ダーク・シャドウのレビュー・感想・評価
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ちょっとグロかったかも・・・
チャリ・チョコ以来、久し振りに愉しめました。でも、グロいシ-ンが多すぎて、もう少しロマンチックで、ファンタジ-なスト-リ-にしてほしかった。魔女もあれだけ差別されたら、恨むの当然だろう。何か皆、可哀想な終わり方だったので、救われない本当にダ-クなラストだった。父に去られたデビッド少年、狼少女だったキャロリン。でも、全てを失ってもバ-ナバスは、やっと最愛の人と結ばれて、幸せになったんだろうな。
しかし、ミッシェル老けすぎだろう。最初、誰かわかんなかったよ。あんなに美人だったのに・・・。ヘレナも太り過ぎで、直ぐ気付かなかった。美人の末路って哀れだな・・・。
でも、魔女が何故デビッドのママに負けたのか、良く判らなかった・・・・。
70年ポップスは私が一番、洋楽にハマっていた頃で、懐かしかった。カ-ペンタ-ズのギャグを理解した人って、観客の中で何人いただろうね。 ところで、アリス・ク-パ-って、本人が出演しているんですかね。誰か知っている人、教えて下さい。
ティム、ジョニ-、ジャパン・プレミアでは、親切にしてくれて有難う。
雰囲気はポップだが根っこはかなりダーク
むむむ、表面的にはポップで楽しい雰囲気だが、実はかなりダークな映画でしたね。
見所は色々だが、まずは役者陣。
ジョニー・デップは相変わらず奇抜な役が似合う。
大マジメでおカタい表情と態度のまま、196年のカルチャーギャップに戸惑う姿が笑える。
そして、魔女アンジェリークを演じたエヴァ・グリーンがハマり役!
本当に魔女ですと言われても納得してしまいそうなくらいに、
抜群にセクシーで妖しくてカッコ良い。
バーバナスとの激し過ぎる濡れ場も見所(爆)。
その他のキャラもひとクセある方々ばかりで楽しい(役柄もキャスト自身も)。しかも美人多いし。
ゴシックな雰囲気たっぷりの絢爛豪華なセットも見応えがある。
70年代のポップナンバーも心地良い。オープニング曲も、アーティスト名知らないけど良いっす。
しかしですね……観ていてどうも気持ちが走らなかったんですよ。
展開にイマイチ緩急が無く、ラスト付近までは盛り上がりに欠ける。
バーバナスが罪も無い人々をアッサリサックリ殺してくのも
主人公を素直に応援できなかった理由(ヒッピーさん達、可哀想に……)。
それにバーバナスvsアンジェリークの因縁には決着がついたが、それ以外は色々と中途半端。
母を亡くしたデビッドも割と投げっぱなしのまま終わっちゃったし、
ミシェル・ファイファーも今ひとつ存在感に欠ける。
クロエ・モレッツも最初の不良少女から特に心の変化があったようには見えない。
狼少女になるのも唐突だったしなあ。まあ可愛いからいいか。いいのか? いいや(笑)。
なにより心に引っ掛かったのはあの結末……
だって、あれ、ものすごーく残酷なエンディングだと思いません?
バーバナスにしてみたらそりゃハッピーエンドだろうけど、
ヴィクトリア=マギーにとってはかなり救いの無い結末じゃないですか。
前世(←たぶん)の霊に付き纏われたせいで両親から化け物扱いされ、
青春時代を送るはずの年頃に暗い隔離病棟に閉じ込められ、
挙げ句の果ては前世に自分の身体を奪われ——
最後の一言にはちょっと背筋がゾッとしてしまった。
結局、マギーの居場所ってどこにあったんだろ。そう考えると少しも喜べなかった訳で。
愉快なアイデアは多く、画も役者も音楽も良いので楽しめた事は楽しめたのだが、
観終わってから妙にモヤモヤした気持ちが残ったのだった。
てな訳で、“まあまあ”の3.0判定です。
<2012/5/19鑑賞>
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