「コンビ健在」ダーク・シャドウ deergloveさんの映画レビュー(感想・評価)
コンビ健在
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今回もバートン×デップのコンビは健在だ。
毎度のことながらジョニー・デップ演じる主人公(今回はヴァンパイアのバーナバス・コリンズ)はどこかもの悲しく、何かずれていて、過剰なのにまっすぐ。真剣なのにおかしい。
そして、何より魔女役のエヴァ・グリーン。とにかく嵌りまくりでそれはそれは美しくもエロくおそろしい。一方好対照なのが主人公の元恋人で家庭教師としてやってくるベラ・ヒースコート。いまいち彼女に対するバーナバスの思いが平板なところが玉に瑕ではあるけれど、彼女も独特のリズムで存在感を発揮し、拾い物?を見つけた印象が残った。ともかく、メーンストーリー以外の脇役の子どもたちや70年代ヒッピーカルチャーの雰囲気、コリンズポートという港町の情景など、細部へのこだわりにも納得の一作。
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