プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂のレビュー・感想・評価
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イケメン王子達とゴージャスで勝ち気な(?)王女のロマンティック・ロード・ムービー
それ以上でも、それ以下でもない…かと
チャッチい短剣(日本製オモチャよりも安ぽっい?)で、よくぞ、まあ、2時間近くも保たせたもんだなぁ〜、といった肝心…
総じて、評価が高いのは、元のゲームファンからの支持が多いせいだろか?
デート(今時そういった用途目的?で、見る人も少なかろうかと思いますが…)なんかには、不向きな感じで、よっぽど、女子会向き(?)なんではないか?と思えた。
なんてったって、血の繋がらない王子・兄弟達は、皆そろって、イケメンばっかり(?そりゃ皆さん、俳優さんだから、当たり前と言えば、当たり前かッ!?)だから、
男子諸君は、相当自信でもないかぎり、見終わって、ため息でもつかれたら、かなわないし、
女子は、女子で、「自分の彼が一番!?」的な勘違い状態(?)でもないかぎり、彼氏が見劣りしてきてしまいそうで、…
そこへいくと、女子同士(同志?)なら、「韓流もイイけど、コッチもネッ!…」的に、イケメン品評会で、アゲれそう!?
雑魚(ザコ)キャラ(?)達は、当然のごとく(?!)、バッタバタと、ヤラレまくってくれるし、その間を縫う様に、すり抜けていくアクションは、爽快感というよりも、あまりにもなアニメキャラっぽい動きには、笑いを禁じ得ないコト確実(?)…
一部の敵役が、時が経つにつれ、物分かりのイイ味方になってくれる御都合主義は、元がゲームだから(?)、しょうがないんだろうか?
ガチャピン
あまりにも味方がサクサク死ぬので、どーせ生き返るんでしょ?ってわかっちゃう
でもディズニーらしくわかりやすくてワクワクしておもしろかった!
でもプリンスはちょっとガチャピンに似ている…と思う。イケメンだけれども。
もったいない!
ゲームが元となってるのを知らずに観たのですが、話の内容はおもしろい。
ただ、いらない部分というか意味のない部分が多い感じ?
内容が薄っぺらく感じました。
スケールのでかさは、さすがディズニー!と言ったところですが、どーにもこーにも中身が‥‥‥。
俳優勢に文句はありません。
むしろ拍手。☆+゚・
とくにジェイクが素敵♪
きっとこの映画を見た半数はファンになったはず!!!
お姉さんに負けず劣らず、ぐんぐんと実力を伸ばしている俳優さんだと思います。
風景の美しさや衣装の煌びやかさも見応えありですし、悪役大臣の配役も良かったのでこの評価で。
テンション上げたいときなんかに、なにも考えず楽しめるタイプの映画じゃないでしょうか?
キャラクターの魅力がいまいち
『パイレーツ・オブ・カリビアン』再び…というところでブラッカイマー自らあわよくば二匹目のドジョウを狙ったと思われるけど…。
こうしてみると『パイレーツ』のジャック・スパロウは魅力的なキャラクターだったんだなとあらためて思う。ダスタンは別に嫌いではないけど、ごく普通のいい奴って感じで、やや没個性。ジェイク・ギレンホールはいい役者ですけどね。
アクションやスケール感はブラッカイマー印でいまさら不満を立てるところはないが、主役キャラクターの魅力……ここで大きく差が開いた気がする。
あとは個人的にジェマ・アータートンも魅力をあまり感じられず…。存在感薄いしなぁ…。これも『パイレーツ』のキーラ・ナイトレイに軍配。
魅せられました
ワイヤーアクションとかとても嫌いなのですが、
この作品はそれを使わないぎりぎりのとこまで生身でアクション。
飛び越えたり、壁を走ったりと、とても観ていて爽快でした。
スローなど上手に使い、観ていて面白い撮り方で飽きませんでした。
内容は、オチが開始30分後には予想ができました。
そこまでどう持っていくのか気になるという作品でした。
「ん?もしかして違うオチに持っていくのか!?」という疑問は一切感じず、
どちらかというと、「もうそのオチに持っていくしかないな・・・」
と、いう感じでした。
面白かったですが、意外性がなく、尺を無駄に使った感じでした。
良くも悪くもディズニーでありパイレーツ
原作がゲームだったからか2時間に詰め込みすぎた感がありました
アクションあり恋愛模様あり笑いあり裏切りあり、交錯し深いとこまでのめりこむには短いような感じでした
ディズニーお得意の恋愛物語に、パイレーツのプロデューサー手がける雰囲気が存分に盛り込まれた良くも悪くもどこかで見たことあるような作品でした。
単純に楽しめる作品ではあると思います。
文句なしに楽しめます
何も考えずに、楽しい気分になりたいときにオススメです。
テンポもいいので、何か自分で考える必要なし。
アクション・ファンタジー好きな方もぜひ!
