「現在の尺度に照らして考えると、よくて星2つかなあ」宇宙戦艦ヤマト 復活篇 ringoさんの映画レビュー(感想・評価)
現在の尺度に照らして考えると、よくて星2つかなあ
最初のヤマトは私が小学生の時。以来、大ファンでした。シリーズが続くに連れて気持ちは離れていきましたが、一応完結編まで全部観ています。
ヤマトシリーズはこれまでにも、終わったはずなのにまた続編ができたり、死んだはずのキャラクターが蘇ったりと、事実関係のつながりがめちゃくちゃなので、いまさら復活しても、それについてとやかくいうつもりはありません。
あとは、単独の作品としてどう見えるかということになります(完全にこれまでのヤマト作品と切り離して見ることは、私にはなかなかできませんが…)。
結論としては、なんかイマイチ。CGはキレイだけど、技術デモンストレーションのようで、演技が出来ていない感じ。ストーリー展開は、かなりご都合主義的。キャラクターがかなりたくさん出てくるのですが、個々の人物の背景があまり描かれていないので、ドラマとしてあまり深く感じられません。
メカデザインは、これまでのヤマトシリーズ的ではないということはひとまず置いておいたとして、正直、私の好みではありませんでした(地球側も敵側も)。
ヤマトは本格的はSFアニメのパイオニアだと思いますが、それ以降、ガンダムやエヴァ、押井守や大友克洋、ジブリなども含めて、ストーリー、キャラデザイン、メカデザイン、世界観の構築など、アニメ作品制作は格段に進化していると思います。現在の尺度に照らして考えると、よくて星2つかなあ、やっぱり。
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