「絆と約束の映画」インセプション BLAZEさんの映画レビュー(感想・評価)
絆と約束の映画
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テレビや雑誌の映画紹介などでは、撮影手法や斬新な映像について注目される本作だが、意外にも本筋は人間ドラマで、時代劇等昭和の映画を好んで見る自分にも十分楽しめた。作品全体にスピード感があり、ともすればおいてけぼりになってしまう可能性もあるが、人物一人一人の目的や考え方に注意してみれば、場面毎の理解も苦ではない。
何より嬉しかったのは、渡辺謙さんが確かな存在感で物語の中心にどっしりと居たこと。謙さん抜きではこの映画はありえません。
最先端の技術と手の込んだ撮影方法で紡ぎだされる夫と妻、親と子、友情、敵と味方・・・色々な形の絆を堪能して欲しい。
最後の機内のシーンでは涙が出そうになり、観終わった後、何とも言えない奇妙な清々しさが文字通り頭に植えつけられた。
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