「貴方の独楽は回っているのか」インセプション マ王さんの映画レビュー(感想・評価)
貴方の独楽は回っているのか
先日の話だが『国宝』の鑑賞に付き合ってくれた方に本作を勧めてみたら、案外直ぐに感想が返ってきました😐
曰く「あの独楽は回っている」と😶
クリストファー・ノーラン監督の難解ムービーの一つ『インセプション』のラスト、その答えをマ王は待ってました✨
夢の世界に入りその深層部まで潜って相手の秘密を奪ったり情報を植え付けたりするSF映画だが、独創的かつ圧倒的な映像美に惹かれて観に行くとまんまと迷路に突入してしまう、そんな映画である🫡
そもそも公開した時点でクリストファー・ノーラン監督が「こんな映画を作るのが好きなヤツとは思ってなかった」という方々は文句垂れ流しだったと思うけど、こんな映画を撮るのが好きなんですよ、彼は(映画『メメント』で片鱗が見えてた)
問題のラストシーンだが、主人公のコブが夢の中から現実世界へ戻ってこれたか否かなのよ😅
んで久し振りに再鑑賞したマ王の答えは最初に観た時と逆の答えを出した😬
独楽は最後に止まる、と👍
本編のラストは「もしかしたら、まだ夢の中から出れてないんじゃ?」と思わせる展開になっているの💦
でも映像ではエンドクレジットに入る瞬間、独楽が微かに揺らぐのよ😳
夢の中だと独楽は回り続ける、揺らぐ事など無く······
故にマ王は今回の鑑賞で無事に現実世界に帰還してのハッピーエンドと解釈しました✨
でも初観の時の印象は「独楽は止まらない」だったのさ😫
まだ夢の中(の中?の中の中?)がマ王の用意した回答でした🌀
寝てる時に見る夢って「コレは夢だ」という自覚が持てない(自覚出来る人もいるとか)
自らの脳内で生み出される幻想は本人すら欺く特性を秘めている。
今、この進行形の自分は果たして現実の自分なのか?
よくある小説のテーマにも使われる話なんだが、マ王は一つだけ思う事がある。
「コレってマ王が死ぬ間際に見る走馬灯なんじゃないの?」
実は自分が生きている証明なんて不可能なんよね。
日々の生活の楽しみや苦しみの中を過ごしている、なんて考えてるくらいじゃ証明にはならない。
人間は始まりを知らないし終わりを伝えられない。
産まれた時の記憶は無いし(稀にいるとか)死に際のレポートも出来ない(コントじゃあるまいし)
人間はある日突然自覚を持ち、ある日突然自覚を失う運命にあるのだとマ王は考えてる。
ならば自覚が生まれた時そして今この瞬間を自覚しているならば、それは最期の時の走馬灯なのかもしれない。
なんて絵空事を否定する根拠すらないのよ。
夢の世界を知ってしまった我々は逆に現実を肯定出来なくなってしまった事に気付かなくてはならない。
だなんて映画『マトリックス』じゃあるまいしだけど、実際はガチで解らないのが真実ではないかい?
そんな世界観が本作のテーマなんだとマ王は感じましたし信じています😁
クリストファー・ノーラン監督の作品は死んでも観たい、というフリークな方は何度でも観れますが、難解な映画は苦手と諦めてる方は回れ右です↪️
逆に不眠症気味の方なんかは鑑賞した方がよろしいかと🌀
夢を見ながら眠りたい欲望が生まれるかもよん😂
結局、付き合ってくれた方とはLINEにおいて侃々諤々の論争へと発展するのだが、それはまた別の話🤣
映画館での鑑賞オススメ時★★★★☆
夢の中の再現度★★★★☆
んでココは現実なの?夢なの?度🤔🤔🤔🤔🤔