ゴールデンスランバー(2010)のレビュー・感想・評価
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観終わるとほんのり爽やかな気分になる。
地上波で初めて放送されて観ていしまいましたが、うーん思ったより良かった。思わず小説読みたくなりなりました。最近では東野圭吾のどんでん返し的な作品に注目があたっていますがこの作品も素晴らしいストーリーです。主人公が国家的な陰謀に巻き込まれて、逃げに逃げて大逆転を狙うのです。疑問に残る点は色々あります①最後まで陰謀の詳細は分からず②10年前の車が動くわけないじゃん(ガソリン気化してるし)劇団ひとり、普通生きてるわけないよね等など。でもテンポ良くラストまで見れました。大学時代の仲間がフラッシュバック的にストーリーに絡みいいアクセントになっています。邦画は全て脚本次第ですね。お金かかっていないんだけど竹内結子がキュートでかわいいです。観終わってこんな大学時代送ってきたよなぁ・・・ってしみじみ幸せになれる作品です。
それくらいの覚悟は持てよ
映画「ゴールデンスランバー」(中村義洋監督)から。
主人公、青柳雅春は、大きな影の力で、
首相殺害の犯人にしたてられ、どんどん追い込まれていく。
人間は「こいつが犯人」というイメージを前提に、
情報を植え付けられると、何もかもそれに結びついて考える。
マスコミは、火に油を注ぐように、追い討ちをかけ、
何の根拠もないまま、面白可笑しく報道し、
視聴者が受けることならなんでもする、といった形が優先され、
そのターゲットとなった人物の人権などは、無視される。
それに怒ったか、脚本家(もしかしたら原作者・伊坂幸太郎さん)は、
主人公の父を通して、こんな台詞を口にさせる。
「お前らのやっている仕事は、
人の人生を台無しにするかもしれねぇんだ。
それくらいの覚悟は持てよ」・・
マスコミに対して、吐き捨てるように言い放ったシーン、
久しぶりに、スッとすることができた。
これは、映画や小説の中のことだけではない、
日頃のマスコミの騒ぎ方をみるたびに、思うことでもある。
マスコミは、報道の自由を御旗に付けて、
何でも訊く権利があると勘違いしていないだろうか。
NZ地震被害で足を切断した学生に
「今、どんな気持ちですか?」と尋ねるのと同じだ。
「辛かったね、本当に良く頑張った、ゆっくり休んで下さい」
どうして、これくらいのことが、言えないのだろうか。
人情サスペンス
原作は読んでないが、日本でもスケールの大きいサスペンス・エンターテイメントが作れるのだと感心。
結局、首相暗殺犯は明らかにされないが、政府関係者ときちんと匂わせている。が、犯人探しの作品でない所が本作のミソ。
平凡な一般市民が訳も分からず事件に巻き込まれ、行き当たりばったりで逃げ続ける。非道な政府関係者やマスコミの中、主人公を密かに助ける人々も現れ、主人公の言う台詞「人間の最大の武器は信頼」が響く。
堺雅人の演技はさすがだが、濱田岳が非常に印象に残る。
伏線の張り方も面白く、何気ない会話や学生時代のエピソードの一つ一つが見過ごせない。
オール仙台ロケもリアリティを与える。
見て損は無し。最後まで飽きないで、充分楽しませて貰った。
上質な娯楽映画
これはただの逃亡劇じゃなかった!!
僕は原作を読んでいないのですが映画としてはなかなかだったと思いますよ!!
内容もハリウッドなどのように最後に黒幕を主人公が倒すのかなぁ??
などと思い見ていたら意外な展開に......