そして、映画史に残る変な髪型に認定されてしまった、ギレンホール演じる主人公にも注目です。。。
個人的には、別に変じゃなかった…ように見えたんですけどね?
ただただカッコ良かったです。
個人的に2010年前半期No.1エンタメです
ビビった。
J・ギレンホールがここまで『マッチョでベビーフェイス』な好青年に化けるとは!!
文化系なイメージの強い彼だが、この映画ではまさに正統派ヒーロー。こりゃ一気に人気爆発しそうな気配が……。
始めに言っときます。この映画、テッパン級の面白さです。
反目していた主人公とヒロインが惹かれ合ってゆく展開は王道だがロマンティックだし、兄弟愛や友情を描いた物語としても良く出来ている。
大量のアクションと様々な感情を物語に折り込んでも、それを『盛り込み過ぎ』と感じない……いや、それどころか何度も感情を揺さぶられ、泣かされそうになった。
しかもこんな正統派エンタメ映画にイラク戦争を匂わせる要素を盛り込むとは大胆不敵じゃないか(全米興収がイマイチなのはその辺が理由なのではとも思うが)。あ、勿論そんな事を気にせずとも映画は楽しめるのでご安心を。
肝心のアクションシーンも良い。
派手な爆破シーンなどは無いものの、大掛かり且つアクロバティックなアクションに興奮。
しかも序盤から見せ場を連発させ、それに観客が慣れて中弛みしそうになる所で、今度はトンデモない敵を投入してテコ入れ……流石はブラッカイマー先生。心得てますな。
そのトンデモない敵と言うのが暗殺集団“ハッサンシン”だ。
見た目はまるで『ロード・オブ・ザ・リング』の“黒の騎手”。全員が独自の暗殺能力を持っており、こいつらだけでスピンオフ映画が作れそうなくらいに、濃い。
さて、最近のアクション映画によく見られる手法だが、スピーディなアクションの合間にスローを挟み込む演出が本作でも多用されている。
これはちょっと細かい話になるが、通常のシャッター速度で撮影した映像をスローにした部分と、ハイスピード撮影した映像をスローにした部分とが混在しており、若干気持ち悪い感じを受けた。
マイク・ニューウェルはそもそもアクション専門の監督じゃないので、アクションシーンの編集にまでは頭が回らなかったのかもしれない。
また、これも最近のアクション映画にはよくある事だが、カット割りが細か過ぎて誰が何してるのかよく分からんという大きな欠点もある。
正直言うとこの映画、アクション演出的には拙い部分も多いように思えるのだ。だがそこを設定の妙や感情の盛り上がり、そして物量でものの見事にカバーしている。
要は観て損なし!の秀作と言いたい訳です。スカッとしたい方は是非是非。
<2010/5/29鑑賞>
砂漠の例えようもない美しさ
映画「プリンス オブ ペルシャ 時間の砂」を観た。
監督:マイク ニューウェル
キャスト
プリンス ダスタン:ジェイク ギレンホール
プリンセス タミーナ:ジェマ アーターモン
9世紀 ペルシャ王国。
アクションゲームを映画化したもの。ふんだんにCGを使って チェイス バトル、壁を走って登り 建物から建物へと飛び移り 屋上から飛び降りながら敵を戦う アクションのてんこ盛りだ。大人気のゲームというのが うなずける。こんなゲームならおもしろいはずだ。
アクションの連続でいて 不思議と残酷さを感じさせない。みな きれいな英語を使って映画が上品に仕上がっている。さすが、ハリーポッターを作ったイギリス人監督 マイク ニューウェルだけのことはある。
ストーリーは
古代ペルシャ王国の国王には2人の王子がいたが、ある日 王が街に出た際に 一人の少年が 横暴な衛兵を相手に一歩も譲らない勇気のある姿を見て 連れて帰り養子にする。この少年ダスタンは 国王の3番目の息子として、他の二人王子と一緒に 分け隔てなく仲良く育てられた。人徳のある国王を3人兄弟は 心から敬愛し、王国を盛り立てていった。
3人のプリンスが成長し立派な戦士となったころ、伝説の聖地アラムート王国に 侵攻することになった。プリンス ダスタンの戦略が功を奏して アラムートの堅固な城壁を破る事が出来、アラムート王国を征服することができた。戦いの最中、ダスタンは 敵から美しい短剣を奪取する。
