しんぼるのレビュー・感想・評価
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観るゲーム
この映画に求めるものが「笑い」だとすると、私は「大日本人」よりは笑えました。
ダウンタウンには数々の笑いで愉しませてもらってるし、ダウンタウンが出現した時ほどの衝撃を持ったコメディアンは未だいないと思います。
でも、映画作品に関しては、新しい事をしてるわけでもないですし、私は漫才やコントを映画に盛り込んで、それで映画の天下を取るのは、いくら松本人志でも厳しいと思います。
でも、次回作も観に行きます。
今回の作品は映画というより、松本流実写版ゲーム映像って感じでした。
ガマン、ガマン。
ちょっと我慢が必要。確かに布石なのは分かるが、ひっぱった割には、一発ギャグ。世界は好きだけど、もう少しストレス無く鑑賞したかった。
全体的に映画作品を撮ろうとして力んで見えてしまった。怒涛のモノボケで押し切って欲しかった。ファンなら分かってくれる、ラインをまだ越えていない。
基本的には好き。吉本資本がバックに付いている。まだまだチャンスはあるだろうし、ぜひ、また撮って欲しい。
最低。最悪。
遊びで作ったのか?
見る側をバカにしてないか?
なぜこんな駄作を作らせた?
松本人気で見に来る客が入場してしまえばそれでよいという考えか?
作るのは金持ちの勝手と開き直るのは結構だが、もうこいつの作品は絶対に見ない。
貴重な時間が無駄だった。他の映画を観るんだった。
松本監督の脳内探訪ツアー (〜1800円)
『松本人志のコメディ』を期待すると裏切られる。
『松本人志の脳内観察』を期待すると裏切られない。
映画にストーリーを求める人は裏切られる。
映画は個人の心象風景だという人は裏切られない。
……てとこだろうか?
結局この映画は思い切り金を掛けたプライベートフィルムのようだし、こんな独りよがりな映画で金取んなという意見があるのも至極尤もだ。しかしそれは本作を『駄作』と呼ぶ理由とはなるまい。
展開は鈍重だし、笑えるかどうかも人によりけりだが、クライマックスに代表されるような強烈なイメージも少なく無く、『大日本人』でも見られた、長い時間をかけて描いてきた物語を一瞬で(しかも意図的に)破壊する展開は、おいそれと真似できるもんじゃない。
何より人によってこれだけ賛否や解釈が分かれる映画も珍しいし面白い。その点、ロロ・トマシさんのレビューに賛成だ。
個人的には“しんぼる”を刺激する度に起こる現象の数々は「詰まる所、笑いは原始的衝動の一部に過ぎない」という、芸人らしからぬ超然とした姿勢の表れとも思えるし、逆に人間の本能に深く根付く『笑い』に対する畏敬の念とも採れた。
はてさて次回はどんな奇妙な物を見せてくれるのやら。
松本さんのけじめ
松本さんの今までと今とこれからが明かされる映画。
まず色々な小道具(他人も含め)が周りに散らばっているから、それを利用してより良い場所を目指す。
次に祭り上げられる。だから、支配する決心をする。彼みたいな長髪・髭・白衣装・空中浮遊という分かりやすい[しんぼる]となり、特権としての気紛れで他の全てを支配し始める。
この世の全ては彼の気紛れで決まってしまう。生まれる事も、オバマ大統領誕生も、ロートルレスラーの奇跡(あれは、いがらしみきおに親しんだ者にとっては[SINK]の実写版として嬉しくなった)も…全ては神様の気紛れだ。
前作でヒーローを演じた松本さんは、今回はそれ以上になる。
選ばれし者の気紛れが我々の全てを支配しているという事を見せられたという意味で、そして[SINK]の事も含めて、これはだからホラー映画なのだ。
祭り上げてしまったが故の『反省』を我々はすべきだ。松本さんが最後に見せてくれなかった未来を自分の力で何とかしようとするなら、彼の気紛れに耐えられないなら…まずは悔い改めなければならない。
次回作も期待してます。
松本人志さんの事が好きな人だけ観に行って下さい。
ごっつやガキやすべらない話じゃないんだから。
伝わらない人には一生伝わらない。
万人受けする作品じゃないですが僕はおもしろかったです。
笑いに対する思いを映像化
これは劇場映画としては無理があると思うのでCランクとした。が、部分的には悪くない。観る人全てに受け入れられる敷居の低い作品ではないが、松本人志の笑いへの強い思いを感じる意欲作だ。命がけで挑戦し続けていれば笑いの神は味方する。だから松っちゃんには常に「笑いの神様」がついているのだ。今後も斬新でハイレベルな笑いを生み出し、我々を驚かせてくれるだろう。
松本人志、映画、思想…考察
前作「大日本人」について松っちゃんが「誰も見たことない映画になった」みたいな発言をしてたのを、インタビュー記事かなんかで読んだ記憶があるんですが…自分が「大日本人」を観た時の率直な感想は「既視感に溢れた映画」でした。
別に批判とかじゃなくて、正真正銘、それは松本人志だった訳です。
ダウンタウンのコントに少しでも触れたことのある人なら、松本人志が撮った映画と、ハッキリ認識できたんじゃないでしょうか。
ただ…確かに…それは万人受けする内容じゃなかった。
「俺は全然平気だけど、これ、映画でもやっちゃうんだ」という思いが、鑑賞中(爆笑しながら)に何回も頭を過ぎりました。
そういう意味では「誰も見たことない映画になった」んでしょうねw
そして、今作「しんぼる」です。
これに関して松っちゃんは「ニュートラルな気持ちで観て欲しい」と発言してましたが…その通りだと思いました。
これはですね……松本人志の「枠括り」で観てはダメな映画なんですよ。
爆笑の連続であるのは確かなんです。笑いが止まりませんでした。
だけど、そこから先が存在するんです。笑いのその先――
ツマラナイ。クダラナイ。スバラシイ。オモシロイ…感想のレシピが様々に用意されている。
実はこれって、脅威なんです。
一辺倒を許さない図式。
お茶の間の、お笑い芸人の領域を遥かに凌駕している。
面白くない映画だよな……駄目な映画だよ……意味不明だし…と言う意見なら、ハッキリとレビューで一刀両断してください。
それはきっと正しい意見なんです。間違いない意見です。
でも、僕は思うんです。
映画って、両極端の意見が存在していて、初めて健全であると…
ここで、僕は「しんぼる」の感想を敢えて保留にします。
スコアの「A+」も暫定的に評価したものです。印象も付けません。
どうでしょうか、皆さん?
映画について…真正面から、今一度、考えてみませんか?
こういう作品か
初日舞台あいさつに行ってきました。まっちゃんおかしかった!写真撮られてるとこはかなり笑えた!作品のほうの白いの空間のいろいろ出てきたり、まっちゃんが叫んだりしていろいろ楽しめた。最後はいろいろ考えさせられた。 自分なりに結構楽しめました。
スベッてる話
パジャマ男の行動が,とにかくまどろっこしい。
めっちゃ,もどかしくてイライラ。
ほとんど笑えなかった。
何を言いたいのか最後まで訳が分からない。
オチはちょっときな臭くてイヤ。
神になる為の修業?
主人公は,無垢なる者の象徴?
そうなら松っちゃんミスキャスト。
相方の浜ちゃんの方が合っていたかも。
「マルコヴィッチの穴」みたいな意外性を感じても,
今作の場合は,一人よがりでしかない印象。
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