「デヴィッドの父には、ビックリしたわ」ダーク・シャドウ りりーさんの映画レビュー(感想・評価)
デヴィッドの父には、ビックリしたわ
魔女に吸血鬼にされ、たまたま地面を掘り起こされ目覚めたら、そこは1972年だった。
1972年と言えば、日本では、70年に万博があったから、その2年後ね。
高度成長期の良き時代。
そんな時代のファッションやピッピーや音楽など、「そう言えば、あんなのを見たことがあるな~」なんて思いながら、とても楽しんだ。
コリンズのお屋敷は、びっくりするくらい豪華で、贅沢で、美しくて、威厳があって、羨望の眼差しで見た。
また、絵画、シャンデリアや、ダイニングテーブルや椅子などの家具などもとてもステキだった。
水産業を生業としていただけあって、タツノオトシゴや波の模様の床などを、見つけられて嬉しかった。
それに、隠し部屋。
夢があっていいな~。
それに、バーナバスのあの衣装。
時代遅れもイイところなんだけど、似合うんだなバーナバスに。
風が吹いても乱れない、あの髪型もね。
2インチほどの付け指をした長~いバーナバスの指。
それが、なんとも存在感があって、もうひとつの「口」というか「目」というか「言葉」というか、とにかく面白かった。
至る所に、監督のブラックユーモアがあり、クスクス笑いながら、楽しんだ。
特に、デヴィッドの父の行動には、ビックラして、ショックだったわ。
それと、ラストがちょっと中途半端。
ティム&白塗りジョニーは、もう食傷気味とおっしゃる方もいるかも知れないけれど、難しいことは言わずに、可笑しさを楽しむ方が良いかと。
エヴァ・グリーンの魔女、艶めかしくて、妖艶で、ずるくて、良かった。
クロエ・モレッツ、いいね!
そうそう、忘れてはいけないのが、音楽。
ティム×ジョニーというけれど、私にとっては、+ダニー・エルフマンの3人トリオなんだけどね。
雰囲気にぴったりの音楽は、やはりダニー。
最高。