「超常空間でのアクションが目玉」インセプション Omiさんの映画レビュー(感想・評価)
超常空間でのアクションが目玉
最近観たTENETと何か似ているなと思ったら、同じ監督さんの作品なんですね。
超常空間での激しく、そして巧妙なアクションシーンが見せ所である点が共通していると思いました。
この作品の超常空間とは、
現実→夢→夢の中の夢→夢の中の夢の中の夢、と
多層構造になっている空間に主人公達チームが乗り込んでいき、
それぞれの層で同時に攻略がなされていくという点です。
順番にではなく、パラレルワールドのように場面が随時切り替わっていきます。
夢の空間の中には敵となる武装勢力がいて、銃撃戦や、時には重力の法則が歪んだ場での格闘戦があります。
ストーリーは細部までは練られていないSFのようなものだったので、
物語や、全ての設定に繋がりや意味や根拠を求めていると破綻してしまいますが、
見どころは飽くまでアクションシーンであると割り切れば気軽に楽しめるのではないかと思いました。
今日、徐々に広まってきたバーチャル空間やメタバース等の仮想現実で生活を続けることで、
どちらがリアルなのか区別がつかなくなってしまう事への警鐘も鳴らしています。
少し前の映画ですが、今になって観ることも大いに意味があると思います。
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