「インセプション 真実の現実の世界って?」インセプション アリサさんの映画レビュー(感想・評価)
インセプション 真実の現実の世界って?
スケールが大きく、見ごたえのある、満足度、充実度も大でした。2時間40分もあるのに、一部の隙も見せずにひきつけられるほど、奇想天外に溢れ、アクションもあり、ハラハラドキドキの、現実と夢の世界との間、時間と空間の中を行き来して、私自身もすっかり連れて行かれて見入りました。時々、思わず何度も自分自身で手に力を入れているのに気付きました。でも、最後に、愛する子供たちに会えたところでほっとしました。やっと主人公も現実の世界で幸せな、これからは平和な毎日を送ることができるのだととても安堵しました。
あっ、でも、一つだけ!!
テーマソングでしょうか?爆破の合図に使われるあの音楽は大変不釣り合いに思えました。あれはEdith Piafの« Non Je ne regrette rien »で、「何も悔いはないわ」という歌ですから、インセプションの内容に合わないように思います。あの場面ではもっと軽快な、あるいは危機感に迫るアップテンポの曲の方が良かったと思います。最後にも流れましたが、あれでは内容の凄さが薄れてしまうように思えて、残念です。
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