「速いヤツと怒ったヤツ、再び! シリーズ4作目にして、既にお腹いっぱいだぞ💦」ワイルド・スピード MAX たなかなかなかさんの映画レビュー(感想・評価)
速いヤツと怒ったヤツ、再び! シリーズ4作目にして、既にお腹いっぱいだぞ💦
ストリート・レース&クライム映画、『ワイルド・スピード』シリーズの4作目。
ロサンゼルスに戻ってきたドミニクと、FBIに復職したブライアン。とある事件をきっかけに、再び二人が手を組むことになる…。
○キャスト
ドミニク・トレット(ドム)…ヴィン・ディーゼル。ヴィンは製作にも名を連ねている。
ブライアン・オコナー…ポール・ウォーカー。
レティ・オルティス…ミシェル・ロドリゲス。
ミア・トレット…ジョーダナ・ブリュースター。
本作の新キャスト、麻薬王ブラガの手下であるジゼル・ヤシャールを演じるのは、ミス・イスラエルにも選ばれた元軍人のガル・ガドット。
原題は『Fast & Furious』。第1作目(『The Fast and the Furious』)と似過ぎだろっ!とか思うんだけど、アメリカ人は気にならないのだろうか…?
原題からもわかる通り、本作が目指したのは原点回帰。
ドムやブライアン、レティやミアといった『1』のキャラクターを再登場させて、一旦シリーズを仕切り直そうと思ったのだろう。
やっぱりヴィン・ディーゼルやポール・ウォーカー、ミシェル・ロドリゲスなんかが登場すると、それだけで絵的なパワーが『X3』とは段違いだな、と感じる。
一応前作である『X3』とのつながりはあるものの、ほとんど関連性はない。というか、なんなら『X2』ともほとんど関連性はない。『1』の後にこれでもなんら問題ないやんけ!!
『1』『X2』と続けて、流石にあれだけの失態を犯したブライアンがFBIに復職出来るとは思えないんだが、まぁそんなことはどうでも良いか。『ワイスピ』だし。
内容は無いよう。観終わって10分もしたら、もうほとんど何にも覚えていないよ。
なんかまた麻薬王の元に潜入捜査して、なんかまたセクシー姉ちゃんがお尻フリフリして、なんかまた半グレ達が迷惑運転して、なんかまた爆発して、なんかまたブライアンが警察辞めてた。
『1』と『X2』の焼き直し感が甚だしくて、逆にスカッとしたわっ!!😅
『X3』のアングラ感は鳴りを潜め、『X2』のバカアクション感がより強くなった。
『X3』の感じが結構好きだったので、うーんこういう方向性に舵を切り直したのか〜…、と思わない事もないんだけど、まぁ楽しい映画だったしこれはこれでありかな。
とはいえ、シリーズ4作目にしてもうやる事無いんじゃないの?と思ってしまうほどに前シリーズの焼き直しだった。
正直かなりお腹いっぱいで、この先も付き合っていくのは結構シンドいのだけど、まだまだシリーズは続くのよね。頑張ろうっと…。
余談だが、ガル姐さんの吹替をしている人が、ゲボを吐きそうになるくらいド下手だった🤮思わず字幕に切り替えちゃったよ。
wikiを見たら、吹替をしていたのは女優ですらないモデル上がりのタレント。本当、吹替をバカにするのもええ加減にせえよ…💢