「ふくろう300。」ガフールの伝説 ハチコさんの映画レビュー(感想・評価)
ふくろう300。
劇場ロビーにデッカイふくろうの立て看板が設置されてた頃、
おいおい、なんだ、今度はふくろう3Dなのかい?なんて^^;
一体どういうコンセプトからこれを映画にするんだろうなんて
勝手に思っていたものだ。観るヒト…いるんだろうか、って。
あ、念のため劇場は空いてました、確かに^^;
ただ私は、大方の好評を聞かなかったことにして2Dを選んで
しまったからかも。だってチケット売り場のおねいさんまでが
「3Dじゃない方で、宜しいんですね!?」なんて念を押す始末。
あ…ハイ、宜しいんです。と小声で答えたが^^;
どうやらアバター以来の仕上がりになっている?と聞いて、
(アバター以外は今のところ3Dの必要性を感じていない私)
あら~やっぱ3Dで観るべきだったかしら?などとチト後悔。
思えばこの作品、Z・スナイダーなんですもんねぇ~。
映像面でここまでやってくれるヒトいない部類の監督だから、
そうか、その意味では3Dでも遜色なかったんだなーと。
物語の方はまぁ、どっかでやったエピソードのもじりを含め、
様々なモデルが存在しそうなキャラがテンコ盛りなのだけど、
でもそういうのがヒットしてきたのだから面白いには面白い!
それにふくろうって、鳥?というより顔のパーツがほとんど
前面に集中しているため、表情が読み取れて、人間に近い。
だから観ていて非常に分かりやすい。
監督ならではの視点は善悪の描き分けもいつも通り容赦なし、
残酷な描写は控えめ…なれど、やるのは全て300仕様である。
だから…こういうのが好きだと一向に飽きない^^;
ふくろうのモサモサっとしたあの毛具合も(2Dですら)気持ちよく
感じられたし、前述の如く、善顔と悪顔の違いも見事だった。
徹底して「画」にこだわる姿勢って、こんなところで評価される。
私的には物語もつまらないとは思わなかったが(市原くん声も)
王道をそのまま王道として描いているところを含め、
(やや残酷さとダーク面ではこちらが勝るが^^;)
なんとなくアバターを観た時と、同じような感覚になった。
…ってことは、3D向きなのね^^;
(これからはふくろう観察にも思い入れが深くなれそうです。)