しかし、アラムート王家が降伏し、勝者ペルシャ王国の戦士達が祝宴を上げている最中に、こともあろうに、ペルシャ王国の国王が 毒殺される。その場にいたプリンス ダスタンに、嫌疑がかかり、ダスタンは追われる身となる。必死に追手から逃げるダスタンに、人質になっていたアラムート王国のプリンセス タミーナが後を追って逃げる。そして、ダスタンとタミーナの逃避行が 始まる。
ダスタンには何故 タミーナが追ってきたのか わからない。タミーナは ダスタンが奪った短剣を取り戻そうとしていたのだった。アラムート王国の国宝だったこの ガラスの柄の短剣は、時を繰る力が秘められている。この短剣をかざすと 時を巻き戻し過去に戻って 時をやり直すことが出来るのだった。
ダスタンは ペルシャ王国にもどって 敬愛していた父親を殺した真犯人を見つけ出し 自身の無実を証明しなければならない。そして、ペルシャ王国がアラムートを侵攻した歴史を過去にもどして もう一度やり直して あやまちを正さなければならないのだった。
というお話。
美少年俳優としてテイーンのアイドルだった ジェイク ギレンホールが 初めてアクションヒーローに抜擢されたことで、話題になっている。
ジェイク、29歳 アメリカ人。彼はこの映画に主演する為に 3ヶ月余り 英語の発音訓練を受けて キングイングリッシュを、話せるようにしたという。この映画では、サーの称号をもっている英国俳優 べン キングスレーが重要な役どころを演じているが ジェイクも同じようにきれいな英語を話している。
聞き比べれば英国英語とアメリカ英語は 聞き分けられるが、この映画では全員がきれいな英語を使っている という映画評を読んで 初めて ああ、そうだったんだ、と思い当たった。言われるまで気が付かなかったのだ。それでやっと、1分ごとに、名詞に ブラデイーや、F、、KINGをつけて話す癖ができている 汚いアメリカ英語の映画とちがって 映画が上品に仕上がっている訳がわかった。
ジェイクは 撮影に入る前、半年かかって 筋力集中トレーニングを受け、体重を5,5キロ増やしたそうだ。何千回もの 剣の立ち合いのトレーニングも積んだという。そんなトレーニングを積み重ねた結果 美少年俳優を脱却して、アクションヒーローに変身したわけだ。役者も楽じゃない。
ジェイクは 「ドニー ダーコ」では、うつ病の青年を演じ、「ゾーデイアック」では 殺人犯を追い詰める まじめ一方の新聞記者、そして、ヒース レジャーと共演した「ブロークバック マウンテン」では、ゲイの青年を演じて アカデミー助演男優賞のノミネートされた。目が大きくて どちらかというと、憂い顔のほうが 笑顔より似合っている。まじめでいつも真剣、唇かみしめていて、 今回の映画でも プリンセス タミーナとの逃避行で、二人して命の危険に身をさらしながら タミーナを、およそ、女として扱っていない。え、君、女の子だったの?と、最後の最後に、気が付くみたいなところが ジェイクらしくておかしい。
アクションでは、スタントマンを使っていないそうだ。何ヶ月もの訓練のおかげで 彼のアクションやチェイス バトルもなかなか 良くて 楽しいアクション映画だった。
アラニス モリセットが主題歌を歌っている。
それよりも、何と言っても ペルシャ王国の映像が美しい。風に砂が舞い、砂に模様を描き、音も無く そのすがた形を変える。砂漠の上から日が昇り、砂漠の上で日が沈む。砂漠の例えようも無い美しさ。
それにあわせた音楽が良い。「アラビアのロレンス」の世界だ。砂漠のシーンでは、映像も音楽も この監督は デヴィッド リーンのアラビアのロレンスを思い描いていたに違いない。
アメリカから来た新聞記者の、「どうしてあなたは砂漠にいるんですか」という問いに、ロレンスは「砂漠は清潔だから」と ひとこと答える。そんなシーンがよみがえってくる。ロレンスにとって、軍事戦略や 戦争や軍人としての英雄行為や、外交と言う名の利権 取引、そういった俗世間にはまったく興味はなく、ただただ、彼は砂漠を愛していたのだ。
伝説の時を繰る短剣。
ロレンスには、過去に戻って やり直したいことが沢山あっただろう。時を巻き戻すことのできる伝説の短剣があったなら、ロレンスは あんなにも早く 若くして死に急ぐことは無かったかもしれない。
今まで見た映画の中でTOP5に入るほど良かったです!
