「エンジェルウォーズ」エンジェル ウォーズ ケンゴジェリーさんの映画レビュー(感想・評価)
エンジェルウォーズ
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サブスクで久々に視聴。
主人公にとってつらい現実があって、そこから逃避した妄想があって、その妄想からさらに踏み込んだ世界で戦闘が展開する。
言葉にするとそんな構成ですが、やっぱり最深部の虚構世界の戦闘シーンを見せるための映画です。
鎧武者、ナチスゾンビ、ドラゴン、アンドロイドと色んな敵を相手に戦う少女たちがアンバランスに強い。戦闘の重量感とか体技への細かい拘りがエッセンスです。
ストーリーに言及するものがないのでこの点数だけど、映像的見応えは期待通り。最後に現実に理屈を付けて終わりますが、そんな言い訳しなくていいから、終始あの戦闘シーンの世界で物語が展開した方がスッキリしたのになーって思います。
主人公が意味不明にセーラー服で戦うのだけどw
特にロリ趣味やパンチラで非難されるような作風でもなく、ストイックに作っている印象さえ受ける。羽目を外して品格を落とすようなことが無いのは私には好感でした。
この程度で制作者の趣味性が言及されるなら、日本でアニメを作ってる人の大半は同類だと思いますよ。反対に、映像作家はみんなこの監督くらいに個性を主張すべきでしょう。
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