「60点」インセプション まぁと@名作探検家さんの映画レビュー(感想・評価)
60点
映画評価:60点
何度か寝落ちして、
何度も見返して、
何日もかけて、
ようやく見終わりました。
寝落ちしたのは、
決して詰まらなかったからではなく、
いきなり専門的な話しばかりだったので、
理解する前にどんどん進んでいく
そして、銃撃戦。
内容理解してないのに、
アクションを見させられると
銃撃音が子守唄になって寝落ちしちゃうんですよね………。
そうして、ようやく見終わりました。
とても興味深い内容でした。
夢の中の、夢の中の、夢の中の、夢の中。
段々深く潜るにつれ、
壊れやすく、バレやすくなっていく。
その深層心理に呼びかける事で、
ターゲットに新しい意識を芽生えさせる。
わかりやすく言えば、
そういうストーリーでした。
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ここからはネタバレとか含めて
私なりの考察を書きます。
読みたい方だけ読んで下さい。
ラストのトークンが回っていたシーン。
これは間違いなく夢の中を意図しています。
そのワンシーンを残したのは、
監督なりの意味があったんだと思います。
私がこの作品に
あのラストシーンを残すなら、
こういった背景を用意します。
コブは意識不明(もしくは植物状態)
この状態を救う(回復させる)べく、
モルを中心に仲間たちが送り込まれる。
ただ夢の中は浅ければ浅いほど、
夢の中だとは気が付き辛く、壊れにくい。
そのため、あの手この手でコブを救おうとするも
いつも救いきれなかった。
それはコブ自身に呪縛(インセプション)がなされているから。
"ここで死んだら二度と目を覚ます事がない"
コブはその認識に逆らえない。
そう認識してしまっているから。
だからモルが飛び降りるシーン。
とても疑問でした。
「一緒に来て、私を信じて一緒に飛んで」
こんなセリフを現実のモルが言うでしょうか?
この世界から解き放ちたいモルの虚言ではないでしょうか?
コブは一度虚無に落ちている。
これが今も続いているのだとしたら?
可能性は無限大あります。
正解は作者しか知りません。
こういう考察楽しいですよね。
【2024.8.7観賞】