、「それだけ?!」なお持て成しの回があって、多分映画館に居た人全員が心の中でつっこんだと思います。
かたつむりのあゆみのように
映画「食堂かたつむり」(富永まい監督)から。
心因性失声症になってしまった倫子役は、女優・柴咲コウさん。
作品の中でも、ほとんど台詞はない。
しかし、なぜだか、彼女の表情に、いろいろな声が聴こえた。
特に「おいしかった・・」と言われた時の、彼女の幸せそうな顔は、
手垢のついた「嬉しい」「幸せ」では表現できないほどだ。
静かな映画だが、観終わって、こちらも幸せな気分になれる作品。
気になる一言は、彼女が開いた「食堂かたつむり」の意味。
たぶん、ほんの少ししか画面には出ない、看板に書かれた文字。
「おっぱい村のめぐみを、かたつむりのあゆみのように
ゆっくり時間をかけて、お届けしたいと思います。
ご希望をお聞かせください。」
1日1組のお客のために、どんな料理を作ったら幸せになるか、を
じっくり考えながら、料理を作ると言う意味なのだろう。
この作品、女性が観たら、また違った感想なんだろうな、と思うが、
料理を作っている時の女性(妻)って、美しいな・・って感じたのは、
きっと私が男だからだろうな。
料理って、不思議な力があるな、と実感した作品である。
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