ジェーリーブラッカイマー監督の映画は、今までどれもいい印象だったので、久しぶり映画館に見に行きました。
期待通りの作品でした。
展開が速く、あっという間に終わってしまったという感じでした。
最後のオチはなんとなく想像は出来たけど、それ以上にそうなってくれて良かったし、痛快だった。
おすすめの1作です。
ディズニー×ジェリー・ブラッカイマー
ジェリー・ブラッカイマー好きなら観てほしい!
ストーリーは単純明快!というより、わかりやすい。
演出もブラッカイマーらしいし、観ていて面白い!
スタントマンをほとんど使っていないという戦闘シーンもオススメです★
主人公ダスタン役のジェイクがとってもカッコよかった!
短い髪のイメージしかなかったんだけど、長い髪も似合う~★
内省的なブラッカイマー映画
「トップガン」「パールハーバー」「ブラックホークダウン」等、いつもはアメリカ万歳の愛国者映画を作るブラッカイマーだが、今回は違った。明らかに米政府のイラクへの侵略を反省していることが見てとれる。これは、共和党からオバマの民主党政権に変わったからなのか、それとも監督が英国人のマイク・ニューウェルだったからなのか分からないが、とにかく変わった。果たしてこれは何を意味するのだろうか? 今後のブラッカイマー映画に注目したい。
知らないうちに 泣いていしまう
JAKE GYLLENHAAL大好き!まずはそこから観に行った。が!素晴らしい!!JAKE本人がパルクールを習得し、ほとんどのシーンを自らこなしたその努力や身のこなしのとても綺麗なこと、それに加え、両親も家もなく過酷な少年時代を過ごしたダスタンが、王に認められ、「HOME」をつくり「LOVE」「RESPECT」「FAMILY」を 与えてもらい、その素晴らしさを知っているからこそ、なによりも大切にするその心に 知らず知らず、感涙。JAKEならではの おちゃめな部分や笑顔に ダスタン王子 とてもはまっていると思った。今までの彼のイメージとは随分違うけれど、JAKEだからこそ、この王子が生き生きとスクリーンを縦横無尽に動きまわり、そして、心のひだをも見せて、魅せてくれることができたのだろう。
何度も大画面で観ます!!
ギレンホールとアータートン。
これ原作がゲームだったのね^^;
だからあんなに屋根から屋根へ、壁を蹴り飛んで回って、
まぁ~動きの速いこと!ヤマカシか?と思ったくらい。
(ギレンホール、自分でスタントもこなしたらしい)
テンポの速さは物語にも通じ、どんどん話が進むので
確かに観ていて飽きない。黒幕が顔ですぐ分かるのと?
砂の使われ方がどうもすんなり理解できなかったのが
私的に残念だったが、どこかの国のあの問題をまた(爆)
蒸し返したような冒頭の展開にはつい失笑してしまった。
全身肉体改造したんですか?みたいなJ・ギレンホール。
自分がよく行く名画座みたいな名前の(いつもそう思う)
どちらかというと演技派だった彼が、え、アクション!?
