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ゾンビ・ホスピタルのレビュー・感想・評価
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以外と見れる
精神病院に入院した妹を助けるために兄が患者のふりをして病院に潜入し助けだす、といったストーリーのゾンビ映画。
と言ってもゾンビが「生ける屍」ではなく、薬物投与による血肉を欲するようになった「ただの人間」なので
全力で走るし、胸を拳銃で撃たれても死ぬし、ある程度知能が残ってるのもいるので会話ができるゾンビもいる。
ただ最初は病院から逃げるための情報集めだったり、妹を探したり、病院の陰謀を知ったりと、捜索・会話パートが長めですが
その分後半の逃亡パートは息もつかせぬようゾンビが大量に迫ってきます。
ちなみに最後はスッキリ終わりません
あと精神病院の院長は特別な処置を施してるわけではない(むしろ薬物投与してる本人なので意識があるゾンビに率先して殺されてもおかしくはない)のに
何故かゾンビたちに殆ど襲われないのが不思議でした。
B級映画にしてはなかなかに楽しめた作品でした。
プリズン・ブレイク
妹を精神病院から救い出すために、自らも患者のふりをして潜入する兄。
プリズン・ブレイクのような設定だなと思ったら、院長はアブルッチことピーター・ストーメアだった(笑)
彼がかなりいっちゃってるマッド・ドクターぷりで、新薬の副作用でゾンビ化した患者たちが大暴れ!
ゾンビと言っても生ける死者ではなく、人肉を欲するようになった生者なので、頭を破壊しなくても普通に死ぬのだが、噛まれるとウィルス感染でゾンビ化してしまう「地獄の謝肉祭」と同じ設定です。
閉鎖された精神病棟で、ゾンビ・パニックに陥るまでが長いのがイマイチなのだが、目から針を突き刺してロボトミー手術しちゃうアブルッチ院長はじめ、「カッコーの巣の上で」のような婦長、後半から血まみれおっぱい丸出しの色情狂女やシリアルキラーの患者、強欲な黒人警備員など、出てくるキャラ全てが濃いぃので飽きることは無い。
腕をへし折ってかぶりついたり、その処置した腕にむしゃぶりつくなど、ゾンビの食事シーンは少ないものの、インパクトや血の量はなかなかのもの。
ストレートに終わらないラストも含め、B級ゾンビ映画としては合格点をあげられる作品だと思います。
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