そういった面ではとても日本らしい映画だなぁと思いました。
なにげない会話や過去の回想が後半の状線になってくるので飽きないで最後まで鑑賞出来ますよ。
見て損はないと思います。
良質な日本映画の典型
期待していて、期待通りだった良質な作品。
優秀なキャストに彩られた本作は、下手をすれば2010年で最良の邦画作品に成りうるかもしれない。
舞台は仙台。首相暗殺犯に仕立てられた堺雅人がひたすら逃げ続けるサスペンスアクション。
今作は、当サイトでのレビューが賛否両論に分かれている作品である。それは、堺雅人が状況に流されるだけの主人公という指摘。
そして、キルオというイレギュラーな存在である。
個人的には、堺雅人が逃げ続けるだけとは思えない。
あの状況では逃亡は必然で、終盤では真実を明るみに出そうと行動に出る。
キルオというイレギュラーなキャラクターについても、あの場面で救世主となるものが必要で、そもそも原作で登場していた重要なキャラ。本作をサスペンスというジャンルに固定するから不自然に見えるだけで、ファンタジー的な作品と思えば違和感はない。
キルオが味方側のイレギュラーで、敵側が不死身のショットガン警官だと役付けすれば、対比となってちょうどいい。
パッと見、冤罪と報道に流されやすい世間という重いテーマを扱っているが、エンタメ作品としてはずいぶんと上質だと感じた。
観客を飽きさせることなくスピーディーな展開、「踊る大捜査線」的な日本風アクションが散りばめられている本作。
堺雅人の「残された武器は信頼」という言葉は少しクサいような気もする。
しかし、個人的には好みな役者が揃っていた理想的な映画でした。
ちなみに、原作は未読です。
お金を払う価値がある【核心には触れない程度のネタばれ】
日本映画特有の暗さが無いとても良い作品だったと思います。
現代にありがちな人間の苦悩なんてものはさらりと流してしまい、物語の展開に引き込まれる。
伊坂作品にはどん詰まりの場面には予想外の異分子を投入することで打開させるのですが、そういう伊坂らしさの場面もあり伊坂ファンにも満足のいく映画だと思います。
日常にありがちなフレーズの多用でシリアスな中にも現実的な面白さを出す所なんかはさすがだなと。
後半、展開の予想がつくのですが、
人物の役割が果たされていく様は予想通りになる残念さではなく、
待ってました!と期待された水戸黄門が紋どころを出すような
予定調和の嬉しさで爽快な気分を味わえました。
見たら嬉しくなる映画で、見た後も嬉しくなる映画です。
まだやっている映画館もあるので、迷っている方がいるならば見た方がよい。
非現実的で中途半端??
原作を読まず鑑賞したのですが、全体的にストーリーが中途半端で非現実的!
・仙台という限られた地域を逃げ回って、あんなに逃げ回れる?
(しかも、あんな目立つ車乗り回して!)
・主人公が事件を通じてノスタルジックに浸ると同時に旧友との絆を深め
「本当の友情とはなにか?」という部分では理解できますが・・
では「誰が主人公を犯人に仕立て上げたの?」「何の目的で?」
という部分が描き切れていない!
この映画で唯一良かった点は「世の中偏った情報のみで、
人って簡単に陥れることが出るるんだ!」
ということぐらいですかね~!
いづれにしても、ストーリー展開と人間関係の背景
とが全く結びついていない!
(原作ではどう描いているかわかりませんが・・・)
や、やってません!
