「心地良い緊張感の絶え間ない楽しさ」インセプション 月子さんの映画レビュー(感想・評価)
心地良い緊張感の絶え間ない楽しさ
オリジナル脚本としてノーラン監督が生み出した空間・時間・深層心理などを頭の中で分解構築し、脚本に落とし込んだものを映画としてビジュアル化した今作は非常に楽しかった。
渡辺謙さんも思った以上に重要な役回りで、超難関ミッションに立ち向かう者同士の利害の一致、そんな中でもチームにハプニングが起きても裏切りや暴走をせずプロフェッショナルに遂行しようとする様に感嘆した。
特にアーサーが1つ前の夢で車諸とも海に落下する衝撃をいなすため、一人賢明に計算し冷静に動きつつ敵を排除する姿が格好良かった(ほぼ重力がない状態で)
VFXや劇伴もエンタメ性豊かでした。
アカデミー常連になった視覚効果のポール・フランクリンや音楽を手がけたハンス・ジマーがノーラン監督の期待に応えた結果、誰にも作れないインセプションの世界が更にレベルUPしたのだろうと思う。
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