劇場公開日 2009年6月27日

  • 予告編を見る

「黒い少女・芙季絵伝説の始まりか?!」呪怨 黒い少女 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0黒い少女・芙季絵伝説の始まりか?!

2021年5月12日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 『白い老女』との同時上映で、キャッチコピーは「怨みつづけて、10周年」。タクシー運転手・柏木(宮川一朗太)がリンクしている。7編のショートストーリーは呪怨シリーズ特有の時系列バラバラ構成を生かしていた。「イマカライクカラ、マッテテネ」という言葉も老女の方と関連があるのかもしれません。

 中心になるのは奇病を発した女子小学生の横田芙希絵。精神的な病気?それとも腹部にある異常か?と検査されるも、画像診断の結果、子宮の横に嚢腫が見つかり、母親の季和子(高樹マリア)は呪術師の妹・真理子(中村ゆり)に除霊をお願いするのだった。その嚢腫とは芙希絵は胎内では双子であり、生まれてこなかった子の姿だったという話。

 すべての呪いの伝播はこの生まれてこなかった子“黒い少女”によるものだった。季和子の夫(勝村政信)も呪われて殺人を犯すが、これは中途半端に終わっていた。また、芙希絵の担当看護師・裕子(加護亜依)や隣人・徹也(瀬戸康史)も呪われる・・・

 冒頭では松岡一家惨殺事件が報道されているけど、明らかにされてはいないが、これは真理子の一家なのだろう。怖さを感じないのは時系列をバラバラにしたためか、呪怨の特徴が逆効果になってる気がする。ただ、除霊術の現場の人面腹のシーンは見事な特殊効果。このシーンだけは必見!

kossy