と初めビックリしたものの、なかなか似合っていた。
お相手のG・アータートン(この名前もおもしろい^^;)は
絶世の美女とは思えないけれど、声が艶っぽく魅力的。
衣装もよく似合っていて、王女のオーラはないものの^^;
ギレンホールとのコンビぶりはなかなか面白かった。
自分を養子にしてくれた国王殺害の濡れ衣を着せられた
第3王子ダスタンは、征服国のタミーナ王女に助けられ、
逃亡の旅に出る。王女の狙いは彼が持つ短剣。時間の砂
が入ったその短剣の強大な力を邪悪なものから守るのが
王女の使命だった。そんなこととは知らないダスタンは、
一度その砂を使い切り時間を捲き戻す経験をするのだが、
これで自分の無実を証明することが出来るのではないか
と思いつき、叔父のニザムを呼び出し相談するのだが。。
B・キングズレー、さすが顔に貫録がありすぎて^^;
どういう役回りなのかが一目瞭然(爆)
国王も2人の王子も、共に善人顔してますからねぇ~。
ダスタンがどう悪人と闘い、無実を証明するかまでの
冒険活劇となるので、けっこうドキドキハラハラするが
お約束通りの展開を見せるため、安心して観ていられる。
国家平和と家内安全がなによりと観せるのがさすがv
(しかし悪人の心情を掘り下げないところも相変らず^^;)
王子のアクション、凄かったです
ダスタン王子のアクション、凄かったです。
逃げ回るシーンは、ゲームを彷彿とさせてワクワクでした、飛び降りるポーズとか。
清々しい気持ちで元気に映画館を後に出来る映画でした。
兄弟の絆も心に残りました。
表情で相手への感情の変化が感じられました。凄い俳優ぞろいということですね。
3人の王子のそれぞれの誠実さから、ほとんど登場しない父王の偉大さが透けて見えるようです。残念ながら強力な邪悪さは、人の誠実さにつけ込んでくるのかもしれません。
ジェイク・ギレンホールは思いがけず、ペルシャの王子がはまってました。
彼の豊かな表現力で、最後の方、予想通りと思いつつ、ちょっと泣きそうでした。
そういえばゲームは下手でクリアできなかったんです。ちょっとエンディング見れた気分もあるのかな、楽しかったです。
冒険活劇の王道、ここにあり
拙ブログより抜粋で。
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世界観的にはよくある古代ファンタジーものだが、“時間の砂”が本領を発揮するクライマックス以外は魔法が飛び交うような神秘性はあまり感じられなくて、奔放な王子と高飛車な王女の滑稽な掛け合いと華麗なアクションを楽しむ冒険エンターテイメントという趣。
VFXの成熟によってこの手のファンタジーもの、古代・中世ものが次々作られるようになったが、実写映画は身体を張ってなんぼなんだという意気込みを感じる力作だ。
冒頭の少年ダスタンの追跡劇を手始めに、すぐさまアラムート侵攻での攻防と、手に汗握るアクションで序盤から大いに盛り上がる。
もちろん派手なアクションもVFXあっての賜物ではあるのだが、役者の演技の延長上で、それを補うのが視覚効果=ヴィジュアル・エフェクトという、本来こうあるべき演出のさじ加減が素晴らしい。
VFXを駆使した美術はあくまで世界観を裏打ちする背景、カメラはきっちり演者を追う。
モロッコ・ロケにこだわった景観の美しさがあってこそCGによるお城の美しさも引き立つし、中盤に登場するダチョウ・レースにいたってはCGとかまったく関係なく、“生”の可笑しみで笑わせてくれる。
スクリーンに表立って出てくることはないけれど、スタッフ&キャストの苦労が忍ばれるシーンてのは、個人的にも大好きだ。
(中略)
あえて難を言えば、鍵を握る“時間の砂”が予想通りのご都合主義な小道具にしかなっていない、ファンタジー映画としてのもの足りなさ。
時間をいじること自体、ご都合主義と紙一重なので、ここでもう一ひねり予想を覆す大仕掛けを用意してくれなければ傑作にはなりえない。