伊坂幸太郎原作の映画化→中村義洋監督。という図式が
完全化したわけではないのだろうが^^;この二人は好きだ。
一緒に鑑賞した友人は詰めの甘さが気になったようだが、
確かに伊坂作品は、仙台という地域を舞台にミステリーや
サスペンスを絡めていてもそれ一辺倒で成り立っていないし、
エ?と思うような曖昧なラストや^^;いいのか?と思う犯罪癖、
そして所々で挿入される笑いの数々。今回は洋楽…という
幾らビートルズのナンバーとはいえ、出演者たちがサラリと
フルで歌ってしまうところなど^^;ありえねーぞ!がいっぱい。
(確かB・ディランの時も歌ってましたけどねぇ)
私的に今作のテーマは「お前、やったのか?」かな^^;
いわゆる二重の意味(爆)まぁ殆どそっち系で使われるが…
実際にこんな事件に巻き込まれようものならもっと恐怖感が
先行しそうなものだが、今作にはそういう緊迫感がない。
細かいところを突っ込めばキリがない展開描写を出来るだけ
原作に忠実に映像化したら、こうなっちゃいました。みたいな
中村義洋の演出法が好きな人ならば今作もきっとハマれる。
なにしろいちばんワケが分からないのが本人で(爆)
最後までやっぱりワケが分からないまま流れゆくのも本人。
こんな目には絶対合いたくないが(合おうにも多分ないが)
しかしオズワルド…も、やはりこんな陰謀を施されたのか。
考えても結局日の目を見ない証拠の数々が、「抹殺」という
巨大権力によって青年の運命を狂わせていくのが恐ろしい。
仙台で根づき息づいた友情は、彼らがどこへ、どんな運命に
陥っていこうとも変わることなく続いていた。という、
根底に流れるのはアットホームで温かい人情ドラマであり、
おそらく言いたかったのはこれなんだろうな、と思わせる。
でもそれを言うがために、こんな大規模な展開にしてしまう
ところが伊坂幸太郎はすごい^^;地方で治まる話じゃないし。
暗殺事件で黄金のまどろみを満喫している場合じゃないし。
カローラのCMソング、懐かしい。でも走らないでしょ?普通。
あの年代にパソコンで花火は打ち上げていないと思うしなぁ。
色々あって…いちいち面白い。
私はちなみにチョコの大きい方を貰ったら、素直に喜びます。
その小さくて細かい思いやりの深さ、堺雅人に似合ってます。
(冒頭シーンをもう一度観たくなる!たいへんよくできました◎)
面白かったけど・・・
「ゴールデンスランバー」はまだ原作を読んでいないので映画と比較できないのが残念。
マンホールから花火が打ち上がるシーンで何故だか涙が出てきた。それくらい見ていて興奮した。面白いキャラクターもたくさん出てきたし。
本当に面白かったんだけど、個人的には「誰が」青柳を首相暗殺犯に仕立て上げたのかを知りたかった。そして例えありきたりでも彼が真犯人を捕まえるようなラストが見たかった。
一生懸命
序盤はなんかちんたらしてる感じがしたので、映画自体はもちっと短くしてもよかったような印象。
とりあえず、ちょっとした脇役が豪華でびっくり!
相武紗季ぜんぜんでてこなくて、本編と関係なさすぎてびっくりしました。
あと、二時間ドラマの主役をはる永島敏行がターミネーターみたいな役で、それもびっくり!しかも、竹内結子をすごい勢いでなぐってて衝撃をうけました。
なんか、暗殺の黒幕を暴くとか、警察の思惑とか全く明らかにならず、アメリカ映画とかならこういう話は種明かしがあるだろうなー。でも普通に運悪く、青柳みたいな立場になったらそんなこと関係なく、とりあえず自由になるためにがんばるしかないだろうなーとよい意味で自分に置き換えて見れました。でも青柳みたいな普通の人が国家権力に一矢報いる姿はきもちよかった!話がでかいのにでかくない描き方をしてるとこがこの物語の良さだとおもいます。
後半の緊張感が前半から続いてたらもっと興奮したとおもう!
涙が止まらなかったです
ホント、感動してしまいました。
なんていうか…色んな意味で裏切られた、というか。
子どもの感想みたいで恐縮ですが
「人は日々の行いから“人となり”を見られているんだ。だから、真面目に生きていこう」
って。
こんな状況でも
「この人はやってない」
と信じてもらえるなんて、私は親以外にいるかしら?って真面目に考えてしまいました。
皆さん、書いてらっしゃいましたが伊東四朗さん、木ノ内みどりさんご夫妻、良かったなぁ〜
あんな親になりたいです。子どもにとって、あんな存在でありたいです。
お二人がスクリーンから消えても、なかなか涙が止まらず、困りました…
それにしても、職場仲間の人。
(俳優さんのお名前忘れました💦スミマセン)
良かったなぁ〜
最後には奥さまの足のアップで終わったので、ちょっと心配ではありますが(^o^;
高1の息子と一緒に観に行ったのですが、廊下でスレ違う時に
「痴漢は死ね」
と言い合ってマスw
ホント、久々に感動しました。
気乗りせずに息子に誘われて観た映画でしたが、本当に観て良かったと思えた映画でした!
オススメです!!
