「ジョニー・デップのコスプレ劇場ヴァンパイア編に過ぎない茶番」ダーク・シャドウ 全竜さんの映画レビュー(感想・評価)
ジョニー・デップのコスプレ劇場ヴァンパイア編に過ぎない茶番
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メチャクチャつまらなかった。
期待値のハードルが高過ぎたから云々以前に単純に退屈極まりない。
今年、劇場で観た映画の中でワーストのつまらなさだ。
娘に『モールス』のクロエ・モレッツ、
専属ドクターにバートン組の常連ヘレナ・ボナム・カーター、
街の漁師の棟梁に往年のドラキュラスターのクリストファー・リーetc.血を好むキャスト陣で固める配置は興味深いけど、深かったのはそこのみで、以外は浅い浅い。
ギャグもストーリーもとにかく全てが…。
ハッキリ云っちまったら、こんなのジョニー・デップのコスプレ劇場ヴァンパイア編以外の何物でもねぇや。
しょ〜もない。
大味同士やけど、コスプレ劇場やったら、海賊編の方がまだマシやったわぁ…。
致命的なのは吸血鬼のキャラクターが明確化していない点に尽きる。
太陽光線に弱いはずやのに、割と平気に昼間外出しているし、血を吸う周期も襲う基準も全く解らない。
一番解らないのが時代を72年に設定した点である。
不死身の身体を活かして、最終的には2012年に到着するのかと思いきや、72年をグダグダグダグダ茶番繰り広げてるので呆れた。
単にカーペンターズの『トップオブザワールド』に乗せて、ドラキュラの習性を撮りたかっただけやと思う。
そのためのチョイスなのか?
あのシーン以外に面白さは一切無い。。
っていうか、予告のPVで観とけば、もう充分である。
そんな代物に¥1800払う価値って有るのかね。
甚だ疑問だ。
では最後に短歌を一首
『血飛沫(しぶき)の 目覚めは遠く 恋啜る 棺重ねし 呪いに濡れて』
by全竜
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