「死を美化するべきでない」宇宙戦艦ヤマト 復活篇 頼金鳥雄さんの映画レビュー(感想・評価)
死を美化するべきでない
クリックして本文を読む
ヤマトの大村とエトスの艦、2回も特攻シーンがあるのが受け付けません。
まず大村。「ひとり者の俺に怖いものなんかないんだよ」みたいなことを言って死んでいきました。独身者の命は軽いと言われたような気がして、私はひどく傷つきました。「若い新隊員ではなくベテランが特攻する」というところに泣いて欲しかったのでしょうが、一切泣けませんでした。
そしてエトス艦。特攻するなら乗組員は退避させて艦長一人で死ねよ。なんで多くの乗組員を道連れにしなきゃいけないんだよ。「エトスの人もきっとわかってくれる」じゃないよ。秘書みたいな奴が「艦長あなたと働けて幸せでした」と言うんですが、これがプロの書いた脚本だとは。薄っぺらく胸糞悪い。イライラしながら帰途に着いたものです。
コメントする