思い返してみれば、時間を操るSF映画やファンタジー映画の傑作は、必ずその点での工夫があるんだよね。
ドラマに深みを求めるような内容ではないし、ちょっと駆け足ぎみの後半の展開も気になったけれど、スクリーンで観てこそのアクションは見応えがあり、いい意味で無難にまとめられた手堅い冒険ファンタジー映画。
単刀直入なタイトル「プリンス・オブ・ペルシャ」=“ペルシャ王国の王子”同様、「冒険活劇の王道、ここにあり」といった感じで、映画館で映画を観ることの愉しさを覚えた頃のワクワク感を思い起こさせてくれる良作でした。
「アノ世界観」を味わえること間違いなし
原作はゲームソフト(本当の意味での原作は別にありそうだけど)という異色のディズニー映画。役者や音楽、景観の至るところまでゲームのイメージをしっかりと現しています。ああいった世界観が好きな人orゲームを楽しんできた人には間違いなくお勧めです。※レビュワーは前者、後者ともに当てはまります。
見るかどうか悩んでいる人は「イケメン王子様が世界を救うためにペルシャの街と大地を駆け巡る冒険ファンタジー」この単語の羅列でわくわくするのなら、きっと見て損はしないでしょう。
あ~、おもしろかった!!
市場で見かけた身分の低い少年を、自分の息子にして、兄二人と分け隔てなく育てる王。
また、兄二人も、貧しかった少年を、見下すこともなく本当の弟同様、可愛がる。
末弟も、屈託なく王と兄を慕う。
まず、気に入ったところは、この王と兄達の器量の深さ、大きさ。
血の繋がらない貧しい少年を父がお気に入りだったりしたら、憎しみ、妬み、裏切りなんて、当たり前だったけれど。
王座争い、魔法グッズ、悪の組織など、ありきたりのストーリーなんだけど、
そこは、ジェリー・ブラッカイマーなんだろうな。
やられた。
私のツボにはまった。
おもしろかった。
痛快だった。
ちょっと、ハラハラした。
笑った。
アクションシーンは、見応え有り。
鍛え上げられた体に、ジャッキー・チェンやジェット・リーもどきのアクション。
ワイヤーアクションもあり。
日本の忍者、ハムナプトラ、インディ・ジョーンズ。
いろいろ思い出すシーンもあるけれど、それでもおもしろかった。
「ブロークバックマウンテン」「ゾディアック」「ジャーヘッド」など、ジェイクには、強さやワイルド、闘うなんてイメージがなかったので、大丈夫かな~とちょっと心配していた。
けれど、見ているうちに、ジェイクで納得。
当初、オーランド・ブルームかと話題になったけれど、それじゃ「パイレーツ~」になっちゃうものね。
時を遡る砂、どこまで遡るのかも一つの楽しみ。
砂漠のシーン、見応え有り。
美しい都市の壮大さは、お見事。
衣装や音楽も良かった。
新たなヒーロー誕生!!最高の冒険ファンタジー
原作はゲームファンの間では映像の美しさで人気の作品。
ジェイクのダスタンはゲームの中のキャラにそっくりですよね~
他の作品では最近短髪が多い彼ですが 長髪も似合ってますよね~(萌)
『遠い空の向こうに』の純情な彼も好きですが 『デイ・アフター・トゥモロー』の彼も好き・・・そして 今度はプリンス!!! たまらないです~(笑)
ストーリーは誰にも分かりやすくて ディズニー作品らしいエンターテイメントです。
ダスタンの軽やかな身のこなしに見いってしまうアクションがとっても楽しいですよ!
そして 美しい王女とのロマンス。。。王家の存続をかけた兄弟の絆にほろりと泣けてしまいました。
冒険ファンタジーがお好みの方なら ジェイクファンでなくてもきっと楽しめると思いますよ~
個人的には 是非劇場で楽しんでいただきたい作品です。
何も考えず♪
絶えず繰り広げられる迫力のアクションシーンに圧倒され、互いに想う心に感動しました。
ダスタン役のジェイクがとても魅力的で、物語に引き込まれました。
深く考えなければ、間違いなく楽しめると思います。
全49件中、21~40件目を表示