逆風下でも・・・
何もわからないまま、暗殺犯人に仕立てられてしまった男の逃亡劇。
タイトルの「ゴールデンスランバー」は、皆さんご存じと思いますが、ビートルズの名曲。
その出だしは、
Once there was a way
To get back homeward
Once there was a way
To get back home
homewardとは・・・
homeとは・・・
故郷にいる、息子のことをよく知ってくれて信じてくれる、年老いた両親であったり。
あるいは、学生時代の、一緒にバカやって過ごした気のおけない友人であったり。
ROCKな職場仲間であったり。
今は一児の母となっている、元恋人であったり。
警察や世間の声よりも、自分の人となりを知り、信じてくれる人がいるということ。
また、どんなに逆風下でも、助けてくれる人がいるということ。
温かくて、優しくて、過去のことを思い出すと泣きたくなるような・・・ 笑いたくなるような・・・
とても居心地が良い場所であり、人達。
追いつ追われつの緊迫感が良くて、時々入る過去の思い出の「笑い」もちょうど良い。
えっ?!と思って、ニヤッとして、ホロッとさせられる作品でした。
最後まで、目が離せない。
追う警察側の香川照之さんと、永島敏行さん。
逃げる堺正人さん。
元恋人の竹内結子さん。
配役も良い。
中でも、若い頃の火野正平さんに少し似ている濱田岳さん演じるキルオが、良かった。
原作に「習慣」を生かしたエピソードが、前半にあったと思うのだけど(その頃、伊坂作品を何冊か読んでいたので、ごっちゃになっているかも知れませんが)、それがなかったのが残念。
違和感はあるが、鬼ごっこが堪能できる快作
原作未読につき映画だけの観点でしか記せないが。
花マルのスタンプを押してもいいほど、よくできました!巻頭から考える間も与えない展開で、文字通り疾走感が溢れる。とにかく動き回るのがよい。走る!走る!走る映画に悪い作品なし。曲者をそろえた贅沢なキャスティングは、それぞれキャラクターがうまく生きていて、幅も厚みも感じられる。2時間20分の長さを飽きさせない、見ごたえのあるエンタテインメントだ。
細かい疑問は多い。なぜ犯人に仕立てられたのかなどの説明はほのめかされるに留まるし、思わせぶりに繰り返される「イメージ」というな言葉は結局投げっぱなし。謎はまったく解明されないまま。ミステリとしての興趣は、ない。
しかし、そんなことはよいのだ。そういった背景は状況作りのためのお膳立てに過ぎないのだから、ここは素直に受け入れておけばばよろしい。素直にチェイスを楽しもう。
しかし、何か物足りない。・・・そうか、軽いんだ。緊張感がない。映画があまりに整理され過ぎているので混沌としたテンションの高まりに欠けるのだ。幸運な偶然の積み重ねも、偶然ではなく必然として描かれているため、どうせうまくいくんだろうという雰囲気が醸成されてしまう。また、捕まれば殺されるという状況にもかかわらず、主人公の行動が案外軽率だしね。これは堺雅人のアッサリサッパリした飄々さが、今ひとつ危機感を感じさせない理由かもしれない。もっともそれがこの映画のいいところでもあったりするのだが。
「ゴールデンスランバー」という題名が表している青春、友情、信頼といったテーマも、なにか軽い。主人公に力を貸してくれる人たちの親切心は「袖摺り合うも他生の縁」といった程度の、行きずりの人の気まぐれにしか見えないし・・・。
もひとつ、決定的に違和感があるところ・・・、やられっぱなしのままで終わるということだ。とりあえず逃げおおせてまずはハッピーだが、犯人でもないのにどうやらこれからも逃亡者として生きなければならない予感。誰しもが、復讐しろ~!!と思ったはずだ。逃走劇の面白さだけを追及した結果、なんともカタルシスが得られない結末となってしまった。
とはいえ、焦点を逃走劇だけに絞るなら文句のない娯楽作だ。鬼ごっこの面白さを堪能できる、邦画には稀な作品といえる。
面白い
宮城県人なら1.5倍楽しめる作品です😃
仲間の手助けや父の信頼や最後の主人公からの贈り物や告げ口に涙ですね😃
内容的に警察から逃げ切ってしまうのはどうかと…、疑いをはらせてない、遺体は誰😱などの疑問点はありますが面白かったから良し✌
友情っていいな
原作を読んでいないのでなんとも言えませんが、たぶん原作がとてもいいのでしょうね。
映画ももちろんとても面白かった。ただの逃亡劇なのにあれだけ見せるというのは、監督の力量と俳優の演技力なのかな。
ビートルズの主題曲もよかった。私もなんとなく、学生時代が懐かしくなりました。友情っていいね。
真犯人がはっきりしていないけど、想像はつきますね。
この映画が、描きたかったのは・・・?
