「矛盾点の楽しみ」インセプション h@yatoさんの映画レビュー(感想・評価)
矛盾点の楽しみ
『3階層の夢を行ったり来たりする複雑な映画。』
私はこの映画を観る前に、そう聞いていましたが想像
していたよりも内容は難しくなく、ただ単純にスリル
ある作品として楽しめました。
とは言っても、このインセプションを観終わった感覚は
不思議なもので『時間軸移動、時間、空間』の矛盾点が
まさに夢の設定だからこそ可能な演出だと思います。
これは他の映画で感じたことない感覚です。
ストーリーの話を少しすると、序盤にディカプリオの過去が
チラホラ出てきますが、正直言うと夢の操作や侵入などの
システム説明を主とするべきで、この過去はストーリー上の
後付けか?伏線に必要なのか?と不満を感じていましたが
そんなことはなかったです。終盤に必要な核でしたね。
また、インセプションを観た数日後に私自身も睡眠時に
夢を見たのですが、この時にもあらためて作品の凄さを
感じました。
というのも、現実時間と夢時間の体感する感覚が映画と
似ているんですよ!
その点、根拠ある作品かなと…
最後になりますが、劇中のカギを握る『コマの原理』を
最低限理解していれば楽しめるのではないでしょうか?
夢の表現は素晴らしいです。一見の価値あり!
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