「アヒルと鴨のコインロッカー」「フィッシュストーリー」に続く、
伊坂幸太郎原作、中村義洋監督シリーズの第3弾。
個人的に、伊坂幸太郎さんの原作がちょっとニガテで、
(本作も原作は未読です)
中村監督も他の作品はあまりピンと来なかったんですが、
既出の2作はおもしろかったので興味を持っていたところ、
お友達に試写会に誘ってもらいました。
あらすじとしては
ひょんなことからアイドルを危機から救い、民間人ヒーローとなった男が、
一瞬にして首相暗殺犯にしたてあげられ、逃亡するという話。
あっというまにメディアに取り上げられ、見事な犯人に仕立て上げられた彼を救うのは、
ほんとうの彼を知っている、家族や仲間からの「信頼」のみ。
果たして彼は真実を世間につきつけることができるのか・・・??
といったところでしょうか。
主人公、青柳雅春は誠実で丁寧な男。
彼の、日常生活での真摯さ、素直さといった人柄が、
窮地に追い込まれた彼自身の身を救っていきます。
冒頭でも、「人間の武器は「イメージと信頼」」という言葉が出てきますが、
青柳を演じる堺雅人さんはミステリアスにも見えるけど、誠実で実直、という役がイメージにぴったりだったかなぁと思いました
でもそれ以上に、彼の学生時代の恋人であり、最大の理解者、樋口を演じる竹内結子さんがすばらしかったです。
樋口は、どんなときでも
自分の気持ちに正直で、自分の考えで動くことができる女性。
竹内さんはそんな樋口を、凛とした強さではなく、飄々とした雰囲気で演じていて
とても印象に残りました
そしてとにかくきれい!!
たたずまいが素敵でした。
そんなふたりの学生時代からの回想シーンが
張りつめた逃走シーンの合間合間にはさまれていて、
途中、何度も胸がせつなくなりました。
カタチにはならなくても
しばらく連絡が途絶えていても
信じる、という気持ちだけでつながっている
学生時代の仲間たち。
そこに流れる「Golden Slumbers」
そこにあるべき「帰る場所」が遠く感じられるときもある。
それでも、ひとは、「思い出」つながっている。。。
実は青柳と学生時代の仲間との接触シーンは
ほとんど前半の最初の方だけです
それなのに、「つながっている」と感じられる
そんな絆に胸がせつなくなりました
が
しかし
一方で
そのぶん、青柳が首相暗殺犯に仕立てられ上げられてしまった経緯や
その実態、
そしてそこからの社会批判などなどについて、
ちょっと描き方があまかったかも。。。
「それはおいといてもいいじゃん」と言うには
社会的なメッセージ的な部分もところどころに出てきてしまっていたような。。。
2時間半という決して短くはない映画ですが、
釈然としない部分やとっちらかってしまった部分も多かったかなと思いました
結局のところ。。。何を言いたかったのかが
曖昧になってしまったような印象です。
伊坂さん作品なので、
もしかしたら小説を読んでいたらもう少し違って見れたのかな…?
ですが、
ちょっと疲れましたが、見ごたえはあるかな、と思います。
斉藤和義さんが唄う、
「Golden Slumbers」がとってもよかったです。
爽快
時間軸がクロスする感じの構成がよかったです。やはりテレビの延長っぽく見えてしまうのはこの手の映画のしょうがないところですが、請った映像もあり楽しめました。
堺雅人好きはどうぞ。
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